それが本当であるかどうかを確かめるすべはない。だけど僕は、光に誘われる蛾のように、あるいはネジを巻くたびに同じ動きを繰り返すおもちゃのように、誘われるように、導かれるように、あの異様な形をした塔を目指す。
それしか、今の僕にできることはない。
それしか、今の僕にすがるものはない。
神経塔の中では、「異形」と呼ばれる怪物との文字通り命をかけた戦いが待っている。実際、僕はそこで殺されているのだ。
にも関わらず、僕はここに立っている。おそらくは、前と同じように。
一度殺されたはずの僕が、なぜ再びこうして「神経塔」を目指しているのか、わからない。僕はただ、この欠落を埋めるために、この塔へと向かうしかない。
塔の中に入る。以前の自分がそこでどんな武器を手にして、どんな異形と戦っていたのかという記憶はおぼろげなまま。ただ、[[rb:前回 > ・・]]の自分の死に様だけが鮮明だ。
床の上に無造作に転がっている剣やコートを拾い、身に着ける。牙をむき出しにして寄ってくる魚のような異形を斬り伏せながら、僕は次の[[rb:階層 > フロア]]に通じている[[rb:光の柱 > ポータル]]へと飛び込んだ。
次の[[rb:階層 > フロア]]に転送され、また異形を殺しながら次の[[rb:光の柱 > ポータル]]を探す。