私がこうしてゆったりしているのが嫌いらしい。
義務は果たしたんだ。
ゆっくりさせてくれ。
どす黒い感情が込み上げてくる。
憎い、なぜ、私はこう苦しめるのか。
私は義務を果たしたのに。
自由になりたい。
私のことはほおっておいて。
自由になりたい。
なんでも決めたがる?
私はあなたの人形ではないのに。
愛情?
人はそんな風にいう。
羨ましい。
どこが?
自由がない。
私は白い服が好きなのに、彼が好きな赤色の服を買わないといけない。
私は可愛い服が好きなんだけど、似合わないとさっぱりした服を選ばれる。
自由が欲しい。
ーー
私は幸せらしい。
美しい人に愛された。
とても美しい人に。優しい人に。
彼は私のために何でもしてくれる。
私が選択を誤りそうになると、正しい道に導こうとする。
だけど、それは本当に正しい道なのかな。
私はあの道を行きたい。
だけど、あの道は険しいと平坦な道を選ぶ。
そんな道選びたくないのに。
「リサは幸せね。あなたのことこんなに想う人と結婚できて」
皆はそう言って祝福してくれる。
そうなんだろう。
だけど、私の胸は苦しい。
ぽろっと私の悩みを離すと、贅沢だと非難された。
だから、私は誰にも私の本当の気持ちを話せなかった。
ある日彼が出かけた。
私はとても解放された気持ちになった。
彼が戻ってくるのが怖くて、とうとう、家を飛び出してしまった。
彼の言う通り、外の世界は怖いところだった。
だけど、楽しいこともあった。
苦しいけど、私はどうにか外の世界で生活をできるようになった。
そんなある日、彼が現れた。
彼は私を見つけると、涙を流して、私を抱きしめた。
「もう離さない。見つけるのが遅くなってごめん」
私の自由な生活はそこで終わった。
そして始まった、美しい牢獄の生活。
「見つけてもらってよかったわね」
「本当、幸せ者よ」
皆はそう言って、私を祝福する。
だけど、私は全然嬉しくなかった。
貧しくても自分で選択ができる生活に戻りたかった。
だけど、私が外に出るチャンスは二度となかった。
苦しい。
外に出たい。
自由になりたい。
こんな気持ち誰にも理解してもらえかった。
言えば批判された。
嫌だ。嫌だ。
自由が欲しい。
外に出たい。
自分で自分のことは選択したい。
そして私が気が付いた。
あることが選択できることを。
彼がいない間を使って、少しずつ準備した。
そして、その日がきた。
私は窓から飛び降りた。
2階から飛び降りても駄目だ。
逃げられない。
そう、私は自分の首に布で作った紐を巻いて飛び降りた。
柱にちゃんと結び付けたから、紐がほどけることはない。
ぐっと首が絞めつけられる。
苦しい。
だけど、自由になれる。
やっと。自由に。
自由
思い付いたポエム。
ポエムなのか、掌編なのか微妙は出来です。