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以下メモ
みのりーずの5人でダンスレッスンを行っていた。
硲の号令で休憩となる。
雨彦がどかっと壁際に座った。
次郎よりも先に座って休憩をとる雨彦に、次郎は「おや?」と思う。
いつも真っ先にへばるのは次郎だからだ。
30歳以上を集めた「みのりーず」は、年齢に見合わずなんだかんだみんなタフだった。元自衛官の信玄は言わずもがな、力仕事、立ち仕事をずっとしていたみのりや雨彦も同様だ。
普段の摂生した規則正しい生活のおかげか、硲も次郎より体力があった。
そんな感じで、いつも潰れるのは次郎で、みんなから励まされながらひいひい言いながらレッスンを重ねていたのだった。
雨彦の横、間を開けて次郎は座った。
横をみやるが、頭にタオルをかけていて、雨彦の表情は見えない。
まあ、今日は暑いし、へばるのも無理ないか、と思う次郎。
実際今日は猛暑日で、エアコンが効いている室内とはいえ、外を歩いていた時の熱がまだ内側にある気がする。
雨彦が暑いのが苦手なのは、周知の事実だった。最近はとみに暑くなり、雨彦が溶けている姿を見て、みんな夏を感じていたのであった。
ただ、なんとなく違和感がある。次郎は伝う汗をうざったく思い、Tシャツの裾を引っ張って拭った。はざまさんが、「山下くん。服が伸びてしまう」と小言を言っているのが聞こえる。わたなべさんも、はざまさんも、しんげんさんもタオルやリストバンドで汗を拭っていて、気づく。
くずのは、汗1つかいてない?
次郎は、雨彦が腕をさするのをみた。まるで、寒い時に身体を暖めようとするように。焦って雨彦がかぶるタオルを取り上げる。
「山下サン、何を……」
という雨彦の顔は赤い。
「意識は……あるね。寒いかもだけど冷やすよ。水は飲める?」
雨彦は頭の上に「?」を浮かべながら、次郎のあまりに真剣な様子に、
「あ、ああ」
と生返事をして大人しく従う。次郎の様子と、雨彦の状態を確認して、みのり、信玄、硲も状況を瞬時に理解する。
「16℃までしか下がらないみたい」
みのりがエアコンを操作してできるだけ下げようとする。
「保冷剤か何かないか見てこよう。ついでにプロデューサーにも伝えてくる」
硲が事務所へ駆け出す。
「いっそ買いに出た方が早いか? 近くのコンビニに行ってこよう」
信玄がものすごい速さで階段を駆け降りていく。自分のことだと思うのに、自分だけ取り残されていて「?」のままの雨彦。
「雨彦、気づいてないかもだけど、多分熱中症になりかけてるよ」
みのりに言われて、ようやく自身の体調の悪さに気付く雨彦。今日は昨日の仕事が長引いて寝不足の状態で家業があり、外で働いたのちのレッスンであった。熱中症になりやすい条件は揃ってしまっているわけである。
このあと、甲斐甲斐しく世話をされて居心地が悪いけれど、大丈夫だとかなんとか言うと、他4人が口々に有無を言わさぬ口調で詰め寄ってくるので、大人しく世話されるしかない雨彦。
昨日からのスケジュールにより寝不足であったこともバレて、ちゃんと嗜められる。
後日、誰からかはわからないけどクリスと想楽にも伝わっていて、ユニットメンバーでのレッスンでも無理しないように、目を光らせているクリスと想楽。と、居心地が悪そうな雨彦。
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