どかん!と派手な音を立てて、魔理沙の体当たりが直撃!
 防御結界を張る暇もなく、パチュリーは図書館の奥に吹っ飛んでいきました。
「いっててて……悪いなパチュリー、今回は私の勝ちだから勝手に漁らせてもらうぜ」
 着地に失敗して頭から落っこちた魔理沙は、頭をさすりながら手慣れた様子でそびえ立つ本棚から本を取り出しては中身を確認しています。
「むきゅー……派手に暴れてくれたわね……」
 そんな魔理沙の背中に、使い魔である小悪魔に支えられて、けほけほせきこみながらパチュリーが声をかけます。
「……で、何をそんなに必死に探してるのよ。いつもは手当たり次第に持っていくくせに」
「……」
 いつもなら軽口のひとつも返すはずの魔理沙は、その間も惜しんで目当ての本を探しているようです。
 それがなんとなく面白くないパチュリーは、指先を伸ばして魔理沙の背中をつーっ。
「ひゃああああんっ!?」
「まーかわいい悲鳴。で、何を探してるのって聞いてるんだけど」
 悲鳴を上げて後ずさる魔理沙に、パチュリーはもう1回同じことを聞きます。
 魔理沙は赤くなった顔を帽子で隠しつつ、魔理沙は答えました。
「ルーミアっているだろ。あの白黒でほわほわしてるやつ」
「ああ、あのふよふよ飛んでる子? あの子がどうかしたの?」
「まだはっきりしないんだがな……ちょっとおかしなことになってるみたいなんだ。お前、最近妖精たちの様子がヘンなの知ってるか?」
「そうなの?」
「『そうなの?』ってお前なあ、ちっとは外に出たらどうなんだよ」
「妖精が多少おかしいからっていちいち外になんか出ないわよ」
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