さて、閉鎖がアナウンスされていたgooブログ、ようやく移行作業を始めました。というわけで今日からは日記はこのnoteの方で書いてくことにしますのでコンゴトモヨロシク。
というわけで特に特別な挨拶もなく淡々と夏コミ戦利品レビューを書いていきます。
・あたいとげんそーきょー ふえるチルノ(北国もやし製造所)
「夏場にチルノが溶けたので凍らせて元通りにする」は東方二次創作界隈ではもはや古典的テーマとも言える展開ですが、本作ではあろうことか製氷皿に分けて凍らせたためにチルノが分裂! 本作は無数に増えたチルノを回収するために大騒ぎ……ではなく、分裂チルノを全部集めたと思ったら、残った分身が3人のチルノになってしまったというなかなか斬新な展開で始まります。
3人に増えたチルノは、
・ゲッター1に相当する(相当しない)三度のアイスよりわからせが好き「ガキチルノ」!
・ゲッター2に相当する(相当しない)最強の妖精は可愛さも最強「お嬢様チルノ」!
・ゲッター3に相当する(相当しない)二人は死ぬまで一生一緒「闇チルノ」!
以上三人でお送りします。んがぐっぐ。
「何らかの要因でキャラの性格が変わる」というのはギャグでは鉄板ネタのひとつですが、本作のこの三人のチルノは、紛れもなくチルノ本人の持っている性格の一面なんですよね。
まずガキチルノ、この個体はチルノ本人の性格の表面部分がもっとも端的に現れていると言えるでしょう。3人のチルノは性格だけでなく服装もそれぞれ違うんですが、このガキチルノのTシャツへそ出しホットパンツという正統派メスガキ的出で立ちはこのデフォルメされた絵柄であってもなんていうか……その…下品なんですが…フフ……やめときます。このブログは未就学児でも読めるよいこのブログなので。
霊夢に相手にしてもらえないときのぐぬぬ顔がso cute。
次にお嬢様チルノ、一見このチルノは元のチルノとは正反対の正統派お嬢様に見えますが、しかしこのチルノもまた紛れもなくチルノのいち側面。そも本サークルさん描かれるところのチルノは一見ワルガキ全開のいたずらっ子でそれはそれでまさにその通りなんですが、その中にも確実に「年頃の女の子的仕草」があるんですね。本作でも冒頭で朝顔を髪に飾っているシーンが描かれていることからもそれは確定的に明らか。いつも元気でいたずらっ子なチルノもやはりしっかり女の子なんだなあ……と若干にっちゃりした笑みがこぼれてしまいました。
このお嬢様チルノのいいところは、実は「お嬢様なチルノ」ではなく「お嬢様に憧れているチルノ」である点だと思います。この違いは非常に重要です。あといちおう本物のお嬢様であるはずのレミリアの駄々っ子っぷりにも若干にっちゃりした笑みがこぼれてしまいました。
そして闇チルノ、これまた普段のチルノからは想像できない類のいわゆるヤンデレなんですが、あの明るく元気なチルノが大ちゃんを氷漬けにして心中を図ろうとするほどの執着を心の奥底に隠していると若干にっちゃりした笑みがこぼれてしまいました。
しかしこれもまた紛れもなくチルノの一側面であることが、作中で当の大ちゃんによって見抜かれるという展開がいい。理解者なんですよね大ちゃんは。……いや待て? 本サークルさんの過去作における大ちゃんの嫉妬深さとチルノへの執着を考えると、これってつまりヤンデレだからこそヤンデレを理解したってことなのでは……?
そしてこれら3人のチルノは最終的に元のチルノにもどるわけですが、すごいなーと思ったのはこの3人、誰もがちゃんとチルノのいち側面であり、なおかつこの三人を足して3で割ったら元のあのチルノになるだろうなと思わせるだけの説得力を持って描かれているんですよね。この説得力は、本サークルさんがこれまで描かれてきた「あたいとげんそーきょー」シリーズで構築されたチルノ像あってのことだと思います。そう考えると本作は、ある側面では「これまで描いてきた『北国もやし製造所』世界のチルノ像の集大成」とも言えるかも知れません。
あと魔理沙の袴姿で不意打ちを食らわせてくれて本当にありがとうございました。
今日はここまで。