灯森ほののお話は
「耳触りのいいその声が、好きだと思った」で始まり「貴方があんまり楽しそうに笑うからついつられてしまった」で終わります。
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耳触りのいいその声が、好きだと思った。
周りの音が嫌になって、耳を塞いでしまいたくなるくらいには、音に敏感なのに、その人の声だけは、好きだと思えた。
不思議な感覚だった。
その声だけは、すっと心に届いて、ずっと聞いていても嫌じゃなかった。
だから、その声が聞こえる度に、お守りとして身に付けていたイヤホンを外すのだ。
周りの大きな音や雑音が、一気に襲いかかってきて、怖いけれど。
その中にひとつだけあるその声が、その音が、そんな思いを包み込んでくれる感じがしたのだ。
その声だけがやけに鮮明に聞こえて、周りの音が小さくなったような気がした。
世界が、初めて静かだと感じた。
その心地よさに目をつむって、耳だけに集中する。
いつもだったら、こんなことはできないけれど、この声を聞いている間は別だ。
今だけは、どんな音も安心して聴けた。
「イヤホン、なくていいの?」
突然のその声に、目を開けば、その人は目の前に立っていた。
驚きのあまり固まってしまえば、その人は吹き出すように笑い出した。
「そんなに、びっくりした?」
どこかお茶目さがあるその表情があまりにも楽しそうに笑っているから、ついつられて笑ってしまった。
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初公開日: 2026年02月22日
最終更新日: 2026年02月22日
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