今日もまた風に乗って森から旋律がやって来た。
「唄が聞こえるよ」
子供達は皆口を揃えてそう言うが、大人には何のことだかさっぱりわからないようだった。だが不思議と、その唄に合わせて子供達がよくはしゃぐ日は、家畜の乳の出もよかったし、野良仕事をしても大して疲れもしなかった。だからまあ、それが何であれ悪いものではないのだろうと、大人達もさして気に留めていなかった。
ある晩、寄合所に集まっていた大人達が一斉に立ち上がった。
「唄が聞こえる」
子供達が毎朝楽しげに言う旋律とは別物であろうことは、本能的に察していた。骨から立つ怖気に押されて外に出ると、目の前には大勢の子供達。揃って不安げな顔をしていた。
「いつもの唄じゃない」
その言葉に、大人達は確信を得た。武器と呼べるものは持ち合わせていなかったが、それぞれ、ちょいと人に刺されば痛かろうなという農具やらなんやらを持って、松明片手に森の方へと歩みを進める。風は強かったが、火が消えるほどではなかった。
「ああ人の子ら。ちょうど良いところに」
声は森の中からした。暗闇でもうっすらと光る白い身体。長い髪の美しい女が佇んでいた。
女の足元には、黒く薄汚れた血まみれの獣が横たわっている。
「獣は退治しておいた。これからは我に供物を捧げよ」
人外のものであろうことは予想していたが、その言葉を聞いて、まずはひとり、ふたり、さんにんと、女に殴りかかった。
そしてその隙を見て残りの者は獣を抱きかかえた。
「どこの神だか知らんが出て行け! お前なぞいらん!」
それから少しして、また森から旋律がやって来るようになった。
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即興小説15分
お題:強い曲
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【書く前】
なんか今日すごく指が動かない
強い曲→曲調が強い・威力が
ああああああああああああ!!打てない!!なに!?今日すごく打てないんだけど!?寒いから!?
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【書いた後】
力の弱い獣の神様は、ちっちゃな村ひとつ自分の領域にするのに精一杯だったんだけど、だんだん他のでっかい所の神様に攻め込まれて……みたいな。弱すぎて姿変えるのもできないけど、村の人たちはなんとなく、こっちのボロ雑巾が味方だなって思ったとかそういう
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