そろそろ本当に夏が終わった感がありますがこれ本当に信じていいの? 日夜猜疑心に苛まれている人形使いです。
 さておき、ペンギンSFアンソロジー感想とともに夏コミ戦利品レビューも終わらせておきたいところ。
・STARLINE NETWARK 5(Erther Valkirie)
 精緻なメカデザで魅せてくれるLimさんの新刊は、ナムコ系列STGのUGSF本第5弾。今回はファイナルブラスターが中心となっています。調べて思い出したんですが、本作は「ボスコニアン」「ブラストオフ」と合わせて3部作になってるんですよね。ナムコシューはあんまりやってないのでこの辺は知らないことが多い。
 ファイナルブラスターはPCエンジンのSTGでしたね。STGはとにかくボス名とか詳細なメカデザとか背景設定なんかの情報がゲーム内だけでは明かされない部分が多いものですが、それをこうしてデザインに起こし、さらに自分の絵柄に落とし込むというのはとてもすごいと思います。見てて単純にカッコイイしな。
 また、イラストに添えてあるフレーバーテキストもいい。こういうの、ゲームの取説を延々読んでたり持ってもいないゲームの攻略本を買ったりしてた過去のあるわたくし人形使いにとって貴重な栄養素となります。うめえうめえ。
 そして個人的にいちばんカッコイイ!と思ったのが20ページ目のドラグーンR。男の子はみんな格納庫が好き。
・たがい 258版(ほづみつきの)
 今回もいつものブレスタサークルさんの小説。
 今回は珍しくキャスター・ブラッドウッドにスポットが当たっています。こういう下層スラム街でのアレコレとても好き。
 パルスターもブレスタも会話デモとかないし結局エンディングも追加されてないしで、キャラが全面に出てるSTGの割には原作ゲームの内容だけではキャラの掘り下げが難しい……というかほぼ不可能だと思うんですが、本作ではそのへんがしっかり掘り下げられてるのがすごい。
 そして個人的に非常に印象に残った一節が、「レムリアとムトラスの戦争を止めるにはどうすればいいか?」という問いに対して最終的に出た答えが「戦争が形骸化して、次の世代、次の次の世代が馬鹿らしくなってやめること」というところ。そんなもんだよなあ……といった感じです。
 今日はここまで。
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