取り敢えず見えているでしょうか
見えているのなら見えてるよって言ってね。執筆場所も何もわかってないからね。
取り敢えずKPレスでもやっていこうかな、ログが残るしね
別窓で見ながらやるから、更新は遅めです。声も入れられるみたいだけど怖いのでしません。
シナリオ名「ゆ~れいさん ゆ~れいさん」
狼谷ヲズ様作
注釈:この配信は終了後、ネタバレ防止のためパスをつけます。念の為。
キャラ情報
名前:風切 伊鷹(カザキリ イオウ)
委員会に生を見出す典型的成績優秀委員長。
STR:12 CON:8 POW:18  DEX:5 APP:15 SIZ:13 INT:16 EDU:16
キック:65 こぶし:70 マーシャルアーツ:51  応急手当:50 聞き耳:75 目星:45 図書館:75 跳躍:75 信用:65 
言いくるめ:85 化学:51
他初期値。回避取り忘れた。
以下本編
ーーーーーー
注釈:シナリオ本文では無く、基本的にRP結果を載せていきます。その都合上リプレイ小説になるだろうと予測されます。
『キーンコーンカーンコーン』
チャイムが鳴る。 
学校の終わり、下校時間を知らせるチャイムだ。
部活動があるものはそれぞれ活動場所へ、勉学に一心なものはこれから自習か、 また違った用事があるものは足早に自宅へ帰るところだろう。
そんな級友達を片目に、淡々と帰りの支度を始める。
最後の一つ、必ず一番上に置くと決めている筆箱を空きスペースにピタリとはめ、カバンを肩にかけて廊下に出る。ふと窓の外を見れば空は茜色に染まりかけていた。いたるところから烏の鳴き声がカァカァと響き、グランドで部活動に励む生徒たちの上に降り注ぐ。何の変哲もない、日常の風景だ。
少しの時間、ぼんやりと窓の外を眺めていると突如、肩を叩かれる。
反射で振り返ると、背の高い若い教師がにこやかに微笑んでいた。珍しく、面識のない、あまり覚えることが出来ていない教師だった。
果たして非常勤だったか、新任だったか。はたまた事務の先生なのかもしれない。ともかく、記憶にない先生だった。必死に記憶の奥底を探り誰だったのかを特定しようとする風切の後ろ、名の分からぬ教師は言葉を綴る。
「ねぇ、きみ。今から帰るところかい?」
ちょっとね、頼みたい事が...とさぞ困っていると言ったふうに続ける。肩を大きくすくめ、眉を下げるその姿はどこか演技じみても居た。
(頼まれごとを跳ね除ける様な理由はない)
「はい、そうです。頼み事、大丈夫ですよ。予定もないですし」
そう返答すると、その教師はにまりと笑い「ありがとう」と零した。
「これを404教室の真ん中においてきてほしいんだ。たったそれだけ。簡単だろ?」
笑みを崩さないまま、教師は風切になにか小さなものを手渡す。小さな小箱。木製の小箱。少しだけ、しっとりとした重量が手にかかる。
「その箱を”一度も開けず”に”404教室の真ん中”に置いてほしいんだ」
またもや「簡単でしょ?」と彼は笑いかける。
「まぁそれだけだからさ、頼んだよ!終わったらそのまま帰っていいからさ!」
頼むよー。とだけ言い残して、教師は薄暗くなった廊下を走り去っていった。走り去る風に煽られ、「廊下を走るな!」と言うポスターがゆらりと揺れる。まるで書かれた文言を嘲笑うかのようだ。
「せんせっ、廊下はー」
風紀員として。その事を、廊下を走ってはいけないことを伝えようとした。しかし、その時にはもう目の前からその「教師」は消えていた。廊下だと言うのに、一体どれだけの速度で走ったのだろうか?影が差す廊下に箱と風切、一人と一つが残される。窓の外からは相も変わらず、部活動生の元気な掛け声が響いてきていた。
実際、風切の予定は特にない。今日も、明日もあさっても。それは友人が居ないことの証明などではないが。
本当に断る理由はない。廊下の走る行為の是非だって、頼まれごとを引き受けるかどうかには影響しないのだ。
(任された仕事だ)
しっかり果たそう。404教室の在り処を思い出そうとしながら風切は廊下を一つ、踏み出した。
茜色に染まりきった空。誰もいなくなった教室。 
それはどこか異世界のようだ、と感じる。
一人廊下を進みながら、ふと。校内で近頃実しやかに囁かれている噂のことを思い出した。
自身の学校の不気味な怪談を。
◇ ◇
言われた通り、404教室に箱を置かねばならない。今の行動における至上命題を意識しながら、微かに不気味な噂のことを考える。埃のように、脳裏に微かに引っかかった学校の怪談。2つの思考が別々になって、少し接して、そこで巡って。想像だにしない方向で結びつく。
404教室。NOT FOUND。存在しないページ。
それは、この学校の有名な怪談だった。
存在しない教室、存在しない入口。その「存在しない場所」に入り込み、自分の存在をそこに入りこませてしまうと自身も消えてしまう。そんな噂。
まるで存在しないアドレスに打ち込んだウェブページのように。
それはどこにも見つからない。
それはどこにも存在しない。
それは誰も知らない。
「存在」という場所がないのだから。認知すべき存在が無へと還るのだから。
奈落に落ちたら奈落しかないのとおんなじで。
死人に口なし意識なし。見つけた人はもう居ない。入った人はもう居ない。
完全不可知の教室。それが404。
断片的な記録がないわけではない。なかったら存在すら外に露呈しなかっただろう。子供のイタズラのようななぞなぞが、その鍵らしい。
『赤を背景に、カラを前にして立ち 「アバラさま アバラさま 
骨を持ってきました」と唱える』
歌うような、儀式のようなメッセージ。赤を背景に、カラを前に。その真意を汲み取れたものは今のところ居ない。少なくとも認知されていない。
そんな噂。
◇ ◇
怪談話は基本的に信じない。伝え手が存在し得ないことが多いからだ。この404の話だって信じていなかった。
くだらない学生の道楽だと思っていた。
しかし、今となってはその怪異が自らに手を伸ばしてきている様な感覚に襲われている。ひたり、と冷や汗が頬を伝った。にやりと笑う教師の顔が脳裏をよぎる。
(非現実的だ)
眉唾物の怪談に侵された思考を振り払う。
大体、学校の怪談には「元となる場所」が存在する。それは階段然り、何処かのトイレ然り。
ならばこの404教室にも何処か、元となった場所が存在するのではないだろうか?そして、教師ならば。
(そんな元ネタを知っていてもおかしくない)
事務にしろ、専科にしろ。高校の先生は大体の階を回る。ならば同じく、大体の教室も薄く認知はしているのだろう。
また、古株の先生に噂の出どころを知らされていてもおかしくはない。段々と、脳内で404と言う非合理な存在がこじつけのように「合理化」されていく。可能性と可能性をツギハギして、定かではない結論を作り上げていく。それは理性的な考えだったのかもしれない。不気味な現実の状況からの逃避だったのかもしれない。
思考を回す。
ふと、脳内に思い浮かぶものがあった。
「カラを前にして立ち」
(そう言えばこの廊下の先には空き教室があった)
何にも使われていない、「空」の教室。
「空を前にして立ち」なのだとすれば、この教室の前に立てば良いのではないだろうか?
存在しない存在の存在場所について、パズルのピースが一つ「カチリ」と言ってはまった気がした。
(このまま考えていけば、辿り着けるかもしれない)
イタズラのように頼み事をしてきた教師を思いながら、思考を続ける。傍らでは噂の結末としての「消滅」がその可能性を囁いていた。
「赤を背景にして」
思えば今は夕暮れ時の逢魔ヶ時。空は確かに赤く染まっており、窓ガラスから見えるそれを背中に立てば再現できそうだ。
目線を先にやり、空き教室の方を見る。廊下の窓ガラスと空き教室は......当たり前のことではあるが......確かに向かい合う形になっており、噂のなぞなぞの答えとしては十分のような気がした。あの場所に、窓ガラスに背中を向けてあそこに立てば、行かなければならない教室へと辿り着けるのかもしれない。
一人、静かに教室と窓の間へと向かっていく。いつも以上に、異常に空が赤いように感じた。それはいつしかのネットロア、「赤い部屋」のように。
窓に背を向け、誰も居ない、何も無い暗闇の教室を見やる。
404の噂の源泉。信じているわけではない、しかしあの呪文のようなものがつい口から出る。雰囲気に飲まれたのか、表面上信じていないだけなのか。
「アバラさま アバラさま 骨を持ってきました」
骨なんて自身のしか持っていない。本当にアバラさまが聞いたら嘘だと言って激昂するかもしれない。冗談めいたように、少しそんな事を考えた。
暫く静寂が訪れる。
(実際に起こるわけがない)
そんな事は最初からわかっていたはずだ。教師の思惑だとしても十分に果たせたであろう。そう考え、空き教室へと一歩踏み出す。その時。
一瞬、辺りがプツンと暗転した、ような気がした。意識していなかったからわからない。それは無意識の瞬きのようだった。ひゅ、と息を呑む。汗が滲む。心臓が一瞬止まったような気がする。まるで一瞬だけ停電したような、逆に何かに接続したときのような気味の悪い点滅。 
ちかり。
何回か、見間違いを正すかのように瞬きを繰り返す。この時間からそもそも電気はついていない。光の明滅なんて起こらない。
(見間違いだ)
見間違いだ。そう思いながらあたりを見回す。
知っている学校。変哲のない学校。空は赤く染まって、廊下は薄く暗い。知っている。自身はこれを知っている。
なんてことでもない、ただの、日常の、一風景。
(一風景だ)
繰り返す。呪文のように。落ち着かせるかのように。
そこは少し違う気がした。そこは少し異界のような気がした。
心臓が大きく脈を打つ。息が早まる。汗がダラダラと垂れる。まるでありきたりな怪談の主人公のように。
眼の前の教室の扉が自動ドアのように開いていく。重い空気とは正反対に、軽やかに。カラカラと音を立てて。
自分の足が自動人形のように動いていく。軽やかな開閉音と同じように。軽やかに。パタパタと。
これは違う。自分の意識じゃない動かしていない。意識していない。
足に連れられて視界に占める教室の中身が増えていく。暗い教室。暗い暗い、誰も居ない教室。使われてない教室。意識されない教室。何も見えない。何も聞こえてこない。気がつけばグラウンドの掛け声は消えていた。
一人。この空間。廊下。逃げようにも、足は別の生物のように、鼻歌を歌うかのように前へと進んでいく。今日は遠足だ、眼の前で蝶が舞っている。そんな風景の中のように。
どくり。
一際大きく、心臓が脈を打った。
カット
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09:33
主宮
キャラシ作ります。中高生限定シナリオなので
11:35
主宮
どんなにEDU高くても高校生です。PLがそういうからそうだ。
22:57
主宮
ま、良いよね
34:50
主宮
キャラシ:https://iachara.com/view/11882553
50:15
主宮
???
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テキストログ:KPレスシナリオ 「ゆーれいさん、ゆーれいさん」
初公開日: 2025年06月17日
最終更新日: 2025年06月18日
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