2025年。社会んびは最新技術が溢れ、インターネットは発達し、AIが実用化されるまさに科学万能の世界。
 そんな世界に反旗を翻す、原始の力が結集したイベントが開催!
 その名は「大棍棒展」。
 名前の通り、小さいものから大きなもの、細いものから太いものまであらゆる種類の棍棒を集めた、この令和の世にあってあまりもアナーキーなイベントです。ちなみにキャッチコピーは「人生を棒に振ろう」。ステキ過ぎる。
 実は本イベントは以前にも大阪で行われており、その際にも行ってきたので規模を増した今回もぜひとも行っておかねばと思っているうちに会期が残り数日となってしまったので、慌てて行ってきました。
 今日は平日だったので人も少なく、展示をゆっくり見ることができました。以下はその一部。
 最初のメッセージがすでにアツい。「この時代に、まだ棍棒があるのだ」
 
 入ってすぐの段階でこれ。一生分の棍棒がここで見られます。
 「第1回棍棒品評会」という生まれて初めて聞く品評会が開催されており、いずれ劣らぬ強烈な個性がギラギラと輝いています。
 圧倒的存在感とそのうちに秘めた暴力性を感じる反面、先端に着いたままの地衣類と草に雅を感じる一本。
 棍棒といっても棒だけじゃない。心の中の小学3年生が大喜びのマシンガン型棍棒。ストックが着いてるのが最高です。
 前回の大棍棒展にもあったドリル棍棒。もう見た目の攻撃力が高い。
 苔がついたままなのが野性味を感じます。
 モーニングスター状の棍棒。そっち側を頭にするというアイデアの勝利と言えるでしょう。
 枝分かれをうまく利用した金槌状の棍棒。
 こんなのドラクエのボストロールが持ってるのしか見たことねーよ。
 即身棍棒とはいったい!?
 デカァァァァァいッ説明不要!! でも説明します。
 本イベントの最大の目玉であるこの巨大な棍棒は、パンフレットによれば全長295cm、最大直径90cm、そして重量は500~600kgの巨大なケヤキの棍棒! もはや棍棒の域を超えた存在感に圧倒されるしかありません。
 しかもこの棍棒、中に入れます。これこそが即身棍棒たる所以。
 もちろん入ってきました。
 中はやたらと音が響くし真っ暗だしケヤキの匂いはいいし、なんか斬新なアイソレーションタンクに入った気分。これ量産して中に入ってリラックスするリラクゼーションサロンを開くのはどうでしょうか。
 あまりにも斬新な経験をしてしまった。
 セラミックヒューマンとはいったい!?
 ずらりと並んだ陶器製の人形にはすべて棍棒が持たされています。これは最初から人形に合わせて棍棒を作っているのではなく、人形に合う棍棒を探して装備しているとのこと。
 このフォーメーション美しくて好き。
 台座の中にもしれっと人形がいるのが芸コマ。
 そして今回もあります、試し打ちブース。もう会場に入るどころか会場が入ってるなにわ橋駅のエスカレーターを降りた時点で木こりでもしてるのか?ってくらい木をぶっ叩く音が聞こえてましたからね。
 わたくし人形使いももちろんやらせていただきました。おかげでこの日記を書いてる時点で左手の握力がないです。
 人は誰しもその身のうちに破壊衝動を隠して生きているもの。ましてこの令和の世に思いっきりモノをぶっ叩く機会なんてそうそうないわけですよ。しかも、武器とは言っても銃器類のような科学と文明の結晶でもなく、刃物のような金属加工されたものでもなく、文字通りの荒削りで原始そのものといえる「棍棒」というアイテムを用いる機会なんてそれこそゼロに等しいと言えるでしょう。
 それを、恥も外聞もなくひたすらモノをぶっ叩くことが許されるというこのイベント、なんかこう大脳皮質の奥底に眠りしワニの脳が活性化させられる思いでした。いやー楽しかった!
 なお、10月25日26日の2日にわたって、心の森総合福祉公園ふれあい交流広場にて「第2回全日本棍棒飛ばし選手権大会」が開催されるそうなので、興味がある人はGOだ!
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