うとうとと気持ちのいい微睡から、すこし現実に戻り始めて、意識が浮上してきた。フィガロ先生の腕に抱かれているのを肌で感じて、気持ちいいな、と寝返りを打った。
「いったい!!」
痛みを感じるとは思っていなかったから、驚いてお腹から声が出た。反射で体を起こして、腰とお尻の痛みにまたすぐにベッドに沈んだ。先生の足と絡ませていた足もはねたから、先生の足も蹴り上げてしまって、先生も驚いて起きた。それはそうとして、とにかく痛い。あらぬところがとんでもなく痛い。昨日は痛くなんかなかったのに、寝て起きたら今まで感じたことがないくらい痛かった。昨日先生とつながった時は痛いなんてちっとも感じなかったのに。あの痛みは実は遅効性で、みんなこんなものだったりする?
「ど、どうしたのミチル」
まだ半分以上寝ぼけた声でフィガロ先生が体を起こす。いまだベッドに仰向けに転がって、驚きに目を見開いている僕の髪を撫でてくれる。それすらも痛い気がして、か細い声で優しい手を拒む。
「せんせい、とってもお尻が痛いです……」
この世の終わりと言わんばかりの僕の表情と声、申告内容に先生は吹き出した。まさか、初めてつながった翌朝にこんなに痛みに悩まされて、撫でられる大きくてあったかい手を拒むことになるとは思わなかった。
初めての朝を、想像していた。
きっとお寝坊さんなフィガロ先生は先に起きていたりなんかしないから、僕が先に起きていて、日の光が窓から差し込む中で、「フィガロ先生、朝ですよ」ってフィガロ先生を起こして、二人でしばらくベッドでお話をして、それから部屋で朝食を二人でとって。そんな穏やかな時間を想像していたのに。
まさか、こんな痛みに悶えて日の光だとか、朝の音だとか、そんなことを気にすることもできなくなるなんて思いもしなかった。それくらい、痛かった。
起き上がれず悶える僕に、先生が魔法を使って癒してくれる。なんとかお尻と腰の痛みは取れて、ほう、と息をつく。
「ありがとうございます……びっくりした」
「はは、俺もびっくりしたよ。まさか蹴り起こされるとはね」
先生はいたずらっぽくウインクして言った言葉に、顔を赤くする。
「あとは?痛いところない?」
「痛いところ……」
言われて体を見下ろして確認する。さっきまで下半身の痛みが強くて気がつかなかったけど、胸元の先っぽに違和感がある。
「あの、胸の先が、ちょっとジンジンします」
「ああ、乳首?散々弄って吸ったりもしてたからなあ」
あっけらかんという先生に、もう!と怒った視線を投げる。先生は肩を竦めて、僕の胸元に手をかざして魔法をかけようとした。
「……ッぁ!?」
そのまま、中指の腹で、乳首に軽く触れた。ジンジンとしていただけのそこに、甘い痺れが走る。
「いたずらしないでください……っ」
「ごめんごめん」
笑って、今度こそ魔法をかけてくれた。でも毎回こんなに痛くなるのかな、と不安に思っていると、それを察したのか髪を撫でてくれた。
「いやになっちゃった?」
「ありえません!」
間髪入れずに答えて、着替える。それにならうように、フィガロ先生も着替える。並んで顔を洗って、フィガロ先生が部屋の扉に手をかける。
「さ、朝ごはんに行こうか」
「はいっ」
ここまでが昨日書けなかった分です。ちょっと休憩
(のどかわいた……)
水が飲みたいと感じて、ふと目が覚めた。ふわふわのお布団から出て、部屋の机に置いてある水差しがあるから、喉を潤そうと体を起こす。正確には体を起こそうとした。みじろぎしたら、ぬるりと膣内が刺激されるのを感じた。
「ひぁ……っ、何、?」
昨日初めて感じた感覚が、体を駆け巡る。
最後のは最後なので続きはツイートであげます。
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しょやあけフィガミチ
初公開日: 2020年05月06日
最終更新日: 2020年05月06日
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