ジェイデは初めて水族館デートしました。
一瞬何が起こったのかわからなくなりましたが、これ以上好きにさせるな!と思いました。
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 二人のデートはもっぱらイデアの部屋の中で行われた。そしてその提案は、意外にもジェイドのほうからだったのである。イデアは外に出なくていいと万々歳であったが、さすがに自分だけに都合が良すぎる。仮にも人生の先輩として、可愛い後輩に我慢なぞさせているのは如何なものか。そう思い一度外出を提案してみたが、返ってきたのはこれまた意外な言葉であった。
「僕と一緒にいるときの貴方のことは、僕だけが見ていたいので……。嫉妬深いんです、僕」
 困り眉でそんな可愛いことを言われてしまっては、イデアは黙るしかなかった。
 しかしついに時が訪れる。
「いかがですかイデアさん、ジェイドと一緒に」
 いつもの胡散臭い笑顔とともに手渡されたのは黄金色のチケット二枚。
 曰く。
「実は、モストロ・ラウンジにも個室をご用意させていただくことになったんです。ほら、全寮制の学校でプライベートな空間なんて無いに等しいでしょう。ここは男子校ですが、誰にも聞かれたくない話というのはありふれていますし……そういった需要も見込めそうですからね。それに使いやすそうな駒の選別も……あぁいえ、今のは聞かなかったことに。それで、部屋自体は完成したのですが、実際にお客様に利用していただくにはまだまだ改善点があると思うんです。そこでぜひ、二人に試していただきたくて。ご安心ください、お試しですから勿論料金は頂きません」
 つまり恋人関係にある人間でも満足できるか、テストに付き合えということか。あのキラキラ空間に足を踏み入れること自体気が乗らないのだが、それを見越してか告げられた言葉にイデアはしぶしぶ頷いた。
「聞きましたよ。貴方たち、まだ外でデートをしたことがないんでしょう。この個室なら、外でありながら屋内ですし、誰かに見られることもない。……ジェイドは本来アウトドア派です。たまにはいいのでは?」
「はぁ……アズール氏も凝り性ですな」
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