はい、どんどん進めていきます冬コミ戦利品レビュー。
 分量的にこっちの方が去年の紅楼夢や例大祭新刊のレビューよりも早く済みそうな気がする……。
・EQUALLINE(丸ダイス)
 昨日の日記で体験版のレビューを書いたサークルさんの過去作。これだけ手に入れてなかったので今回いい機会ということで入手。
 ゲームシステムは一言でいうと「計算一筆書き」。
 3×3のマスの中には+や-をはじめとする計算記号と数字が配置されており、それぞれのマスをなぞることで計算ができます。そして、計算結果が指定された数字になるようにひと筆書きするというのがこのゲームのシステム。
 いわゆるパズルゲームの中には、システムは既存作品そのままでキャラを載せ替えただけというものがよくある中もの。
 翻って本作はキャラ要素は一切なし、パズル要素のみで勝負という頑固一徹の昔ながらのラーメンみたいな作品となっています。こういうの好き。なんでラーメンで例えたのかは謎。
 ところでわたくし幼少の砌より数学が大嫌いで、もうテレビのリモコン以外の数字を見たくないというほどで、今も暗算とか超苦手E-です。
 なのでわたくし、プレイ中は基本的にアタマがフットーしそうだよぅ状態です。
 計算自体は(現段階では)そんなに難しくないんですが、制限時間があるのとスタート地点が任意選択なのでとにかく初手で焦る焦る。
 しかしながら本作、クリア時の快感がまた格別なんですよね。
 といっても、別に壮大なBGMが流れたりえろいCGが見られるわけでもありません。
 本作における最大の快感、それはスピード感。
 ひとつの問題をクリアしたら速攻次の問題、はい次、はい次といったように問題を手こずりながらもあっ解いていくとあっあっ脳内麻薬がだんだんあっあっあっいい感じに分泌されてですね。
 このサークルさんのことなのでやり込み始めるととんでもない深さの沼に引きずり込まれそうですがどんとこい。
・●LIVE IN DUNGEON(ヘビサイドクリエイション)
 こちらは完全ノーチェックで、会場で見かけて手にとった1本。
 内容自体はオーソドックスなグリッド移動型ダンジョンRPGなんですが、特筆すべきはプレイヤーは配信者であり、ダンジョン攻略とリアルタイム配信をしていると言う点。
 そのため、ダンジョン攻略中や戦闘中にも新規フォロワーやコメントやいいねが飛んできくるというなかなかに忙しいゲームとなっています。
 面白いのは、これらのフォロワー数やいいねの数などの配信システムがガワだけでなくちゃんとプレイヤーのメリットになるように働いていること。
 本作ではお金の概念がなく、代わりにいいねを消費して武器防具を購入するシステムとなっています。そしてそのいいねは当然フォロワーからのコメントにレスを返すことで手に入るので、移動中や戦闘中にこまめにいいねを返すことは、プレイヤーのメリット=キャラの強化につながるというアイデアが秀逸。
 さらに、いいねが増える→フォロワーが増える→さらに多くのいいねがもらえるようになるという正の循環が成り立っているので、ダンジョン攻略+ライブ配信というシステムが無理なく統合されていると感じました。
 現在はまだ最初のワールドのボス戦までしか進んでませんが、ボス戦になった途端にコメントが加速するといった本作でしか見られない盛り上がりを見せてくれたのはよかったですね。
 そもそもわたくしが同人ゲームを遊ぶ理由のひとつに「この作品でしか味わえない楽しみを味わいたいから」があるんですが、本作は見事にそのポイントを押さえてくれている作品だと思います。
 ただ反面、本作のUIはかなりプレイしづらさを感じました。
 本作ではすべての操作がキーボードに割り振られており、マウスは使えません。
 そのため、移動はもとより各種オプション項目の選択と決定、さらにはコメントに対するレスまですべてキーボードで行わう形式となっています。
 WASDで移動といったあたりはお約束の配置なんですが、各種項目もWSで項目選択、SPACEで決定Eでキャンセル、コメント返しは矢印キーという馴染みのない操作形態となっています。
 この操作体系が、戦闘中にもコメ返しをしなくちゃいけないという忙しない操作を要求される本作のコンセプトと非常に相性が悪い。
 特に、「項目を選ぶ」という操作にさえWAで選択という慣れない操作が割り当てられているので頻繁にやりにくさを感じることになりますし、特にゆっくり操作をしていられない複数の敵との戦闘中にも、ターゲット切り替えがADというこれまた馴染みのない操作を強いられるので、プレイングそれ自体にストレスを覚えるほどのやりにくさがあります。
 しかもこのキーボードのみの操作形態は、作品のコンセプトや世界観的に必然性の感じられるものでもないので、純粋にマイナス要因になってしまっていると感じられました。特にオプション項目の操作にすらストレスがあるというのは大きなマイナス要因だと思います。この辺はマウス操作が可能になるだけですっぱり解決する点だと思うので、今後のアップデートで改善されたらと強く思います。
 また、本作の「ダンジョン攻略+ライブ配信」というアイデアは、現在プレイしている段階ではまだコンセプトの段階に留まっており、そこからの発展ももうひとつ足りない気がします。特に、こうした「ダンジョン攻略をライブ配信する」という特殊なコンセプトの背景にはやはり特殊な世界観設定があると思いますし、また一見典型的なファンタジー世界に見えるこの世界での「ライブ配信」ってどんな仕組みで行われているのかといった部分など、このアイデアには相当な拡張性があると思うんですよね。
 そのへんにはほとんど触れられないので、ゲームの方も作業感がどうしても強く感じてしまいます。
 もし今後のアップデートや次回作があるなら、ぜひともそこらへんを大きく拡張して世界の広がりを見せてほしいと思います。
今日はここまで。
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冬コミ戦利品レビュー・同人ゲーム製品版編
初公開日: 2022年01月06日
最終更新日: 2022年01月06日
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