なんか昨日からソーラ・システムの直撃を受けているかのような猛暑がいきなり始まってえらいことになってますがみなさんいかがお過ごしでしょうか。暑すぎる。
 とはいえ家に引きこもってても暑いだけなので、今日は映画を見に行ってきました。
 今日見てきたのはこれ!
 本作は個人制作のストップモーションアニメとして話題をさらった「JUNK HEAD」の続編にしてシリーズ三部作の2作目。時間軸的にはいちばん古い物語となります。
 2025年もいろいろ楽しみな映画がありますが、本作はその中でも特に楽しみだった1本。
 前作の作り込みがもうすごかったので今回も楽しみにしてましたが、予想以上の出来栄えでした。なおパンフレットはすでに完売しており悲しみ。
 しかしまあ我らがサンサン劇場がいずれやってくれるに決まってるのでパンフはその時に回収しましょう。
 本作の舞台となるのは前作「JUNK HEAD」から遡ること1042年前の世界。自我を持った人工生物マリガンとの戦争、そして和平調停から280年後、女性リーダー・トリス率いる人類軍とオリジナルマリガンの一人・ダンテ率いるマリガン軍は地下世界の異変を調査するためにチームを組んで作戦行動に出ます。しかしそこに、マリガン側のカルト教団「ギュラ教」の信者たちの襲撃が!
 かろうじて破壊される寸前の基地から脱出するトリスたちでしたが、その先には時空を超える謎が待っていたのです――。
 さて感想なんですが、やはりもう造形がすごいという点には言及しないわけには行かないでしょう。
 前述の通り本作はストップモーションアニメなんですがまあ動く動く。
 前作もすごかったですが、本作ではロケーションやクリーチャー・メカニックの種類、そしてアクションシーンが格段に増えていて見応え抜群です。
 特にメカニックに関してはみんな大好きパワードスーツが出るのでランドメイトとか好きな人は今すぐ配偶者をヤフオクで売って見に行くべし。
 そしてこれだけのアクションをストップモーションで上映時間105分もの尺にしているのがまたすごい。
 映画というものはそもそも動いているものを楽しむという楽しみがありますが、ストップモーションアニメって「本来動かないものを動いているように見せる」というポイントに映画のプリミティブな魅力が詰まっていると思います。
 そして本作のこの各種の実際に作られた造形物の持つ現実感と生々しさ、それとは逆の「造形物=作り物としての魅力」が本作では全編にわたって楽しめます。メカニックの汚れやサビ、キズといった使い込まれ感、クリーチャーがアップになった時の表皮の生物感。
 わたくし人形使いは「優れた創作物からはそこにないはずの情報を読み取れる」と思ってるんですが、本作の造形物からは手触りが感じられるんですよね。そうした意味では、本作は視聴覚のみならず触覚でも楽しめる作品だと感じました。
 ストーリーもしっかり練られており、全3幕に分けられた本作は、1幕で全体を見せ、2幕でその舞台裏を見せ、そして3幕で大落ちという構成で面白かったです。本作のストーリーはいわゆる多元世界的な構造なんですが、1幕ラストでその多元世界の枝分かれの結果を一瞬で出しておいて、2幕でその一瞬の間に何が起こったのかを描写する流れ、トリスとロビンの主観時間の違いを感じられてSFぅ~~~となりました。
 あとキャラも濃くて好き。特にギュラ教の皆さんは全員変態で笑ってしまいました。なんだよあの緊縛は。でも個人的に「社会的身分の高いキャラが矢面で戦う」ってシチュは好きです。でもキモい。
 人類軍の大使・モースとそのお付きの副官・テリアもなんだかんだで好き。ピロピロ。
 そしてみんな大好きバステト姫。何たる愛、何たる覚悟。全オタクが好きなキャラなので全オタクは見に行け。
 本作の実質的な主人公であるロビンもまたいい。「人類に対するロボットの献身」が好きな人は全員見に行け。
 また本作は日本語音声の吹替版と原語?のゴニョゴニョ版があり、今回は後者を見てきました。本作の原語はいわゆる架空言語なんですが、なんか「マンインデンシャ」だの「スイヨウドウデショウ」だの「ゴジラノホハーバ」だの「ロックヤザワ」だのというワードが聞こえて、客席のところどころから笑いが漏れてたのでゴニョゴニョ版おすすめです。ガッテンショー!
 だれか全言語対訳表作ってください。
 
 
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Tジョイ梅田「JUNK WORLD」見てきました!
初公開日: 2025年06月17日
最終更新日: 2025年06月17日
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