何かこう…。
桓騎の夢みたいなものをやっぱり書いた方がいいよね。
それが一番困るんよ🤗
かんきにごはんを食わせる?
「おい、摩論」
 腹減った。起き抜けに背中に聞いた頭領の声に振り返った参謀はまたか、と肩を落とす。
 摩論が一家に引き入れられてはや数週間。あまりに群れる野盗達のご飯が素材の味そのもので料理の“り”の字すら感じられなかったもので、少しくらい手心を咥えたっていいだろう、そんな気の迷いのようなものを催してその辺にあった羊肉に塩を振り、香草を塗し、丁寧に焼き上げただけなのに…。
「あ? なんか作るんなら私のも頼んだ」
 嗅ぎつけた黒桜がこちらの了承も聞かず、桓騎の座る隣の席へ。
 残念なことに手元には昨日仕留めた鹿の肉と、山菜と、市場で手に入れた香辛料。
 これらを使えば彼らの腹を満たす事は出来るがどうにも気に食わない。
「何故、私が貴方達の料理を作らねばならんのです?」
 極めて冷静に問うたつもりが質問自体を解らない反応をされる。
「俺はお前の頭だからだ」
「いいから作れや」
 まるで反論する事すら無駄だとでもいいだけな返答。
 ただ良いものを食べたい。その為に独学で手にした料理の腕。誰かをもてなしたいなどと大それた目的はない、野盗生活をしていると盗り取られ安心して寝れもしない、要するにままならない事が多いから、自分がなんとか出来る最低限度の事として。気がつけば生来の凝り性が出てしまい、口に入る物を選別していた。なんて結果論でしかないのである。
「肉が良い。硬くない奴」
「黒桜さんはわがままですね」
「なんでもいい」
「…それはそれで困りますね」
 しっかりと着席した二人はこちらの手が動いてもいないのに料理が出てくる気でいる。
「飯か? 俺にもくれや」
 そうこうしていればやってきたのは一番の大喰らい。
「雷土さん。貴方まで…」
 勝手にため息が肺の奥から溢れた。そんなのも知らずに大きな身体が黒桜の隣の席へどかりと腰を降ろす。
「あのね、皆さん。先程から私が料理を振る舞うのを期待しているようですが…」調理器具の一つも握ってない手をあげて示す。「私は皆さんの為に料理をこさえる気はありませんよ? それに、仮にも寄せ集めの野盗団です。例えば桓騎、貴方にとって変わろうと私が料理み毒を持ったらどうするおつもりで?」
 命を狙われる立場であるのなら当然、口に入る物を精査するべきである。今後の振る舞いも含めて真面目に問いかけてみたのだが、当の本人と言えば訳が分からない、と言った風に小首を傾げる。
「…例えばの話だろ?」
 題に挙げることすら意味が無いとでも言いたげな。
 反対に、まんまと懐柔された弓使いと落とし穴に落ちる阿呆はギロリとこちらを睨んでいる。そんなに飯がほしいなら自分で作ればいいのに。
 埒が開かない。そう思ったところへ更に登場人物が増える。
「何々、ご飯っ? オギコお腹減ってたから嬉しい!」
 また一人、好きっ腹を抱えた勘違いが増えた。
 頭痛を感じ始めて顔に手を当てる。そんな摩論に薄く笑った頭領はちょいちょいと剽軽頭を手で誘って肩を揉ませている。
 ああ、こんなに集まると、
「っス、摩論じゃん。なんか作ってんのか?」
 ほら来た。一番新入りの厘玉がひょっこりと姿を現して例に倣って着席する。
 合計で四人。あれよあれよという間にそろった幹部達がいまかいまかと作られもしない飯を待っている。
「腹減ったから辛いモンがいい」
「何でもいいから肌にいいヤツ」
「えーっとね、前に食べたの美味しかった! でも二回目は飽きるかも」
「俺は何でもいい」
「みんなが食えるなら特に希望はねェ」
「皆さん…、」
 無茶苦茶だ。断ろうとするこちらの話を全く聞きやしない。
「摩論の飯。黒桜なんかが作るより断然うめーんだよな」
「あ? やんのか岩。飯の旨さは否定しねーがよ」
「前に食べたやつでもいいや!」
「お前の作ったのは何でもイケる」
「うんうん」
「皆さん…」
 どうしてそう。無意識に持ち上げるのが上手いのだろう。乗せられているようで悔しい気持ちもあるが、認められている事にほんの少しだけ気が緩む自分もいる。
 どうせ、これから自分の分を作ろうとしていた所だ。人数が増えたところで手順が増える訳でもない。
 どうせ、痛みやすい食材だ。余ってダメにするより使ってしまった方が生産的だ。
 天下の摩論一家として山の一つを陣取っていた頃よりも、料理を待ち侘びる顔が多くて気にはなるが…このなんとも馴れ馴れしい距離感は桓騎の一家に引き入れられてからはいつもの事。
 料理人になりたいなどとは思ったこともない。
 他人に料理を振る舞う時間が、まさか野盗を辞めていない自分に来るとも思っていなかったから。ちょっぴりの戸惑いを感じているだけなのだ。
 残念な事に、丁度、人数分の料理をこさえるだけの食料は、ある。
 これ見よがしにため息をついてみせてから摩論は言った。
「さて、何から始めますかね」
おしまい
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00:40
アンモン貝子(瑞.緑)
やれーー!!!!
00:48
アンモン貝子(瑞.緑)
がんばれー!!!
01:36
アンモン貝子(瑞.緑)
なんでも良いです書いて
02:17
アンモン貝子(瑞.緑)
飯でも食わせましょ
03:05
アンモン貝子(瑞.緑)
いいぞ
14:41
ななし@ff9d71
わぁぁぁぁいつまでやってますか!?家事終わったらまたきます!!!!
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何か書きます
初公開日: 2024年10月28日
最終更新日: 2024年10月28日
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桓騎のなにか