2025年7月7日(月)
お久しぶりです! 最近は原稿を書きつつ、ミシンをやったりなんだりと楽しく過ごしております。
今回書いている小説に、DV加害者の話を盛り込みたいと考えています。キャラクターづくりのために「加害者」「加害者性」に向き合いたいと思っており、それに有用な本のひとつとして廣井亮一『加害者臨床』(日本評論社,2008)を持ってきました。
2008年刊行とだいぶ古い本なのですが、まだまだ分かることがあると思うので、今日はこれをできるところまで読んでみたいと思います。
とはいえ、体力的にも気力的にも持っていかれる内容が多い気もするので、この導入含めて45分きっかりで切り上げようと思います。

廣井亮一『加害者臨床』(日本評論社,2008)を読む
あらかじめ、目次だけはサラッと目を通しておきました。
第1部「加害者臨床の目的と課題」
第2部「加害者の理解」
第3部「加害者臨床の展開」
と、全部で大きく3部に分かれています。
各部に章が別途ついており、章ごとに執筆者が異なります。加害者心理を研究している研究者や、東京都家庭裁判所の人、カウンセラー、弁護士など、加害者を取り扱う人たちが包括的に集められて書かれた本のようです。
今回の読書の目的は2つ。
1.「加害者」という存在に対して臨床家がどう捉えているか、全体像を知りたい。
2.「加害者」の中でも、パートナー間で起こるDVを引き起こす人物像を浮かび上がらせたい。
ですので、それに近しいであろう内容のものが書いてありそうな章を選んでいこうと思います。
1-2.加害者臨床の困難性 を読む
※この章はいわゆる「非行少年」を加害者像と見立てているよう。
・再犯を繰り返し、罪の意識がほとんど深まらないように見える加害者
→なぜか?
└ 被害者意識が強い
└ 深い対人関係が持てない
罪を犯した加害者でありながら、気持ちのうえではあたかも自分が被害者のような立場にあることが分かる。しかし、理屈の上では自分が悪いことをしたという自覚が一応ある。
気持ち「自分は不幸である」「不運である」「不当な扱いをされている」
被害者意識が強すぎるがゆえに、自分の犯した罪への罪悪感が深まらない
「加害者でありながら、被害者意識が強い」という逆説は、非行少年一般に当てはまる
「被害者意識が強いがゆえに、罪悪感が深まらない」状況にある
・では、なぜ被害者意識が強いのか?
└ 傷つき体験を繰り返してきたから
親に虐待された、裏切られた、教師に不当に扱われた等の被害者意識が深く鬱積している
このような「こころの傷」に対してはカウンセリング的な手法で対応することになるが、非行少年たちは激しい行動化が伴うため、治療者と少年との間にできあがった信頼関係をすぐに壊してしまう
・では、どのようにすればよいのか?
└ 行動規制を課す必要があるが、だからこそ、肝心なことは自分で決定させる「自己決定の原則」を用いる
1-3. 加害者の被害者性
※この章は「犯罪をした少年」を加害者像と見立てているよう。
・「加害者」と「被害者」は必ずしも対極に位置しない
・同じ犯罪という現象を見ても、加害者から見る犯罪と被害者から見る犯罪は、まるで別の犯罪を見るぐらいに世界観が違っている =さながらルビンの盃のような形をしている
・非行少年は親から虐待を受けたものが多い(代表的なデータは法務総合研究所の調査報告)https://www.moj.go.jp/housouken/houso_houso08.html
・が、親から虐待を受けた子ども全員が非行に走るというわけでもない
・「回避型行動」があらわれるのが特徴
└家出、盗み、虐待
ex.)家にいれば殴られるので家出をする、虐待のことを思うと耐えられないのでそれを紛らわすために菓子や玩具を盗む
・暴力は、過去の親からの身体的虐待をまねているという学習だけではない
もしかすると:
〇暴力被害のつらさを誰よりも知っているがゆえに、他者を攻撃するときに暴力を使用するのかもしれない
〇身体的虐待時に解離があるがゆえに、他者を攻撃するときに相手の痛みが感じ取れないのかもしれない
〇親から受けた/受けている虐待はコントロールできないが、自分が他者にふるう暴力はコントロールできるため、暴力をふるうことで現実に親から受けている暴力の恐怖心を彼らなりにコントロールしようとしているのかもしれない(心理機制:マステリー)
あと5分で一章読めるか、微妙。

もしお昼ご飯食べてもう少しやる気があったら、もう一回枠立ててやろうかな。第2部、結構読みたいところがあるので……。でも「できたらやる」って感じにしたいと思います。あてられる内容でもありそうだ。
お久しぶりです! 見に来ていただいてありがとうございます。
今日はもう終えるんですが、またぜひ!
それでは、また後で…… もしくは、また今度。
またねー!
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2025/07/07 田村真夏のフリーライティング
初公開日: 2025年07月07日
最終更新日: 2025年07月07日
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内容:『加害者臨床』を読む