21時に開け、22時までに終わらせる予定です。
気が向いた方はリツイートとかアドレスツイートお願いします。
コメント、ハートは大歓迎です。言葉が浮かばない人は「キャー」とかかいてやってください、というのがいつものノリ。(書き終わり次第の反応になります。1時間待てる方はコメントで応援してやってください。また、終わった後はダラダラチャット会となります。)
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七時に起きて
ピクシブに作品投稿して
買い物行って・風呂入ってなうなので
ちょっとまっててwww 歩きながらネタ考えてくるわ。。。
もどった
お茶を淹れたのでご飯は後にしてとりあえずなんか書こう。
オッケーネタ出来たよー
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部活の日は、アズールにとっても羽を伸ばす日、になる。
実質アズールはその日は『モスロトラウンジを休む日』になる……ようになってきた。最初はそうでもなかったけれど。
ジェイドに任せておけばいい、というのもあるが、イデアと親しくなってからはゲームが白熱するとなかなか帰れなかったり、付き合うようになってからはそのまま寮の部屋に行くようになったりするようになったからだ。
というわけで、今日もアズールにとっては『休日』の気分でイデアとボードゲームで盛り上がっていたのだが、気が付いたら日が暮れていた。
「部屋、来る?」
ちろ。っと見上げて言われ、良いですよと微笑む。この流れが正直なところ、好きだ。イデアには言っていないけれど。
表面上はそれなりに冷静に取り繕っておきたい。
というわけで、アズールはほくほくした気持ちでイデアと廊下を並んで歩いていたのだが、パシュンっという音とともに視界を何か光が横切って行った。
「ヒッ……!」
「あなた今のぐらいで驚くんですか……」
光は何でも駄目なのかこの人、と思いつつ、アズールはその光を放った元に目をやる。
……中庭に一年生たちがいた。
監督生と目が合う。
「すみません!」
かっとんできた監督生とデュースに、いえ大丈夫です……と言った後、ああ、ジャックがいないのか、と薄っすら思った。いたらこんなことにならなさそうだ。
そしてその代わり、フロイドが居る。一年生の群れの中に一人、巨体が。
「あ、アズールぅ~!」
おいでーという風に手を振られて、アズールは一瞬迷った。
「ヒィ……陽キャの集会……っ」
「一年生たちが花火をしているだけでしょう……」
何でもかんでも怯えてこの人は……と思いつつ、フロイドに手を振られて、応えるべきかちょっと迷う。
行って様子を見ておきたい気と、そもそもイデアと居るのだし、この後一緒に過ごすのだし、という迷い。
そのほんの少しの迷いに、イデアがアズールの顔を覗き込んでくる。
「行けば……?」
「え……?」
あんなに何でもかんでも怖がるくせに、普通に顔を覗き込まれる、というこの状況にも慣れたけれど、今、何て。
「だって、呼ばれてるんだし……」
「いや……」
この後、あなたと過ごす予定じゃないですか。
と、言いかけて、むっとしたし、近くに監督生がいるのでそんなことも言えないし、で、飲み込む。
その代わり、イデアの手をひっつかんだ。
「え!?」
驚くイデアの手を掴んだまま、強引に引っ張って一年生の群れの中に連れて行ってしまう。
戸惑いつつも、イデアは抵抗らしい抵抗が出来なくて、そのままついてきた。
「アズール、これやんね?」
呼んできてくれた、という事実だけで嬉しそうに、フロイドが花火を押し付けてくる。
「ホタルイカ先輩もやんでしょ」
「あ、あ……ちょっ、やるとは……」
オロオロしているイデアの手に、フロイドはなんだかんだを握らせる。
「諦めてください、フロイドは気まぐれなので」
わざとにっこり笑いかけると、ハイ……と小さな声でイデアは応えた。
エースがフロイドに話しかけてわーわーやっているところを見ると、恐らく始まりはエースだったのだろう。
部活の流れで、そしてそのまま都合のつく一年生たちを誘ったという事だ。
セベクもいない。色んな意味での『うるさい面々』が居ないので、こう、無秩序の状況なのだろうと推測はついた。
イデアは恐る恐るだが、監督生に火つけ用のろうそくを渡されると、おとなしくアズールの隣で手持ち花火に火をつけた。
アズールはそのイデアの手元を見ている。
炎色反応で色とりどりに、光が変わる。
一つ消えるまでじっと見つめていると、イデアはちらりとアズールを見上げた。
「アズール氏、やらないの?」
「ああ、初めてなので」
「えっ……!?」
ビクッとして、それからイデアは両手に花火を持って振り回しているフロイドを見、アズールを見た。
「……何ですか……?」
見比べられた……と思っていると、え、いや、だって、ともじもじする。
「ちゃんと知識としては知っていますよ。空に打ちあがる花火も何度も見ていますし」
「うん……」
まぁ学校であちこちで花火をあげるのだから、当然見ている。←書いといてなんだけど、ハーツラビュルにもよばれないだろうし何処で見るんだ、スカラビアか?w
が、
「こういう小さなのは、海ではできませんし」
「あ……そうだね、そうだよね……」
小さく何度か頷いた後、それから、イデアは少し笑った。
微笑まれた。のだ。何故? と思いつつ、ちょっとドキッとする。
「……そっか。来てよかったかも」
「何故……?」
「初めてなんでしょう?」
「……」
この人は、本当に。
ため息を吐いて、眼鏡を押し上げる。
アズールの『初めて』を一緒に体験できてうれしいという事なのだ。
臆病な癖に、こうい時にいきなり大胆なことを口にする。これ以上引っかきまわされたくないと思う気持ちと、心が乱されるのが心地よいという気持ちが混ざって、複雑だ。
アズールはイデアに倣って花火に火をつけた。
手の中に炎があるというのは、やっぱりまだ興奮する。
フロイドがあれだけはしゃぐのは仕方がない。人魚は炎に焦がれるものだ。
気が付くと二人で話しながらちまちまと花火を楽しんでいた。こういうこともたまにあっても構わない。
そもそも引きこもりのイデアとはなかなか一般的な『遊び方』が出来なくて、別にそれでいいとは思うのだけれど、でも、たまには。
そう思いながら隣を伺うと、バチッと目が合ってしまった。
二人の間で火花が散るような合い方だ。
一瞬何も考えられなくなってしまって、二人で顔を見合わせていると、アズール、とまたフロイドの声に呼ばれた。ハッとする。
「なんですか?」
「これやる?」
危なかった、二人きりだと勘違いしてキスをするところだった。
「なんですかこれ」
「マジで人魚って花火のことなんも知らないんすねー」
おもしれー、とエースが顔を突っ込んでくる。
「俺これさっき一個だけやったけど全然つまんなかった。蛇のほうがまだいい」
「蛇……?」
「蛇っていうか、なんかうんこみたいなやつ」
「……なんですかそれ……?」
全然想像がつかない……と首を傾げているのだが、後ろでイデアがちょっと吹いた気配がする。わかる人にはわかるのだろうと思ったら何だか悔しい。
「これ一気に火をつけちゃ駄目?」
「それ結構逆につまんないすよ」
「そうなんだ、やっちゃお」
さすがフロイド、全く聞いていない。
というわけで、全部につけて、全部はじけて終わって、地味―! とフロイドは文句を言っている。だから言ったのに! とエースとやっているので、部活はまぁまぁ上手くやっているのだろう。
「やっぱつまんねーからこれ、ホタルイカ先輩とアズールがやんなよ、似合ってるし」
「つまんないからってどういうことですか……」
しかしながら、まぁ急に参加したわけだし、と引き受ける。
受け取った後、イデアを伺った。
「つまらないんですか、これ」
「まぁあまり派手さはないから……でもいっぱい一気につけると実験失敗したみたいでなんかこわい」
イデアらしい発言だな……と思いつつ、これをやっていれば二人にしてもらえるのなら別にいい。
ひらひらしたところを持つんだよと言われて摘まんで火をつけた。
ぱちぱち……と瞬いて、ぽつりと落ちて消える。
風情があって、これはこれで綺麗でいいのではないかと思った。
落ちる速度には差がある。
「これでね、一緒につけて、どっちが先に消えるかって勝負するの」
「運ゲームじゃないですか、また……」
乗りません。と言うと、イデアは笑った。
「そうだね」
それから、二人でしばしその光を見つめる。
イデアは小さな声でアズール、と呼んできた。
「君が好きだよ」
「なんですか、急に……」
「いや、運なんか否定する、みたいなところ、逞しくていいなと思って」
「褒めてます?」
「褒めてるよ、ホントに、凄く、多分、君が思う以上に」
神妙な声に、何も言えなくなる。
「じゃあ……この後二人になったら、そんな顔はやめてください」
寂しいような表情も、あまり、見たくない。
情熱的でなくていいから、こんな寂しい光でもいいから、あなたの中に火を灯したい。
(あなたがそれを、望んでくれるなら)
――アズールが線香花火は人の一生に例えられることがある、という話を知ったのは、イデアのベッドで起き上がった後だった。
◆
今週はここまで。
おっつ。