まだ外は暗くて、気温は低い朝なのに、何でだか暑くて目が覚めた。まつげが震えて目が開く。カーテンを少し開けて窓を見ると、やっぱりまだ外は暗くて、窓は外と中の気温差に、結露がついていた。まだ、眠気が頭をぼんやりとさせて、ちっとも働かない。……暑い。まだ暑いと思うような時期じゃないのに、どうしてこんなに暑いんだろう。ごろりと寝返りを打つと、まだ眠っているフィガロ先生の胸に頬が当たる。
(あ、そうか)
大人と言える年齢になった昨日の晩、大人として、フィガロ先生と夜を過ごしたんだった。風邪をひいてしまうからちゃんとパジャマを着て寝ようって言われたけど、肌の感じていたくて、このままがいいってわがままを言った。フィガロ先生は、仕方ないなあって笑って、じゃあ風邪をひかないように、抱きあって眠ろうと言って、そうして二人で眠ったんだ。寝入り端は向き合っていたと思ったんだけど、寝返りを打つうちに背中を向けてしまったんだ。というか、向き合って眠ると隙間に冷たい空気が入るから向きが変わったんだな、と気づいてまた体の向きを変えた。少し冷たい空気に触れて体が冷えたから、またフィガロ先生の体にそうようにしてくっつく。
「……?」
なんだかお尻のあたりにあたってる気がする。硬くて、すこし湿ってる。後ろ手にそろりと手を伸ばして、ソレに触れる。肌のような、もう少し違う感触に首をひねる。どうやらソレは棒状のものみたいだった。先端を触ってみると、小さく穴?のようなものがある。爪ですこし引っ掻くと、棒状のソレはすこし大きくなったようだった。膨張したソレを、掌でつつむ。形を確かめるようにさりさりと撫でると、さっきの先っぽから、とろりと液体が出てきた。
「わあ……」
つい小さく声が出てしまった。
「……ミチル?」
背中から、寝起きのかすれた声で名前を呼ばれる。
「おはようございますっ」
「うん、おはよう。それで、」
ふわあ、とあくびをしながら先生はぎゅうと僕を抱きしめた。
「さっきから何いたずらしてるの」
「いたずら?」
不思議そうに尋ねると、コレ、と先生が僕の手に触れる。お尻にあたっていた棒状のものを触っていた、僕の手に。
「あの、起きてからお尻にあたってて……何だろうって思って、触って確かめてたんです」
正直にわけを話す。さすがに話しながらソレに触れているわけにもいかないから、そっと手を離した。
「あー……うん、それね、先生の、」
答えを耳に吹き込まれて、かあっと体温が上がる。ずっと、触っていたのは、先生のアレだった。
「えっ、あの、でも、朝で、まだ何もしてないのに?」
真っ赤になったまましどろもどろで何を言っていいのかもわからず、でも黙るわけにもいかないから意味なく言葉を連ねる。
「これは生理現象でね、男性ならこうなっちゃう日もあるんだよ。毎日ではないんだけどね」
「ごめんなさい……」
「いや、知らなかったわけだし、気にしないで。てっきり朝から欲しがってくれたのかと思ったけどね」
初めてを迎えた昨日の今日でそんなはしたないこと、と思っても、実際触って刺激してしまったのだから何の言い訳もできなかった。まだお尻にあたっている硬いもの、先生はどうするんだろう……?
「ちょっとお手洗いに」
そう言って、先生はガウンを羽織って、ベッドから抜け出す。
「おトイレですか?」
「そう、ミチルが元気してくれたコレ、処理しないとね」
言われて真っ赤になって、お布団に潜り込む。知らなかったとはいえ、言い訳できないはしたないことをしてしまった。
これからは何か分からなくても触らないようにしようと、かたく心に決めた。
おわり
カット
Latest / 26:21
カットモードOFF
文字サイズ
向き
チャットコメント通知
しょやあけフィガミチ
初公開日: 2020年05月03日
最終更新日: 2020年05月03日
ブックマーク
スキ!
コメント
二次創作
フィガミチ
許してください
しょやあけフィガミチ
二次創作フィガミチ ゆるしてください
依子
しょやあけフィガミチ
二次創作フィガミチ 許してください。
依子
ゆう喜現パロネタメモ
壁打ちしてたら割とまとまってきたゆうぎり喜一の現パロいちゃいちゃ世界線のメモ
篠畑