STGは医療。STGは福祉。
というわけで、わたくし人形使いはこないだの日記で「今回のsteamサマーセールではゲームは買い控えよう」と言ったにもかかわらず、結局3本もSTGを購入してしまいました。欲って怖いね。
そしてsteamのSTGとしてもうひとつ、非常に楽しみにしていた作品「デビルブレイド」のようやくsteamの販売ページができていたので、その体験版となる「デビルブレイド プロトタイプ」をプレイしてみました。
なお、本作はsteamで配信予定の「デビルブレイド リブート」とは内容が異なる場合もあるようなのでそれも合わせて表記しておきます。
皆さんはいわゆるメカ系STGに必要なものは何だと思いますか?
硬派な世界観? 優れたメカデザイン? そうしたものも確かに重要でしょう。
しかし! もっとも大切なもの、それは「カッコよさ」!
なぜなら男の子(※ここでいう「男の子」と肉体的性別のみを意味しない)はカッコイイものが好きだから! 証明終了!
然るに本作「デビルブレイド プロトタイプ」は、プレイするまでもなくスクショからそのカッコよさがビンビンに伝わってきます。立ち並ぶビル群、空を切り裂くレーザーといったビジュアルは、ただ単にかっこいと言うだけでなく同時に懐かしさも感じさせてくれます。本作のビジュアルはSTGとしては非常にプリミティブなものだと言えるでしょう。
そして「プリミティブなビジュアル」と言えばドット絵!
我々いいトシこいたおっさんゲーマーにとって、ドット絵は魂の故郷。ラスタースクロールは心のゆりかご。
もうこのご時世に「ドット絵のゲーム」を出してくれるというだけで我々おっさんゲーマーはモニターを伏し拝むわけです。
本作のドットは非常に精緻で見ているだけで変なニヤケが腹の底から湧いてきます。そして実際にプレイしてみるといわゆる疑似3D的な立体的な動きと造形で絶頂すら覚える。特に1面ボスの造形と細かいところまで描写された動作はドット絵の極致に達しているので見てるこっちも達しそう。
実際にプレイしてみたときの手触りも非常に良好。本作は横画面縦シューなんですが、個人的に横画面縦シューは自機の攻撃範囲に対して画面が横方向に広いので、工夫しないと画面構成的に敵を撃ち漏らしやすくなってしまう感じがあります。特に、自機のスピードが遅い+ショットの範囲が狭いという条件が揃ってしまうと、プレイヤーは恒常的にストレスを感じさせられる環境になってしまうといいう。
然るに本作はワイドショットの範囲が広く自機の移動スピードもちょうどいいのでそうしたストレスもなく、STGのプリミティブな楽しみのひとつである「次々と現れる敵をなぎ倒す快感」をしっかり味わうことができる構成になっているのがさすが。
そしてゲーム展開のテンポも引っかかりがなくていい。STGにおいてゲームのテンポの引っ掛かりになりやすいのが「敵が不必要に硬い」という点。かといって某雷電伝説みたいに戦車が豆腐みたいな耐久力だと撃ち込みの快感が得られない。
実際にプレイしてみると分かるんですが、本作の敵の硬さは実に絶妙。小型の雑魚敵にもある程度の耐久力があるけど、度を越した硬さではない。なので展開が間延びすることなくハイテンポなゲーム展開を楽しめます。
またこれは個人的なシュミなんですが、STGの敵キャラ特にボスには「弾を出すべきところから弾を出してほしい」というのがあります。せっかく砲塔や砲台があるのに適当なところから弾が出てると残念な気持ちになりますが、本作の1ボスをじっくりたっぷりねぶりあげるよーに鑑賞すると、すべての攻撃が砲口やレーザー発振口から発射されていることがわかります。しかも攻撃のたびにカバーが開いたり砲口が出てきたりするというギミックも搭載されているのでそっち方面のリビドーが満たされる満たされる。こういう「敵の攻撃に説得力がある」という要素があるとグラフィックもただ単に精緻というだけでなく活きてくると思います。
制作者であるシガタケ氏のtwitter(頑なにXとは呼ばない)を見ると、順調に完成に向かって作業が進んでいるようなので完成が楽しみ。