ここを叩かない限り、敵戦力は無尽蔵に供給され続けるだろう。しかし、正面からこの戦力を相手にすることはできない。
 ネグザルツは要塞中枢部への最短コースを瞬時に計算・設定し、艦首を並べた敵艦隊の隙間を縫うように高速巡航。エクソダスへ急速接近していく。
 遠景からではほぼ球形に見えていたエクソダスは、接近するに従って徐々にその姿を明瞭にしていく。その表面には無数の溝が走っている。それらはすべて要塞内で生産されている兵器群の射出口であり、小型機(ドローン)から突撃艦、輸送艦などの各種戦艦までが間断なく発進している。
 ネグザルツはエクソダスの表面近くまで降下接近、射出口から艦首をのぞかせた補給艦の環境めがけて太陽剣を突き込む。
 発進前で身動きが取れなかった補給艦は艦橋を貫かれ、その艦体を真っ二つに叩き折られ一瞬の後に爆沈。射出口とその周辺に配置されていた中型機を巻き込んだ爆発が広がっていく。
 ネグザルツはその爆炎に自ら突っ込むようにさらに降下。エクソダスの表面に縦横に走る射出口に沿って進行していく。しかし、敵もその動きに即応していた。健在な射出口から出撃した中型機が次々と反転、エクソダスの表面に沿って高速巡航するネグザルツに追いすがる。さらに側方及び下方からは出撃前の各種艦が砲口をこちらに向けている。
 両側を壁に囲まれた状態でのドッグファイトは機動(マニューバ)を限定される。防御機動ではなく攻撃機動を優先。
 ネグザルツは太陽剣を抜刀(アクティベート)。長く伸びた光刃は、機体を回り込むように八相(スターボード)から後方に占位していた中型機をニ機まとめて斬り伏せる。太陽剣は物理的な射出口を持たないが故に、機体の進行方向に関係なく攻撃が可能なのだ。
 ネグザルツは速度を緩めることなく加速。追いすがる敵機を太陽剣で薙ぎ払いながら
 
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