そうこうしてるうちにもう1月が終わってしまう。できれば1月中に終わらせときたかったんですが。
でもまあ淡々と進めて行きますよ。
・東方カラー漫画総集編② ぴょこっと!東方!総集編!②(ぴょこっとついんて!)
2024年の夏コミで総集編を手に取ったサークルさんです。今回早くもカラー漫画、モノクロ漫画ともに総集編第2弾が出ていたのでさっそく入手。
それでは収録作品ごとに感想を。
まずはカラー漫画総集編の方から。収録されているのはカラー漫画5作品+描き下ろし漫画。
どれもほのぼのとした内容でギトギトに穢れ切った魂が浄化されていきます。
・この傘入るのだぁれ?
ほのぼのした絵柄と平易な台詞回しの作品なんですが、改めて読み直すと忘れ傘の付喪神である小傘がふとしたことから「愛すること」「愛されること」について考えるという内容はけっこうシリアスなのでは。
そして登場するのがちびっこだけなので、ともすれば常套句的な回答に着地して終わりそうなこういうテーマを「そういうことについて考えるようになったという成長」に着地させてるのがうまいと思います。
・この傘入るのあたい!
このほのぼのした絵柄でNTRだのメス傘だの言われるとなんか……なんとも言えない気持ちになるな……これが恋……?
ひたすらマイペースなチルノに対して大妖精が嫉妬心にかられてるのもなんかこう……なんとも言えない気持ちになるな……これが恋……?
・チェンとあやしいお友達
最近猫仲間であるお燐と橙が遊んでいることが気になる藍さま……という構図はお約束ですが、橙の友達であるてゐも同じくらい橙のことを嫉妬混じりに心配してるのが「ちょっと年上の友達」感があって好き。
そしてそのファンシーしゃれこうべはほんとにどうするんだ……。
・饕餮から学ぶ!リーダー術
本サークルさんの作品には橙が必ずと言っていいほど出てきますが、橙にカメラを向けるということは橙の人間関係にもカメラを向けるということ。今回は橙がお燐を通じて饕餮に会いに行くお話です。この辺の人間関係の広がり方がなんだかいかにも小学生が少しずつ社会を学んでいく過程っぽくて好き。
あと最終的に饕餮×ちやりに着地するのもいい。
・魔理沙の星を食べてみたい!
もはや懐かしいネタとなった「魔理沙の弾幕は食べられる(甘い)」が取り上げられててウフフとなるなどしました。
魔理沙の星を食べる栄誉を勝ち取るべくあれこれ手段を講じるちびっこたちが好き。橙もけっこう突拍子もないことやるよな。
そして最終的な着地点がレイマリ(湿度高め)なのがいい……実にいい……このお互いがお互いのことを特別だと思ってるけど、相手がそう思ってるかどうかにはいまいち確信が持ててないところがとてもいい……。
・描き下ろし漫画
橙が朝起きたら耳がなくなってた!?
言うまでもありませんが問答無用でドラえもん思い出しましたね。今この設定はどうなってるんだろうか。
ここでもてゐが年上の友達らしく世話焼いてあげてるのがほほえましいですね。そして紫さまは相変わらずいらんことしい。
続いて「ぴょこっと!東方!総集編!②」。
こちらはモノクロ漫画全6本+描き下ろし。同じように収録作ごとに感想を。
・大ちゃんも日焼けしたいっ!
天空璋で多くの人を驚かせた日焼けしたチルノ。大ちゃんはそんなチルノと同じように日焼けしようとするのですが……。
本サークルさんの作品に登場するのはちびっこたちなんですが、「好きな子とお揃いでいたい」という子供らしい願望があっていい。
そしててゐがまたいいポジションになってるなー。
・ちぇんは立派な式神になって藍さまに褒められたい!
藍さまに褒められたい橙、修行の旅に出る!
さっきも書きましたが、本サークルさんの作品はほのぼのとした絵柄と子供らしい台詞回しが特徴なんですが、本作における「褒められたいならまず誰かのことを褒めてみるといい」というのは非常に大切なことなんじゃなかろうか。「人を褒める」って難しいからな……。
そしてこの「人を褒める」ってことに試行錯誤する橙がまたいい。応援したくなる。
・てゐのうさぎの置物で大儲け…!?
もうひとりのメインキャラとも言えるてゐの儲け話のお話。
前のお話で「人を褒める」というところに成長した橙が、今度はてゐに「儲かりたいんじゃなくて人を幸せにしたいんですよ!」と言うのがいい。
こういうのは一歩間違うと説教臭くなったり理想論臭くなったりするもんですが、こんなに素直な橙に言われればそりゃあいやおうなくほのぼのするしかないってもんですよ。
・霊夢と魔理沙が喧嘩したので花見は中止です!
ふとしたことから霊夢と魔理沙が喧嘩したせいで博麗神社での花見は中止!
前の話を踏まえての本作ということを考えると味わいが増します。この「お団子屋さんがやりたいなら勝手にやればいい」→「でも人が来ない」というのは自分だけではビジネスは成り立たないというところにもつながる気がします。
・藍様は…親離れ出来ない!?
東方二次創作におけるお約束のひとつである過保護な藍さま。そんな藍さまのために紫さまが企てたのはこれまたお約束のはじめてのおつかい!
藍さまの「まじかこの人!」の顔好き。
そしてここでも年上の友達であるてゐが実にいい働きをしてくれます。見守る勇気ですよ。
・えーりんから盗んだ薬でうどんげ小さく大作戦
東方二次創作における便利アイテム「永琳の薬」。そしてその被害者がうどんげなのもまたお約束。
本作は「藍様は…親離れ出来ない!?」と内容的にリンクしており、てゐの「見守る勇気」の裏付けともなっています。てゐは意外とおねーさんなのだ。
あと幼児化したうどんげが実にかわいい。
・描き下ろし漫画
みんなで楽しい鬼ごっこ。
全体的に大人な役どころが多かった印象のてゐですが、こうしてまわりの友達と年相応に遊んでる姿もいい。もうこのトシになると子どもが楽しく遊んでるだけでなんか泣けてくる……。
今日はここまで。