とりあえずお題出しやすいように履修ジャンル書いておきます。
ツイステ・コナン・えふご(ガチ勢ではない)・まいるま(15巻ぐらいまで)・鬼滅(本誌勢ではない)
おすすめの作業用BGMとかあったら教えていただけると嬉しいです。
とりあえずサンプルがてら何か書きます。
*「綺麗な花にはトゲがある」BGM:キライ・キライ・ジガヒダイ!
昼休み。なんの変哲もない日常の時間。お弁当を食べ終わって暇になった私たちは、なんともなしに今日もクラスの人に囲まれている一人の女子の話をしていた。彼女はいわばこの学年のアイドルで、彼女を支持しない人間はなんとなくクラスの輪からハブかれ気味だ。まぁ私たちが実際にその憂き目にあっているからわかるだけだけど。
「あの子さぁ」
「うん」
「知ってる? 隣のクラスの人をいじめてたことがあるとかって」
親友の突然の発言にヒヤリと寒気を感じる。洒落になっていない発言だが、しかし気になってしまうのは人間の性で。
「…誰?」
「ほら、いっつもあの子の悪態ついてるツインテールの子いるじゃん」
「…ああ」
言われて脳内を検索すれば該当一件。口を開けば逆恨みのような”学年のアイドル”への悪態をついているので少し気になっていた子だ。髪型とか口調とかちょっとイタイ子で、気になった、というそれで終わったけれど。ツルみたくはない。
「いじめてたって…だからあんな感じにってこと?」
「いやあたしもさらっと触り聞いただけだからよくわかんないんだけどさ…。でも触りだけでも気分悪くなるぐらい陰湿だったよ」
「マジ? うわぁ…」
ここで嫌な好奇心を出してしまうのが私のよくないところだ。ネットの検索してはいけない言葉とか何回検索して痛い目にあったかわからないけど、知らないことって知りたいよね?
「…ね、耳打ちしてよ」
「ええ…いいけど」
そうして親友が私に耳打ちした内容は確かに陰湿ないじめそのもので。怪我を負わせない代わりに自尊心を、心をめちゃくちゃにされるような物だった。
「…綺麗な花にはトゲがあるって、ホントだね」
「ま、本当かどうかもわからない話だし…。物的証拠も無いし…」
そうして視線をまた前に戻したときに、まさに今話していたあの子がクラスメイトたちを追い払ってこちらに近づいてきているのが見えたので。
ア、終わった。と思ったのだった。
了
*「ずっと貴方を探していました」で始まり「静かで優しい夜だった」で終わるイデアの話
※夢小説です。ちなみにイデアのストーリーは怖くてろくに読めてないです。捏造がいっぱい。
「ずっと貴方を探してました…! 私が探してたのは、貴方だったんです!」
なんて、初対面の女に話かけられたらそりゃ怖いか。しかも私は入学当初からかなり目立ってたし。けれど私にも言い分はある。とにかく聞いて欲しい。
その夢を初めて見たのは多分三歳とかだと思う。青い髪の人が振り返って、そうして私に話かけて笑う夢。その人と私は親しげで、理解できない言葉が出てくる会話を交わしながら歩くのだ。それだけの夢。
夢の中だったら確かにはっきりと見えていたはずのその人の顔も服装も、しまいには景色さえも目覚めると朧げになってしまって何もわからない夢。でも、それでも私が彼を…イデア・シュラウドを探していたのだと確信した理由は声が同じだったから。イデアさんの声を聞いて、瞬間夢がフラッシュバックして私に伝えたのだ。夢の中のあの人は、このナイトレイブンカレッジに所属しているイデアさんなのだ、と。
…まぁだからと言って急にあんな怪しい発言するのもどうかと思い始めてきたけど。いやでもずっと、それこそ人生の半分以上あの人を探してきたんだからテンションがあがってしまうのも仕方ないと思う。
そんなことをつらつら考えながらもはやおなじみとなったオンボロ寮への道を歩く。ちなみにグリムは私の補習に付き合わずに先に帰った。
ふと視界に青い光が入ってくる。ゆらゆらと揺れるようなそれがとても綺麗で、思わず足を止めた。とたん大きくなる光を見ていると自分の影で光源が後ろにあることを知る。
くるり、振り返ればそこにいたのは今ちょうど考えていたイデアさんで。噂をすれば影とはこのことだな、とちらりと考えた。
ひえ、と悲鳴を上げながらそれでも彼がおずおずとこちらに近づいてくるのでどうしたのかなと思えば、これまたおずおずとした動きで小さい紙袋が差し出される。
「かか、監督生氏…こ、これ、落とし物で…す…」
「落とし物?」
「あ、あの、鍵…」
「鍵…?」
言われてポケットを探れば確かにオンボロ寮の鍵はそこにはなくて。だから手ずから届けにきてくれたのか、と合点がいった。
「ありがとうございます! …すみませんわざわざ…」
「いい、いや? 困ったときはお互い様とも言いますし、拙者にもちょっとした得はありましたし、べ、別に気にすることないっていうか」
「…得?」
「あいやそれはそのなんと言いますか口がその…滑りまして…」
そう言って下を向いて黙りこくったイデアさん。なんとなく気になって追求するとまた逃げ出されてしまいそうだったので、何も言わずに突き出されていた紙袋を受け取る。確認すれば確かにオンボロ寮の鍵となけなしのマドルで買ったストラップが入っていて。これがなかったらもう学校は閉まっているから野宿だったのか、と思うとゾッとした。
「あの、ありがとうございます。…あ、でもお礼できるような物なくて…ええと、何か好きな物とかあります?」
「す、好きな物…? 駄菓子…?」
「ふふ、なんで疑問形なんですか? わかりました、じゃあ…そうだな、三日後にイグニハイド寮にお伺いさせてください。…お礼が、したくて」
「エ」
カチン、と固まったイデアさんを見てまた笑ってしまう。穏やかな会話。いつか夢で見た光景。静かで優しい夜だった。
了
ということで終わります。おやすみなさい。