<企画概要>
・30分の間に即興で、「お題ガチャ~執筆」までして行こうかと思います!
・自分でもかなりのチャレンジなので、中途半端なところで終わったら本当すいません(笑) 出来も保証できません(笑)
・お題は、ランダムに「単語がちゃ」してくれるサイトを利用しております。
・視聴者の方も、自分ならこういうのつくる!とか一緒に考えたり、気軽にコメントいただければと思います!
それでは、よ~い、どん!
<お題>
①ターミナル
②のど飴
<小説>
カイブツの街で見せ物として生きている人間のわたしには、
歌うことしか生きる術がない。
カイブツの言葉もろくに分からないけれど、それでも歌う。
わたしは、ターミナルの自動販売機の隣に、
有象無象のロボットたちと並んでいて、
足首はロボットと一緒で縄で繋がれている。
ターミナルの客は有象無象。
背の高いカイブツに、
獣のカイブツに、
霧のカイブツに、
人の首なんて一振りで切り落とせるカイブツがいる。
そんなカイブツたちのために、わたしは歌う。
煩いと蹴り飛ばされることもある。
下手くそだと罵られることもある。
それでも歌うしかない。
隣にいるロボットたちのように、言葉を喋れなければ計算も出来ない。
いつか、わたしの隣に繋がれた幼い蛇は、
行き交う通行者たちに、そのかたちが醜いと嫌われて、
何か喋れば卑しいと文句を言われた。
わたしは蛇と明るい未来を夢見て、何度も歌った。
けれど、日に日に弱っていく蛇を、わたしの歌では治すことは叶わなかった。
最後には虐殺が趣味だという恐ろしいバケモノに、弱り切った蛇は買われていった。
ターミナルの利用者は昼も夜も問わない。
わたしも起きている間は、ずっと歌う。
あの可哀そうな蛇のようになるわけにはいかない。
蛇と約束した明るい未来を実現させるために、
弱った姿を見せるわけにはいかない。
このカイブツだらけのターミナルから抜け出すために、わたしは歌う。
歌い続けたわたしの喉はぼろぼろだ。
もう蛇がいた頃のように、明るい声は出せない。
カイブツたちに唾を吐かれて、
罵声を浴びて、
殴られても、わたしは歌うしかない。
すらりとした手が、わたしの目の前に伸びた。
純白の手袋をつけた、ただ者ではない手にわたしは怖れて息を詰まらせた。
「これを」
低い声がした。わたしは、差し出された手の中を見つめていた。
掌に乗ったひとつの「のど飴」
「どうして、これを?」
疑問が口をついて出た。
このカイブツだらけの世界に、人間が好む味ーー甘くて人間の喉に優しい飴——なんかは、珍しいものだから。
手の主を見上げれば、やはりそこには恐ろしい見た目のバケモノがいた。
「ワタシとくるかい?」
バケモノの低いのに高いような、ぞくりとする声に全身が硬直した。
こわいのに、嫌なバケモノに買われるくらいなら、
ここで舌を切ってやろうと決意していたのに、
何故かできなかった。
どうしてか、その鋭い瞳が、懐かしく、そして優しく感じたのだ。
舌先が二つに割れたバケモノ。
そのバケモノからのど飴を受け取って、ターミナルに繋げれた縄が解かれた。
(了)
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即興小説③(30分)今日はこれでおしまい!(笑)
初公開日: 2024年09月17日
最終更新日: 2024年09月17日
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<企画概要>
・30分の間に即興で、「お題ガチャ~執筆」までして行こうかと思います!
・自分でもかなりのチャレンジなので、中途半端なところで終わったら本当すいません(笑) 出来も保証できません(笑)
・お題は、ランダムに「単語がちゃ」してくれるサイトを利用しております。
・視聴者の方も、自分ならこういうのつくる!とか一緒に考えたり、気軽にコメントいただければと思います!
それでは、よ~い、どん!