でたらめな映画を最大限楽しむにはどうすればいいか?
答えは、でたらめな映画館とでたらめな形式で上映することだ!
というわけで、今回見てきたのは連日の雨雲を吹き飛ばすどころか蒸発させる勢いの盛り上がりが確定しているこの作品!
題して、「納涼塚口大爆発」!!!
本作のマサラ上映はこれで2回目。恒例の待合室には太陽の塔が鎮座しています。
今回も連日の雨でみなさん鬱憤が溜まってたかと思いますが、その鬱憤を店まで吹き飛ばすほどの盛り上がりとなりました。
実は今回のマサラ上映のスケジュールをすっかり忘れてて、慌てて水曜日にチケットを取ったのは内緒だ!
今回はやはり天候がずーっと悪い時期だったので遠方から来るのが難しい人も多かったのか、チケットの埋まり方はいつもよりゆるやかだった感じです。
そして当日には、終日雨だったにも関わらずほぼ満席の大盛況となっており、前回も参加してた水差し男爵も若干潤っていた気がしますね。そこら辺の写真は今ごろTwitter(頑なにXとは呼ばない)で山ほど流れてると思うのでそっちをチェックしていただくとして、今回もレポを書いていきますよ。
まずは今回いただいたお土産です。今回は開場時間が早かったので早々にシアターに入ってたので少なめかも。
ちなみに蒲焼さん太郎ならぬ塚口さん太郎は、前説のときに奇獣・サンサンタローマンがばらまいてたブツです。なんだよサンサンタローマンって……。
恒例の上映前スクリーンはこんな感じ。
これまでさんざん言ってきたことですが、マサラ上映中のサンサン劇場は現実世界ではありません。なので会場内にはすでに数々の奇獣が溢れており、なんかもうすでに岡本太郎の世界に取り込まれてます。なお個人的なハイライトは「縄文土器のぬいぐるみ」でした。なんだよ縄文土器のぬいぐるみって。
といった感じでもはや完全に魔界と化しているシアター4の後方から、サンサン劇場が誇る奇獣・サンサンタローマンの登場だ!
前述のとおり今回は蒲焼さん太郎ならぬ塚口さん太郎をばらまいています。わたくし人形使いはむかーしむかしのそのまた昔の幼少の砌に行われていた、新築祝いで建てられた家の屋根の上から餅まきをするイベントを思い出しました。奇祭が行われる映画館、サンサン劇場。
といった感じでいつも通り完全に映画館のやることではない盛り上がりで幕を上げた塚口大爆発、今回はどうなってしまうのか!
で、感想なんですけどやっぱおかしいってこの映画館。(素の反応)
上映前のサンサンタローマンに扮する戸村支配人の前説の段階で完全にブレーキが吹っ飛んだ勢いで盛り上がってましたが、本編開始どころかアバンタイトルの段階で、
「アスミック・エースありがとーーーーーーーーッッッ!!!」
「NHKありがとーーーーーーーッッッ!!!」
「豪勢スタジオありがとーーーーーーーッッッ!!!」
の絶叫で館内が揺れる揺れる。感謝を忘れない映画館、塚口サンサン劇場。
そこから間髪入れず「爆発だッ!タローマン」を全員で合唱。
これももうマサラ上映のたびに書いてますが、大人になってから「合唱」って行為を行う機会ってそうそうないですよね。しかも3桁人数で。そういった意味でもサンサン劇場のマサラ上映は得難い機会だと思います。ここ数年カラオケにも行ってないので大声出そうとするとむせてしまう。
そしてCBGこと地球防衛軍の面々の活躍から始まる冒頭では「なんだこれは!(奇獣行進A)」の大合唱。からのタローマン登場でまた「爆発だッ!タローマン」の合唱。
本作は挿入歌が多いのでしょちゅう歌ってた気がします。今回のマサラ上映はなんかもうほとんど「岡本太郎ライブコンサートwithタローマンin塚口」と化していました。というか、今回はほんとに実質ライブ会場だった。詳しくは後述。
そしてやはり一番人気はやはりというかなんというかエラン&水差し男爵でした。特に水差し男爵への女性陣のコールはもはや物理的圧力を感じるほど。男爵が水を差すたびに「男爵うううう!! 水差してええええ!!!」のほとんど怒号が響き渡ります。応援のコールに「水差して」ってなかなか聞かないですよね。
エランへの応援も凄まじかった。冒頭の風来坊とのコンビバトルシーンでは両者への声援に加えて打撃のタイミングに完璧に合わせたクラッカーが場を盛り上げてくれます。
また今回はマサラ上映だったのでサイリウム使用がOKでした。で、冒頭の上映前スクリーンには「サイリウムはここぞというときに使用!!」とあります。では本作の「ここぞというとき」とはどこか?
それはもちろん「ユートピアエナジーバー」の食用シーンですよ。
サイリウムは光るので暗い館内では当然目立つんですが、これを額に当ててる人が大量に浮かび上がる映画館内、端的に言ってあまりにもシュールすぎる。サイリウムの使いどころとしては100点満点だったと思います。
「僕はしあわせ反対論者」をみんなで合唱するのが楽しすぎた。本作にはさまざまな挿入歌がありますが、これがいちばん好きかも。
マサラ上映は「普段できないことが全部できるイベント」というか「普段映画館では絶対できないことを映画館が率先してやってるイベント」なわけですが、これが本作、ひいては岡本太郎氏の思想である「でたらめ」にガッチリ符合してるんですよね。映画館も観客も、スクリーンも客席もみんなしてでたらめをやる。これが本当に楽しい。「見知らぬ誰かとみんなで集まってなにかをやる」ってなんというか原始的な喜びがありますよね。
そしてそのでたらめパワーが最高潮に達したエンドロール、再びサンサンタローマンが現れてエンディングロールはまさかのオールスタンディングで「爆発だッ!タローマン」全員で絶唱だ!!
いやー最高に盛り上がりましたねここ。バーフバリ級に盛り上がったかも。そしてその興奮冷めやらぬまま、割れんばかりの拍手と歓声で今回の「納涼塚口大爆発」は閉幕となるのでした。
これにて一巻の終わり……しかし、サンサン劇場のイベントはまだまだこれから。次は「ひつじ探偵団」応援上映、語尾が「メェ~」縛りという前人未到のレギュレーションが君を待つ!!