※この日記は昨夜寝落ちしたので5/5に書かれています。刻が未来にすすむと 誰がきめたんだ。ターンAターン。
 ゴールデンウィーク真っ最中ですが皆さん如何お過ごしでしょうか。わたくし人形使いはいつもと変わらず映画を見ています。
 というわけで今日見てきたのはこの作品!
 わたくし人形使いが初めてサンサン劇場を訪れたのは2017年5月18日「劇場版シドニアの騎士」だったんですが、それ以前に「GHOST IN THE SHELL」を上映していたことを知ってぜひともこの作品を塚口で見てみたい!と思っていました。
 願えば叶う。願いは叶う。というわけで今回夢がひとつ叶いましたね。
 作品自体はもう何回も、それこそ冒頭のセリフを全部暗誦できるくらい見てきたんですが劇場で見たことは実はこれでまだ2回目のはず。
 面白い作品は何回見ても面白いし、なによサンサン劇場で見ることに意味がある。好きな作品を好きな映画館で見る。これ以上の幸福があろうか!
 「色褪せない」とはまさにこのことと言えるでしょう。当時は映像化不可能とまで言われていたこの作品、今見てもこの「最先端感」は失われません。光学迷彩の再現、難解な台詞回し、示唆に富んだシーンの数々。原作とは全く違ったタッチでありながら原作のストーリーや展開をうまく組み込んだ構成。
 特に好きなのはボートの上での少佐とバトーの会話シーンですかね。あのへん、単に「相棒」「信頼関係」「愛情」といった関係性では語りきれないふたりの関わりを感じられます。
 そしてやっぱり人形使いの声は家弓家正氏がいい。2.0では榊原良子さんが演じておられましたが、やはりオリジナル版の「女性型の義体から男性の声がする」というちぐはぐさが醸し出す異物感がいいんだよな。人形使いとの問答での少佐の声が、彼女のイメージからは考えにくいか細く不安げなものになっているのも好き。
 2025年の映像水準で見ると確かに現代のほうがすごいCGはいくらでもありますが、やはり本作は別格の作品だと改めて感じさせられます。
 続けて、「GHOST IN THE SHELL」の直接的な続編である「イノセンス」。
 こちらもレンタルでは何回も見ましたが劇場で見るのはこれで2回目のはず。
 「GHOST IN THE SHELL」のコンピューター画面がグリーンであるのに対し、本作はオレンジ。しかも本作では、この暖色であるオレンジという色が無機質なイメージに感じられるのが本作の特徴というか怖いところというか。
 「GHOST IN THE SHELL」にて、人形使いにハッキングされて疑似記憶を植え付けられた清掃員が登場しますが、本作にはあのシーンの「何が現実なのか疑似体験なのかわからない」という、P・K・ディック作品を思わせる現実の不安定感がとてもとても好き。しかもそれを仕掛けられるのがバトーというね。
 少佐が失踪したあとということで、本作のメインキャラはバトーとトグサなんですが、本作では二人の私生活、特にバトーのそれを明白に見せているのが印象的。「プロフェッショナルが集まる攻性の組織」の構成員としてではない、生身の人間としてのバトーの姿を見せたあとにあのデパートでの襲撃シーンは衝撃でした。
 また、キムの屋敷での堂々巡りも不気味で好き。ゴーレムの一説はわかりましたがそれ以外にもいろいろネタが隠れてるんだろうなあ。
 本作の核となっているのは原作コミックスの「ROBOT RONDO」なんですが、あのいちエピソードをここまで広げつつ深堀りしてるのはすごいですね。「感情を持ったロボットの悲劇」なんてのはもう完全に陳腐化したテーマはではありますが、今作のキモはそこではなく、SFの古典的テーマのひとつである「人間と機械を分かつものはなにか?」に対して「まだ人間じゃない」位置にいる子どもを介して語り合う序盤のハラウェイ博士との問答こそが本作のメインディッシュのような気がします。
カット
Latest / 77:48
カットモードOFF
文字サイズ
向き
チャットコメント通知
塚口サンサン劇場「GHOST IN THE SHELL」「イノセンス」見てきました!
初公開日: 2025年05月05日
最終更新日: 2025年05月05日
ブックマーク
スキ!
コメント
昨日の日記を書いていきます。