路地裏茶が緑谷誕を祝う話 side:轟
これ終わるんですかね?!間に合う?!間に合わせます
間に合わなかったらまた明日の夜書いてると思います 多分
仕事の流儀でやってるカツレツがおいしそう
轟出ではないはずなのに轟出の女が書くのでもうなんか無自覚轟出って感じでいいですか
ひとまず~!さて当日分書きます お付き合いいただきありがとうございました!!!またぜh
明日は緑谷の誕生日で、だから、今日、麗日と飯田、蛙吹と一緒に誕生日プレゼントを買いに出かけた。特に買うものを決めていたわけではなかった俺は、かなり時間を要してしまった。日曜日の夜、麗日からメールがあって、それを見たのは次の日の朝。まあ、緑谷の誕生日に何かするっていうのは決まっていたことだし、当日はちょうどインターンも休みだ。高校生最後だから、いろいろ盛大にしていきたいんよね、と笑う麗日を見て、卒業してからも祝えるんじゃないか、とは何となく言えなかった。高校生だろうが、社会人になってからだろうが、祝うことには変わりはないと思っているのだが、気持ちの問題という奴だろうか。別に祝いたくないわけではないし、友人に祝ってもらう、ということがいかにうれしいことなのかということを、この高校生活で知った。友人と呼べる存在もいなかった俺と、いわゆる友人というものになってくれたことを、本当に感謝している。よく「まるくなった」と言われるが、そんなに変わったつもりはない。……いや、変わったのだろう。最初の体育祭で、緑谷が壊したものは、新たな俺の糧となった。そうして立つことのできている俺は、きっと緑谷がいなければ、自分を失ったままだっただろう。いまだに親父のことを好きになれたわけではないけれど、それはもう、仕方がないことだ。許そうとしている、と、言われたことがある。そうなのかもしれないし、そうじゃないかもしれない。自分のことなのに、自分がわかっていない部分は、緑谷が教えてくれたように思う。大げさかもしれないがそのくらい、緑谷出久というヒーローに救われている。
その恩返し、というか、そのお礼がしたい。それが、誕生日を祝うこととなにか関係があるのかといわれるとそうではない。普通の、何もない日にはきっと言えないから、こうして、彼の誕生を祝って、感謝を伝えるのだろう。彼がいなければ、救われていない人間がいる。それは大多数の人間であるし、俺も、その大多数の一人だ。
で、肝心のプレゼントは、一人最後まで悩んだ挙句(麗日と飯田はすでに決めていた)、キーホルダーにした。彼の好きなオールマイトカラーのもの。緑谷みたいな、星がついている。同性に誕生日のプレゼントとして渡すには、少しかわいらしすぎるか?と思ったりもしたが、麗日いわく、「大丈夫」だそうだ。まあ、緑谷はやさしいから、もらったものを嫌とは言わない。その大丈夫はあんまり信用ならねえ、と俺が言うと麗日は確かにそうかも!とすこし焦った顔をした。
「でも、やっぱりこういうのって、自信もって渡したほうがいいと思う。それはだって、轟くんが気に入って、デクくんに渡したい!って思ったやつでしょ?それは私も同じだけど」
だから、そんなに心配しなくていいんだよ、と麗日が言う。きっと大丈夫。そう、念押して。
日付が変わればもう、緑谷の誕生日だ。去年は、零時に祝うなんて知らなくて、眠ってしまっていたのだけれど、今年は何となく、起きていて、一番にメッセージを送りたい、と思った。疲れだとか、そういうので、眠いことに変わりはないのだけれど、それでも友人の誕生日を祝いたい気持ちが勝る日が来るなんて、思わなかった。迷惑にならないといいが。そう思いながら、眠気を覚ますために入れたコーヒーを一口飲む。
……俺たちのヒーローが生まれた日まで、あと、30分。
(緑谷誕2020 side:轟)