冬コミ戦利品レビューは終わったもののまだ未レビューのゲームは山ほどあるので花粉症の話やら歯痛の話を書いてるくらいならそっちを書けって話なんですよね。
 本作は昨年末に発売された超現実短編AVG。プレイヤーは謎の少女「リリス」と禅問答のような不思議な問答を繰り広げるAVGです。
 リリスとの問答は哲学的、衒学的でかなり難解。そして本作は「ゲームという媒体」を通してスクリーンの向こうにあるもうひとつの「現実」の存在をほのめかしてきます。
 こう書くと本作は「DDLC」や「MISIDE」のようないわゆる「第4の壁破り」系の作品に思えますが、そういう方向性でもないんですよね。本作は最初から前述のとおり「ゲームという媒体」を通してスクリーンの向こうにいるリリスという少女とのコミュニケーションを通して……最終的にはそこにある断絶を受け入れる、というのが本作の終着点だった気がします。
 一応本作はマルチエンドで3種類エンディングがあるんですが、そのどれもが結局はリリスとプレイヤーの間にある断絶は取り除かれていない。その状態を受け入れるか、あるいはそこから脱して現実へと戻るかという違いはあるものの、断絶自体は存在し続けるという。感想の言語化が難しいゲームです。
 プレイの感触としては、00年代のセカイ系エロゲ・ギャルゲの匂いを色濃く感じられましたかね。
 「短編」とあるとおり1周プレイの時間は2~3時間くらいでしょうか。でも構造が特殊なゲームなので繰り返しプレイすることになるでしょう。
 ゲームシステムはオーソドックスなAVGですが、ゲームの仕掛け上セーブ&ロードはなく、各章が終わるといったんタイトル画面に戻るという仕様。また、ところどころボイスとテキストが食い違っている部分もありますがこれは些細な問題でしょう。
 ボイス及びテキストは日本語と中国語。日本語訳と日本語ボイスには特に違和感はありませんでした。
 
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初公開日: 2025年03月24日
最終更新日: 2025年03月24日
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