円審神者
・黒髪(内巻き癖っ毛、ボブ)黒目に赤フレーム眼鏡をかけた小柄な男審神者。名前は「つぶら」と読む(頭にアクセントが来る/本名のもじりらしい)。成人するかしないかくらいの年齢の合法ショタ(※正確には脇差サイズなのでショタかは怪しい)。
 「~~っす」という体育会系敬語(?)を使うが、素の口調ではないらしく文法的におかしくなることもままある。一人称は「おれ」。理由は不明だが炭酸水で酔っ払い、特徴的な笑い声をあげる。
・初期刀歌仙、初鍛刀小夜の細川コンボ。臆病で小心者、コミュ障(自称)なため大柄な男士との初対面は大体フリーズする。本丸外での近侍(≒護衛)は基本的に小夜指名で、何かあると小夜の後ろに隠れようとする。当然はみ出す。なお一度打ち解けた相手にはすごく喋るし、興味関心の持てる話題(後述)だとなおさらよく喋る。ちなみに顕現した歌仙に対する第一声は「胸についてるのは何のお花ですか?」だった。
 手芸(特に編み物・裁縫)が趣味であり特技。各男士の装備の一部は審神者手製のものにすり替わっている(ex.歌仙の胸の牡丹、小夜の髪紐等)。そんな彼に呼ばれた男士たちも少なからず影響を受けており、ものづくりや芸術を趣味とする刀が多い。
本名(真名):■■■■■
***
「だーからー、俺には刺すことしかできないんだってぇ」
「それに救われる人間もいるんすよ」
 ふ、とどこか遠いところを見ながら審神者は呟いた。
 座布団にあぐらをかいた御手杵は自分の肘に頬杖をつく。大柄な彼は背中を丸め、小さな――これは相対的にも絶対的にもそうだ――主の手元を見つめていた。
 「あんたもよくやるよなあ」と言いかけて、御手杵は口を閉じた。この本丸の主は妙に繊細というか臆病なところがあって、しかも傷ついたとしてもそれを主張せず心の内に押し込めてしまう。だから、……というわけではないけれど、わざわざ嫌味に聞こえそうな言い方をしなくてもと思うようになったのは事実だった。
「退屈だったら見てなくてもいいんすよ?」
「あのなあ、それだとあんた夕餉の時間までずっとやってるだろ」
 近侍という言葉がどんな役割を指すのかは本丸によって違うだろうが、この本丸においては今の御手杵のような仕事である。のめりこむととことん周りが見えなくなる審神者の監督役であり、ストッパーであり、話し相手。基本的に順繰りに回ってくるそれを口先だけで嫌がる刀こそいれど、本心からやりたがらないわけではない。――――彼らは、刀剣男士は刀の付喪神である。物を作ったり、もっと言えば繕ったり直したりする人間を嫌うなんてよっぽどのことがなければあり得なかった。
 審神者の膝の上にはえんじ色の布がある。金色の房までついているので誰のものかは一目でわかった。御手杵が通した糸を針ごと受け取ると、審神者は指先にくるくると巻きつけ、片方の端に玉を作った。
 手入れをすれば刀と、そして男士と一緒にその衣服も直る。……というのは審神者もわかっているのでわざわざ言い含めることではない、というのが本丸の総意だった。それでもやりたがるのがこの審神者である。
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