「着地成功!」
 船の底が硬いものにぶつかり、何度かバウンドする。何かに掴まっていないと飛ばされそうなほどの激しい揺れに、慌てて帆柱に抱きついた。轟音が消え、ようやく静かになったとき星運びの箱舟は、王家の墓の丸みを帯びた屋根の、ちょうど窪みのところに鎮座していた。
「ここが……王家の墓ってところかい? 屋根に穴を開けちまった。それにしても、何の変哲もなさそうな場所だがね」
 ベガ爺さんが訝しげに周囲を窺う。俺は隅っこで縮こまっていたシリウスを助け起こし、ズボンについた砂埃を払い落とす。
「穴か。そりゃ、ちょうどいいや。屋上階がないなら、この穴を下りた先が最上階だろう。シリウス、梯子を出してくれないか」
「はーい、今やります!」
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