pixivで書いてるやつとは全然違うオリジナル
途中でガンダムの二次創作書き出すかも。許して。
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「俺、養蜂業やろうかな……」
友人は通信の影響でノイズを走らせながらそう呟いた。目の前に広がる宇宙は地球で見るよりも退屈で救いようがなかったから、俺は友人のその呟きに乗る事にした。「養蜂業?」
「ああ、観光地で狭いポップアップストア構えるタイプのやつ。よく分かんねぇちぃせぇスプーンに蜂蜜ちょっと塗ったくって観光客に舐めさせるんだよ」
「それは……退屈そうだ」
「でも平和だよ」友人は嘯くように言った。「ああ、平和なんだよ……」
友人はそれ以上言葉を続ける事はなかった。それは感傷的な気持ちになったからでも、郷愁の念が彼の目頭を熱くさせたからでもない。どこからともなく放たれた光線銃によって、コックピットを狙い撃ちにされたからだ。
通信はくぐもった破壊音と肉が高熱の鉄板に乗せられた時のような何かが焼ける音を出したきり、ホワイトノイズを吐き出すだけになった。だがそれを不愉快だと止めている暇もない。俺は光線銃が飛んできた方向とは逆に搭乗機を進めた。
恐れをなしての撤退ではない。俺だって腐っても軍人だ。
むしろその逆で、俺の搭乗機『ライディーン』は友人の『ゲヘナ』と違って攻撃手段こそシンプルなものしかないが、その分軽量化されている為、後手に回っても反撃のチャンスが期待出来るのだ。
まずは逃げて戦況を把握しないと。このままでは友人とあの世で観光業だ。俺は焦りながらも、光線銃の的にならないように左右に動き、いつでも実弾を出せるように操縦桿に付いている赤いボタンに指をかける。
俺ならば奇襲が成功したこの状況、確実に望むのは俺の打破、もしくは防衛線の突破だ。
宇宙では三次元的な防衛を求められるため、消費を収めるためにも点をレーダーで面にするような防衛にならざるをえない。しかしそれは同時に突破出来るステルス兵器が一機でも現れてしまえば、防衛等無意味と言う事だ。
このような防衛で手を打たなければいけない程我が国が追い詰められている訳では無い。むしろ逆で、余裕の現れなのだ。かつては技術大国とも呼ばれた国のレーダーは、宇宙戦争で幾度もなく窮地から救い、一つの惑星を掌握する程となったのだ。
神であった雷を引きずり下ろすかの如き技術。
今回はその技術による慢心を突かれる結果となったが、それはチャンスとも言い換えられる。
「お前の死は、多分……」
俺は、何も存在していない筈の正面に向かって散弾をぶち込んだ。
相手の意図が読めない現状、この散弾は祈りでしかない。そしてこの後もただ祈り続けるしかないのだ。読み違えてませんように、散弾を外しませんように、ミスったらもう一度逃げられるチャンスがありますように。どんなに間違えても
「……相手を有頂天にさせた」
最後には敵を、ぶっ殺せますように。
無から爆発が起こる。
厳密に言うと無ではない。どんなに人間が進化しようとも、無から何かを生むことは悪魔にしか許されていない所業だ。なのでこれはただの何も無い空間ではなく──相手のステルス機だ。
慢心した相手を叩いた後、人間は同じ轍を踏むまいと慎重になる。我が国のレーダーをくぐり抜けるような最新鋭に乗るようなパイロットならば、尚更冷静沈着になろうとするだろう。
だがこのまま自分が本国に合図を出せば敵国を終わらせられるような、生殺与奪の権を一気に握った人間は、それが一瞬だとしても人間ではなくなるのだ。
言うならば、神にでもなったような全能感に包まれる。そうなった人間の思考など読みやすいものだ。
冷静に確実に仕留める。
神のように審判を言い渡す。
二律背反の感情を背負った人間は、普段ならば出ない態度に出る。
例えばそう、絶対殺す為に、正面から弾をぶっ込もうとしたり。
「……しかしまさかマジで正面狙ってるとはね」
正直考察とも呼べない考察をしていた為、当たるかどうか自分でも怪しいと思いながら撃ち込んだのだ。もし散弾がそこら辺のデブリに当たって砕けるだけでも俺は何とも思わず考えを止めないまま、何かステルス機をマーク出来る塗料のようなものを探しに行っていただけだ。今回は本当に幸運だったとしか言えない。
俺は本部に連絡を入れながら周囲を飛び回って警戒する。注意で生き死にが関わる戦場では、パターンさえ覚えていたら直感的に入力しやすいモールス信号が現役だ。ちょっと前に脳波から直接メッセージ文を形成出来るようになる技術が開発を進めているらしいが、軍で使われるようになるのはもっと先の話だろう。
「……はぁ」
これ以上攻撃が来ないのを確認してから、それでも一応蛇行しつつ防衛線に戻る。交代の人間が来るまで元の場所を守っていて欲しいと連絡が来た為だ。ちゃっかりつけられている他言無用の旨を見て、俺はため息をついた。どうやらママは防衛線の任に当たっている我が子を下手に刺激したくないらしい。
「養蜂業、アリかもな……」
俺は呟いた。
俺の呟きに、乗ってくれる人はもう居なかった。
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後日、俺は戦争裁判所にかけられる事になる。
罪状は殺人罪と信用毀損罪。友人を殺した事をありもしないステルス機の仕業だと偽って報告をし、本部を混乱させた事だ。
ライディーンのモニターカメラに写ってる筈の撃破時の爆発は捏造と断定され、俺はやる気のない国選弁護士が欠伸をするのを横目に見ながら、俺は声を張り上げた。俺は確かにあのクソッタレ神様気取りのステルス機をぶっ殺したと。
しかしそれは反省の色なしと判断する材料にしかならず、俺は惑星の砂漠の牢獄に入れられる事となる。
そこに現れる翡翠のピアスをつけた女との話は──俺の話であり、君たちの話ではないから、今日はここで失礼させてもらう。
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練習おわり!コツはなんとなく分かった。