おはようございます。これから日課の「毎日フリーライティング」を始めます。このフリーライティングはわたしが数年行なってきたものですが、みなさんに見てもらうのを前提として書くのは初めてです。自分の脳の整理として行っています。どうぞよろしくお願いいたします。
2024年11月21日(木)
今朝は5時に起きた。まだ外は真っ暗。猫はもう起きている。
わたしはきのう、仕事のことでいろいろとあって、めちゃくちゃ凹んでいる。夜もいつもより1時間くらい寝つくのが遅かったし、朝も1時間くらい早い。以前ならこれを「うまく睡眠がとれなかった」と凹む材料にしていたと思うけれど、さっさと諦めて仕事を始めようとすることができた。これはとてもありがたいこと。
こういうときに何をしたらいいか。好きなことをするのがいい。というわけで、昨日斜線堂有紀さんがやられていたTxT Live(このサービス)を始めてみた。こんな早朝に、とか、何のために、とか、考えることもあるけれど、まずはやってみるのがいいだろう。継続するか考えるのはそれからだ。
サービスの構造は簡単にしか理解していないが、要するに運が良ければわたしのこの執筆風景を見てくれる人がいて、チャットなんかをくださることがあったりするのだろう。夢のまた夢かな。
本の話でもするか。
最近、ちくま学芸文庫から出た『悪文の構造 機能的な文章とは』という本が面白い。「文章を書くコツは芸術的な名文を書くことではない。読みにくい『悪文』を書かないことである」としていて、日本語文の「悪文」とみなしたものを100例以上取り上げ、「機能的な文章」へと洗練させる技法を紹介している本だ。この説明文は本の裏表紙のあらすじから引いた。
主語、主格、目的語、なんでもよいのだが、とにかくはっきりさせることが大切なのだ。要はそういうことなのだが、モデルを工学(ものづくり)に絞っているところが面白い。
日常生活においてわたしたちが当たり前のように使っている、だけれども機能的なはたらきをしている、ネジや工場・バスなどに例えられて、様々な「悪文」たちが美しくなっていく。
さらにわたしが面白いと思ったのは、この「悪文」の例として公的文書がわりと多く引かれていることだ。役所の文書って読みづらい!と多くの人が感じると思うが、それはわたしたち市民がアホなのではなく、「悪文」だからなのである、とこの本は言ってくれているように感じる。そういうところに良さを感じる。
公的文書を引いた例について、皮肉の利いたいい文を書いてくれているから、これを引用したいと思う。
「ものすごく頭のいい人は、頭脳をコンピューターのように働かせて分析するだろう。そうでない人は、紙の上に図を描いて分析するしか方法がないだろう。わたくしは、もちろん後者である」
この本の題名が『悪文の構造』であることに注目していただきたい。これは「皮肉」と捉えるべきだろう。
今出た本なら、こんな皮肉は書けないかもしれない。これは2024年にちくま文芸文庫から出たものだが、もともとは1979年に書かれた本である。著者も故人である。今の、平たい言葉が愛される時代のことを考える。YouTuberやテレビの人間はこんなに皮肉めいたことは言えないだろう。一度立ち止まった「解釈」が必要な言葉は、なかなか口に出す場が少ない時代になってしまった。それでもわたしはこういうことを書いてくれる著者が好きだ。こういう本を出版してくれるちくま学芸文庫が好きだ。
ああ、すごく面白かった。今日はひとつ簡単な書評、というか、読書感想文が書けてしまったね。好きな本について書くというのは、何にも代えがたいわたしの趣味で、これからもやっていきたい。誰が見てくださるか分からないテキスト配信だけれど、これからもやっていこうと思います。
それでは、仕事に移ります。
みなさん、よい一日をお過ごしください。