夏コミ原稿がやばいです。いつもの感じとも言えますし、いつもの感じとも言えます。うぁぐぐぐぉおあぇ!
だからこそエネルギーを得るために映画ですよ。映画は栄養。映画は福祉。映画鑑賞料金は保険料控除の対象になるべき。
というわけで今日参加してきたのは、先日見てきた「たべっ子どうぶつTHE MOVIE」応援上映!
わたくし人形使いはこれまでそれなりの数のマサラ上映・応援上映に参加してきましたが、今回は作品が作品だけにまたいつもとは毛色の違った応援上映になる予感。
そして売店では原作が売っているのでさっそく確保します。
しかも今回は作品が作品だけに、声出しOK、鳴り物OK、サイリウムOK、コスプレOKにくわえて「おやつOK」という前代未聞のレギュレーションとなっているので、「映画を見ながら原作を食べられる」というこれまた前代未聞の映画体験ができます。ほんとすごいなこの映画館。
そして今回のシアターであるシアター3のある地下には、毎度おなじみ関西キネマ倶楽部さんが撮影した写真が掲示されていました。
関西キネマ倶楽部さんが撮影した写真はもうかなりの量溜まっていると思われるのでいっそのことそろそろ梅田あたりで個展を開いていただきたいと思います。
さて、上映時間が近づいてきたので館内へ。恒例の上映前画面はこんな感じ。
今回は満席とはいかなかったものの、作品に合わせてか小さなお子さんを連れた親子連れが多かった感じです。塚口の応援上映の楽しみのひとつが「上映開始前の客席の様子」なわけですが、今回は客席のそこここから小さなお子さんのはしゃぐ様子が感じられてとてもよかった。この中から未来の塚口沼の住人が現れると思うと腹の底から笑いが込み上げてきますよねグフフ。
そしていよいよ上映時間となり、今回もシネマイスター☆トムの登場だ!
しかも今回は百獣の王・ライオンの装い! つまりこのクッソ暑い中ライオンのきぐるみ! さすがシネマイスター☆トム、覚悟が違います。
でもさすがにこの環境下できぐるみは見るからにつらそうで若干心配になってきました。これで前説をいつもの熱量でやるもんだから……。
戸村支配人、なんか明日には体重が三分の二になってたりしないだろうか……。といった心配もよそに、全員声をそろえて「いただきます!」で上映開始!
今回の応援上映で思ったんですが、本作は実に応援上映向けの作品ですね。
のっけからライブシーンでスタートしますし、そういう意味では本作はアイドルものとしても見られるかも。
いつものこととは言え、もう最初のライブシーンのところからいきなりアクセル全開でしたからね。そして今回は前述の通りサイリウムがOKなのでこれがまた映える映える。今回はお隣や前の席の方がサイリウム持ちだったので華やかなライブシーンをさらに華やかに彩ってくれました。
いきなりクライマックスなライブシーンから始まるこの作品ですが、シリアスなところはみなさんしっかり沈黙を保って見入っていたのがまたメリハリが効いててよかった。
実際、本作は改めて見てみるとかなりシリアスなんですよね。声出しOKの応援上映ということで、らいおんくんやぞうくんをはじめとするキャラへの応援がたくさんあった反面、本作の黒幕にしてもう一人の主人公とも言えるマッカロン教授に対する悲しみや同情の声も多くあったのが印象的でした。
本作の一連の事件を引き起こしたマッカロン教授は、過去のトラウマからわたあめ以外のお菓子をなくすことでみんなから笑顔を奪って自分と同じにしようと目論んでいます。
スイーツランド城の頂上で教授が自身の企みを明かした際に彼は言います。「笑顔が本当に人を救うのか知りたかった」と。
試すのは、未練があるから。未練があるのは、執着があるから。
「お菓子に人々を笑顔にする力などなかった」という結論に達し哄笑しているかに見えるあのシーンのマッカロン教授は、その実必死になって己を悪役たらしめようとしてたんじゃないですかね。
これはもう何度も書いていることですが、塚口の応援上映、マサラ上映は映画鑑賞+α。ここで沈黙を保っていた客席のみんな、特に小さなお子さんはどんなことを感じて思っていたのか。そういうことにも思いを馳せることができるのが塚口サンサン劇場のイベント上映の素晴らしいところですよ。
あとこのシーンの直前、マッカロン教授の「いただきます」のキーワードでたべっ子どうぶつの面々がクッキーに戻ってしまったところで、全員が一致団結して「ええーーーーーーっ!?」と驚きの声を上げてたのが実に白々しくて最高。観客も一体となって作品を演出する映画館、サンサン劇場。
また、後半戦の最大の功労者とも言えるひよこちゃんの覚醒シーンの盛り上がりもよかった。応援上映、マサラ上映の楽しみは山ほどありますが、こうしたいかにも盛り上がるシーンでの感動や高揚を共有できるというのが非常に大きな楽しみです。こういうところでみんな一緒に盛り上がれるのが実に楽しい。
本作はこういうアッパーな盛り上がりだけでなく、しっとりとした盛り上がりポイントもあるのが魅力。
スイーツランド城に囚われの身となったぺがさすちゃんが歌うシーン。冒頭のライブシーンとはうってかわって静かで優しいメロディが響く中、鳴り物が静かに鳴りサイリウムの光がゆっくりと揺れるあの光景、サンサン劇場でしか見られませんよ。
同じ作品を複数回見ているとまた新しい発見があるものですが、ラストでマッカロン博士に割られたたべっ子どうぶつのクッキーをペロがもとに戻すシーン。
たべっ子どうぶつのクッキーには各々の動物の名前が英語で書いてあるんですが、ペロは密かに勉強していた英単語の知識から割られたクッキーを必死に正しい組み合わせにして食べてたべっ子動物の面々を復活させます。ここ、たべっ子どうぶつがただのお菓子ではなく知育菓子であるという点を最大限に活かした展開で、オタクが大好きな「原作展開キターーーー!」ですよ。個人的にはここが最高の盛り上がりポイントだったかもしれん。
そしてエンディング、テーマソングである「Would You Like One?」では鳴り物・手拍子・サイリウムに加えてコールまで入って完全にライブ会場になってました。ここ本当に映画館?(いつもの)
塚口のイベント上映で、なおかつ作品が初見でない場合は「ここでこれを叫びたい!」という希望があるもの。「いただきます」が重要なキーワードとなっている本作では、上映終了後はぜひとも「ごちそうさまでした!」と言いたいと身構えていたので実行できて満足です。
というわけで、「たべっ子どうぶつTHE MOVIE」応援上映、実に楽しいひと時でした。これが夏休みシーズンってのがまたよかった。今回の応援上映が今日ここに集ったちびっこたちの夏休みの思い出になるといいですね。そしていずれ開催されるであろう数々のマサラ上映にも参加して他の映画館では満足できない体になるといいですね。(沼から伸びる手)