「いただきますうまい!」
「も、もう食ってる…」
「では。私たちも、気を取り乱して。」
「取り乱すの?」
「(無言の手合わせ)」
「「「「【いただきます。】」」」」
そうして、がぶりと、おのおの歯を突き立てた。
そして、おのおの反応の大きさは違えど、その目をぱちくりと丸くした。
「あ、オイシイ。」
【んむぐ】
「…むぐむぐ」
「あ、ごめんなさい七味お願いします。」
「どうぞ。」
彼女の懐から七味が2瓶くらい取り出されたのはさておき、なるほど、確かにうまい。
頭がぼんやりするせいでうまくわからないが、とにかくつけ汁がうまい。豚肉の味が、焼きネギの香ばしさとさっぱりさと絡んで、濃い醤油や、おそらく基本的なカツオ+昆布だしだろうか、とよくあっている。
太すぎるうどんによく絡むだろう。味の濃さではなく、しっかりさである。
そのまま飲めそう。しょっぱいだろうか。でもいけそう。
しかし、武蔵野うどんの最たる特徴は何といってもその麺のコシである。
太く、小麦の味が濃く、何よりコシが段違い。
香川、伊勢のそれとは全く違う。
めちゃくちゃにとにかく顎をよく使う麺は、それだけでほかの全てをかすませるだけの威力がある。
結局のところ、つけ汁の味や見た目がとてつもなく濃いのも、それが理由なのだろう。
因みに自分のつけ汁にはこっそりカモを乗っけているので鴨出汁もキいている。
うまい。
うまいうまい。
もぐもぐもぐ。
「■、■■■がすごくがっついてる…」
「食べ方が汚い」
「大丈夫ですか?」
しまった。
美味しすぎてがっつきすぎてしまった。
だが俺の箸はもうとどまるところを知らず。
鴨がうまいぜ。もぐもぐ。
めんもうまいぜ。ずるずる。
横でアイツが【こいつ自分のにだけ鴨乗っけてやがる…】って顔してますけどそんなん知らん知らん。
飯がうまい、うまいうまい。それだけが確か。
そしてそれさえ確かなら世界は全てうまくいくのである。
まあそれはそれとして。
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向き
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美味しいもの食べてほこほこしているところが見たいという小説 うどん編
初公開日: 2023年08月23日
最終更新日: 2024年01月07日
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コメント
余りにも珍しい、あまりにも健全かつあまりにもノーマルな小説です。
武蔵野うどん編。
かわいい女の子とかわいい男の子とカワイイ成人男性と通りすがりの成人女性の欲張りセットです。食え。
お前を■■してる。
どこにでもある、二次創作。
ロマネスカ
エッチじゃない話
本当なんです信じてください。
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