空を飛び回る厄介な連中は、今や無様に地をのたうち回っていた。青い空を埋め尽くすほどの群体も、まとめて地上に引きずり下ろしてしまえば良いだけのこと。
「1班から3班までは空中旋回中の残りを! 3班以降は網内の個体の殲滅に回れ!」
ガラガラと戦場の端から端まで響く声が発される。そこまでの大声を出さなくとも、各々が身につけている通信越しに指示は聞こえるわけだが、何が起きるかわからない領域外ではそれもひとつの貴重な才能だった。
大男の指示と同時に火薬の破裂音がそこかしこで吠え始める。優秀な者の多い若い数字の班は上空へ向けて、新人の多い後ろの番号の班は網ごしに。網に巻かれて身動きのとれないやつらなど取るに足らないようであったが、その実なかなか緊張感に満ちたものだった。純粋な硬度の高いドイツ式のものを用いたものの、特殊な加工のされていない網を食い破ってやろうとやつらはギチギチと歯を鳴らす。
「ひっ……! くそっ、もっといい素材のやつあんだろうがよ!」
「文句言うな。予算がないんだから仕方ないだろ。低予算品の中じゃ最高硬度だぞ」
網を形成している一本の縄が切れ、腰を抜かしながら退治した新人からはそんな文句もでるわけだ。
「お前達離れろ。こちらは終わった。殲滅する」
眼を灼く閃光のあとに残ったのはもともとあった土塊くらいのものだった。
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即興小説15分
お題:ドイツ式のネット
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【書く前】
前にもドイツ式のやつあったな。ドイツ式ってなんなん。ドイツ式のネットってそもそも存在してないし、イメージ的に言ったら、合理的・シンプルとかそのへん?網?インターネット?怪獣捕獲用?
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【書いた後】
現代異能+特殊部隊っぽいかんじ?
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