今を去ること3年前、2023年9月16日。
兵庫県は尼崎、塚口サンサン劇場にて「ヴァチカンのエクソシスト」ラテン語縛り応援上映が開催されました。
https://dollplayer.muragon.com/entry/6352.html
dollplayer.muragon.com
この頭がおかしい前代未聞のレギュレーションの応援上映はyahooニュースに取り上げられ、最終的に本作のプロデューサーであるジェフ・カッツ氏にまで届く事態に発展。
わたくし人形使いはそのときのレポ日記に記しました。「これはもう8割がた決まったようなもんですね、来日。戸村支配人vsジェフ・カッツ氏の電流爆破デスマッチの可能性すら浮上したと言っていい」と。
願えば叶う。願いは叶う。
「ヴァチカンのエクソシスト」応援上映に、ジェフ・カッツプロデューサー参戦!!
塚口サンサン劇場には岩浪美和音響監督をはじめ数々の著名人の皆さんが訪れてきましたが、海外からのゲストの来訪はわたくし人形使いが知る限り今回がはじめて。
さらには戸村支配人とのトークショーという名の電流爆破デスマッチも用意されているということで、もう完全に無事には帰れないことが確定しております。
というわけで今回は、前回のラテン語縛りのときに持っていってなかなか好評だったラテン語カンペを配布する不審人物となっていました。
劇場のやることがやることなのでこのくらいのお茶目はかわいいものです。
そして今回も、悪魔祓いのために集まったブラザー&シスターの皆さんからさまざまなお土産を頂きました。
前回もあったカンペ交換に、参加者全員分作ったというメダイ、そして紙製のリストバンドと今回も個性豊かで若干やりすぎなお土産を頂きました。コスプレも充実してたので、そのへんはこれからXにアップされるであろう関西キネマ倶楽部さんの写真でお楽しみください。
そして上映時間10分前になったところで……
「ヴァチカンのエクソシスト」プロデューサー、ジェフ・カッツ氏登場だーーーーッ!!
まさに歴史的瞬間ですよ。
これまで塚口サンサン劇場には、岩浪美和音響監督をはじめ数々の著名人が訪れてきました。しかし、海外からのゲストが来たのはわたくし人形使いが知る限り今回が初めて。
サンサン劇場のトークイベントにて目の前に著名人が実際にいるという経験をしてきましたが、今回はなんかもう現実感がない。いきなり目が覚めて赤いヘルメットを被ったおっさんが出てきて「ドッキリでした」とか言われても納得してしまいそう。
しかも今回はこれから我らが戸村支配人との肉がひしゃげ血が飛び散るほどトークイベントという名のデスマッチが控えています。ハリウッド映画のプロデユーサー相手に、戸村支配人はどのように立ち向かうのか!
恒例の上映前スクリーンはこんな感じ。
応援上映の注意事項のほか、前回のラテン語縛りのときに大好評だったラテン語講座も表示されており信仰の高まりを感じ……
What???
完全に映画とは無関係なロゴがスクリーンに表示されてますが何事ですか? ここは本当に映画館ですか? 春は死にますか 秋は死にますか
あまりのショックでさだまさしになってしまいましたが、困惑している暇もなく場内から巻き起こるカッツコール!
カッツ! カッツ! カッツ! カッツ!
「ヴァチカンのエクソシスト」プロデューサー、ジェフ・カッツ氏登場だーーーーッ!!(2回目)
まさに歴史的瞬間、この瞬間に立ち会えたことを塚口サンサン劇場書記官(自称)としてここに真実の記録として記します。
ジェフ・カッツ氏とシネマイスター☆トムのあまりにもレアなツーショット。歴史的瞬間が多すぎます。
そして始まりました王者ジェフ・カッツvs挑戦者戸村文彦30分1本勝負!
世界には主要6800種類の言語があるといいます。そして今回のトークバトルは、通訳の方を通して英語と日本語で行われていました。
しかし、両者のトークに熱が入っていくに従ってなんかもう英語とか日本語とか関係なく余人には理解できないプロレスネタで会話が進行しており、言語の壁が三沢のエルボーで粉砕されるが如き感動がありました。「肉体言語」って言うしなあ……。
戸村支配人いわく、カッツ氏とはXのDMでしかやりとりしてないとのことでしたが、両者はもう完全にただの酔っ払い十年来の親友が如き通じ合いって感じでした。
そしてカッツ氏にさまざまな質問がありましたが、氏の口から
・実はかつてWCW勤務してた
・アモルト新神父がドアを蹴破るシーンは蝶野のヤクザキックが元ネタ
・来年に続編公開予定
・監督だけでなく脚本もカッツ氏
・続編には日本人の悪魔祓い師が登場する
といったBLAME!なら即座にセーフガードがダウンロードされるレベルの機密情報がポンポン飛び出すルール無用の残虐ファイトが展開されていました。これ書いて大丈夫なの? もし明日以降このブログの更新が止まったら、わたくし人形使いは歴史の闇に消え去ったと思ってください……。
そして戸村支配人、トークバトルにてちゃっかり続編登場の約束を取り付けるという暴挙に及びます。戸村支配人ハリウッドデビューの報はたちまち千里を駆け抜けていったという……。
さらにはトークの終わりには逆水平チョップの応酬からのコブラツイストというおよそトークショーで繰り出されるバトルとは思えない乱闘が繰り広げられており、なんかもう「ああ……塚口だなあ……」としか思えません。ここ本当に映画館?(いつもの)
あっというまに30分のトークバトルは終了。こんな濃密な30分なかなか体験できるものではありません。というか映画プロデューサーと劇場支配人の乱闘で終わるトークショーってなんだよ。
トークバトル終了後、戸村支配人がイスを片付けてる最中に劇場の照明が落ちてしまったところ、劇場内からのサイリウムの光で誘導が行われたんですが、場が場だけになんか妙に神秘的な光景でしたね。
といった感じで上映前から日本の最高気温を更新してしまいそうな熱気をぶちまけたトークバトルは終了。すでにやりきった感がありますがこれから本編なんですよね。マジで? みんなカロリー残ってる?
というわけで興奮冷めやらないどころか悪魔も逃げ出すほどの熱気をはらんで、「ヴァチカンのエクソシスト」応援上映、開始(はじめ)ッッッ!!!
もう盛り上がったとか盛り上がらないとかそういう話ではない。
今回は応援上映ということで、レギュレーションは紙吹雪とクラッカーはなしの鳴り物と声援、そしてサイリウムのみでしたがこれがまあいつも通り最適のレギュレーションであると思えました。
本作はかなり怖い正統派悪霊ホラーであり、上映終了後には周りから「応援上映じゃなかったら怖くてひとりじゃ見られなかった」という声が聞こえたほど直球に怖い作品です。
本作の怖さは「静」の怖さと「動」の怖さに分かれます。「静」の怖さは前半から中盤までの周囲で怪奇現象が起こり続ける不穏さ、「動」の怖さは終盤の悪魔がその猛威を容赦なく振るう人知を超えた脅威です。
このうちの「静」の恐怖を、鳴り物がじわじわ盛り上げてくれるのがたまらなく楽しい。これまでさんざん書いてきた通り、塚口は劇場がプロなら客もプロ。恐怖感が煽られていくのに従って鳴り物の音も高まっていき……そしてピタリと止まる。この「間」を全会一致で表現できるのが塚口のすごいところ。「静寂による恐怖」が実に聞く。
わたくし人形使いは塚口のイベント上映でしばしば「塚口のイベント上映では観客も映画の一部になれる」と書いていますが、今回の応援上映ではまさに観客が演出の一部となっていました。
そして盛り上がるところはしっかり盛り上がる。前述のアモルト神父がドアを蹴破るシーンはもうホラー映画にあるまじき大喝采ですよ。
さらにみんな大好きトマース神父への声援が多かった。ああいうキャラ好きだからなあ日本人。また終盤で観客席から「なんとかなれーーーーーッッッ!!」というなんかちいさくてかわいい感じの声援が起こっててウケてました。ラストはこれに対応する形でみんなで「なんとかなったーーーーッッッ!!」と叫ぶ。この一体感こそ塚口ですよ。
また、今回はサイリウムが実にいい仕事をしてました。ラストバトル、アモルト神父とトマース神父がともに祈りの言葉を唱え続けるシーンで、暗い劇場内に赤いサイリウムで作った十字架がいくつも浮かび上がるあの光景の荘厳さよ! まさにこのイベントでしか見られない光景でした。
……といった感じで「ヴァチカンのエクソシスト」、大盛りあがり&スタッフロールまで拍手喝采のうちに上映終了。
しかし塚口には「その先」がある! ジェフ・カッツ氏による突発サイン会開催!
わたくし人形使いはあんまりこうして著名人からサインをもらったことはありませんが、今回の直筆サインは家宝にします。サインと言えば書いてもらうものがなかったので、今回ばらまいたラテン語カンペの裏にサインしてもらったという方がいて配った甲斐があったなあと思いました。
その後は恒例の階段での写真撮影。関西キネマ倶楽部さんいわく、こないだの池袋では広いスペースがあったので撮影も楽だったけど、場末の映画館である塚口ではスペースが限られているので撮影がなかなか大変とのこと。ならばいずれはさんさんタウン全域を傘下に納めるしかない。恒例の記念写真はいずれSNSにアップされると思うので楽しみにしておきましょう。
なお写真撮影の際のカッツ氏は、
ノリノリでした。トークバトル中の言動からもこの人ほんとうは関西人なのでは……?という疑念が湧いてきます。あまりにもノリが良すぎる。
記念撮影のあとは、上階へ帰っていくカッツ氏をみんなで階段で並んでお見送り。最初から最後まで大盛りあがりの応援上映でした。これ近隣住民の皆さんはどんな目で見てたんだろうな……。
といった感じで今回の応援上映は終了。ついにハリウッドデビューが決まった戸村支配人の運命を見届けるしかない。