お嬢様枠と同じ感じで今度はワラビーの解像度上げてきます。自分でも何を言っているかよくわからない。
そもそもワラビーってカンガルーの小さいやつだと思ってたら違う方のワラビーらしいんですよね、今回のワラビー。
クアッカ(クオッカ?)ワラビーなる生き物らしいです。通称、世界一幸せな動物。
生息地はオーストラリア。ロットネスト島などの島国に分布。本来夜行性で夕方前から朝にかけて行動。人懐っこい。
通常、人懐っこい生き物って愛玩動物でもなければ天敵に食べられて終わりだと思うんですよね。クオッカにそれがないということはロットネスト島には天敵がいなかったってことかな。
写真見たけど割と小さいな。何センチだこれ……。
クオッカ 大きさ [検索] → 3kg
いやそうでなくて…… でも3kgって割と軽いですね。大きさは40~50cmくらいだそうです。
3kgなんて2リットルの炭酸2本より軽いんでしょ。やだ……軽い……。
ちょっと待って ワラビーになってしまったらせっかくのエイドリアンのダメボが死ぬのでは?
しかも今回精神分析持ちいないんだよ……3分の2はSANよわよわなんだよ……
今更ながら推奨技能を見るのを忘れていたなどした しにます、PCが
推奨技能: <目星>、<聞き耳>
準推奨技能: <戦闘技能>、<生物学>もしくは<博物学>などの知識技能
所要時間: 未定
ロスト率: 低
調べてきました 今更すぎる
知識技能誰も持ってねえ これは詰みましたわ
一応持ち物追加してもらってるってことは持ち物使えるとメタ読みして、マジで詰みそうになったらコンピュータ振らせてもらおう…… そして謎デバイスで乗り切ろう…… きっとできるはず、生物学くらいアレですよ、なんかこう検索とかできますよ よゆうよゆう
そう、謎デバイスならね
クオッカの話に戻ろう
なんかオーストラリア以外だと埼玉県こども動物自然公園にしかいないらしいんですよね
世界中でオーストラリアor日本ってすごいな
埼玉の子たち(オス2匹、メス2匹)は「ダイ」「チャメ」「リコ」「ビビ」って名前らしいですね かわいい
さっきの天敵の話、やっぱ小さい有袋類=爬虫類みたいな感覚でいいらしく、ネズミと同じでキツネや猫に捕食されまくって絶滅しかけたらしいですね
オーストラリアにキツネいるんだ… まあ猫はいるでしょうけど、人間がいるので
で、保護政策で少しずつ数が増えつつある、と
そうなると観光客が餌やったりして問題になってそうな気がするなあ… 無責任な餌やり、ダメ絶対
野良猫に対しても同じですよこれは
なんか調べてたら割とあやふやなんだけどロットネスト島にしかいないみたい?
オーストラリア西ですね 気候的には温暖なんだろうか
ロットネスト島 気候 [検索]
1年通して17~27度の温暖な島だそうです 南半球なので夏冬が日本と逆で、7月が17度、2月が27度
6,7,8月は月の半分くらい雨が降るけど日本の冬では全くというほど雨が降らない感じ
いや嘘だわ これ最高気温の話だわ でも最低気温も10度以下になることはないから温暖なのは本当です
6月あたりの雨は台風がこの辺で発生するからとかなのかな……
観光とか天気とか服装のナビサイトも見てる
アメリカと同じでTシャツに長袖シャツ(ジャケット?)着て昼間はシャツ脱いでTシャツになろうね、みたいな感じらしい
まあそんなビックリするほど気候が違うわけでもないから真夏とか真冬じゃなければクオッカとして生きていけるかな…… クオッカとして生きていく気なのか……?
ここで動画を見ることにした
調べたことこの動画で全部説明してくれてる…………わしの25分間は一体……
眼があまりよくないらしいから目星マイナスつきそう…… 聞き耳はボーナスください あと跳躍も+30くらいしてほしい 小型のカンガルーやぞこちとら!
顎が発達してるので顔が丸く、下から見上げると笑っているように見える、と
動画おわった 鳴き声が知りたかったんですけど!
もういい 鳴かない動物なんやこいつは 鳴いたとしたらキューンとかそのあたりやろ、グノ的「悲しむ」だわ
どうしよう…… さっきのたった4分の動画で大体調べた気になってしまう……
PCが何でワラビーになりたいかのこじつけSS書きます
その日の栄土は疲れていた。死んだ目で見上げた空が黄色く見えたのは、何も目星ファンブルというわけではない。
実際に空は黄ばんでいた。精神的余裕がない栄土にはそんな表現しか思い浮かばなかったが、ただの綺麗な朝焼けである。
腕時計を見て、空を見上げて、そしてまた時刻を確認してから、栄土は現実逃避するように目を閉じた。
納期寸前のデスマーチがようやく終わったと思いきや、いつもうっかりミスを繰り返す先輩がやらかしたとかで、別の現場に直行する羽目になったのが確か昨日の昼過ぎのこと。カフェインを胃に流し込んで新幹線に飛び乗り、現地に到着してから今の今までずっとサーバールームに缶詰めだったのだ。時刻がわからなくなるのも当然というものだろう。
結局、尻拭いが終わってこうして解放されたわけだが、正直もう何もやる気が出ない。行きの新幹線内で取ったビジネスホテルがここから徒歩二分で助かった。ふらつく足でどうにかチェックインくらいはできそうだ。
「二十四時間、働けるわけがないだろ……」
かつての企業戦士たちが聞けば怒り狂いそうなことを呟きつつ、栄土はどうにかビジネスホテルに辿り着いた。チェックインして部屋に向かい、掃除不要の札を掛けてそれからベッドに倒れ込む。
目を閉じる間際、足だけを動かして靴と靴下を脱ぎ捨てる。動かすのも億劫な指で外した目元のデバイスは、多少の衝撃なら大丈夫だろうと適当にその辺へ放り投げた。
瞬間、テレビが音を立てる。リモコンにでも当たってしまったのだろうか。閉じかけていた目を薄く開けば、朝の報道バラエティ番組のキャスターが明るい声で何やら喋っているではないか。
『――が、いよいよ一般公開と――』
『クオッカワラビーとは、オーストラリア西部の――』
『――愛嬌たっぷりで、こんな風に笑顔に見えるんです』
とろとろと瞼が閉じていく。二十代なんだからいけるいける、と言って栄土を送り出した、隈まみれの課長の顔が目に浮かぶ。確かに課長より体力があるのは認めよう。だがしかし、人間は二十四時間も働けるような構造にはなっていないのだ。
『世界一幸せな動物、クオッカワラビー。ぜひ皆さんも――』
完全に目を閉じた瞬間、聞こえてきた単語が妙に耳につく。世界一幸せ。なんて羨ましいフレーズだろう。世界一、とは言わないが、少なくとも今の自分は幸せなんて単語からは程遠い。
「ワラビーになりたい……」
呟いた声は自分が思っているよりも掠れていて、栄土は自嘲しながら眠りについた。己が呟いた言葉の意味を、深く考えることもないままに。
(終)
納期間際のデスマーチ直後、別プロジェクトでポンコツの先輩がやらかしたため、急遽埼玉県の現場に向かった栄土利安。朝方になってようやく現地作業が終わり、どうにか辿り着いたビジネスホテルのテレビでクオッカワラビーについて知る。世界一幸せな動物、というフレーズに惹かれた彼は、「ワラビーになりたい」と呟き眠りに落ちたのだった。
という導入!です! こじつけだよ!
カンガルーはこぶしがつよい(鉄拳調べ)のでこぶしにボーナス入ったら嬉しいなあ……だめかなあ……
そんなわけで本日12:30から 配信よろしくお願いします!