T
x
T Live
ログイン
新規登録
言葉にできない
それは今をときめくマジシャンのショーを見ていたときのことだった。
摩訶不思議な手品はまるで魔法のようで、驚きの歓声と拍手が鳴りやまない。
そんな彼が最後に披露したのは脱出マジックだった。手足を縛り、目隠しをつけて檻に入り、鎖でぐるぐると巻かれて錠をかけられる。
全員が息を飲んで見守る中、彼はなんと客席へと瞬間移動をしていた。驚きの声がわっ、と上がり、立ち上がって拍手をする。
すると、彼はシー、と唇に指をあてて、いまだ鍵がかけられている檻の方へと視線を向けた。錠を外し、鎖をもったいぶるかのようにゆっくりと巻き取っていく。誰もいないはずの檻からは、美しい女性が出てきた。脱出マジックは入れ替わりマジックだったのだと人々が称賛する中、彼はその女性と結婚することを発表した。
嬉しそうに微笑む二人を見て、言葉が出なかった。彼とは半年間付き合って、ついこの間別れたばかりだった。それなのに、こんなにもすぐ結婚とは。
三年の交際の末に結婚だと話す二人を見て、浮気相手だったのは自分の方か、と頭の片隅で理解はできたけれど、この感情を言葉にできないまま、席を立った。
カット
Latest
/
21:25
x1
x4
x8
x16
10s
30s
1m
5m
10m
カットモードOFF
チャット非表示 + 縮める
チャット非表示 + 広げる
チャットコメント
チャットコメント表示
広げる
文字サイズ
小
中
大
向き
チャットコメント
通知
灯森ほの(ななり海月)
言葉にできない
即興小説
初公開日:
2023年04月11日
最終更新日:
2023年04月11日
ブックマーク
スキ!
コメント
書
書く習慣
チャンネル登録
4/11 お題「言葉にできない」書く習慣より
他のテキストライブ
コメント
詰
お題もらって書いていきます #5
灯森ほののお話は「好きって言ったら怒る?」という台詞で始まり「焦げたトーストは、苦いのにやたら美味し…
詰
詰め込み用
灯森ほの(ななり海月)
詰
お題もらって書いていく #4
灯森ほののお話は「人は本当に悲しいとき、涙が出ないのだと知った」で始まり「また会えますようにと願うほ…
詰
詰め込み用
灯森ほの(ななり海月)
詰
お題もらって書いていきます
灯森ほののお話は「耳触りのいいその声が、好きだと思った」で始まり「貴方があんまり楽しそうに笑うからつ…
詰
詰め込み用
灯森ほの(ななり海月)
オ
オフィウクスの謎―加護を受けたと思ったら存在しない神だった―5章蛇使いの星
オ
オフィウクスの謎―加護を受けたと思ったら存在しない神だった―
【うそそら】テキストライブ
筋トレ
サンジェルマンさんは雲ひとつない晴れの2月の正午、美術館の飾られた絵の前で手首の骨は案外飛び出ている…
瀬をはやみ
一
オリジナルSF短編を書いていきます。
オリジナルSF短編を書いていきます。
SF
一
一次創作小説執筆チャンネル
人形使い
はじめ方
執筆(配信)のはじめ方
TOP
TOP
NEW
新着テキストライブ
検索
テキストライブ検索
タグ検索
テキストライブ タグ検索
CH
チャンネル一覧
企画
企画一覧
はじめ方
執筆(配信)のはじめ方
NEWS
お知らせ
FAQ
よくある質問
HELP
ヘルプ
お問合せ
お問い合わせ・ご要望
新着チャンネル
倉
倉庫
箱
箱感望歩
鋏定規
『ファーストステップ』
TOP
ログイン
新規登録
利用規約
プライバシーポリシー
ライセンス情報
お知らせ
よくある質問
ヘルプ
お問い合わせ・ご要望
運営情報
公式Twitter
ダークモード