支部に載せている『プールサイド』と『この傷痕は癒えなくていい』の間のお話になる予定です。
じゃくくんが怪我をするので苦手は方は注意してね。
いつものことなので書きます……
あっハートありがとうございます 喘いじゃったよ
ハートかわいいな うれしい
何時までやろかな もう二十分経ってる……
取り急ぎ一時間目安で書けるところまで書きます
あああありがとうございます ハートふよふよ動くのがかわいいんですよねこれ
多分一万字とかになるから時間で区切りますね 二十三時くらいまで
あのこれアーカイブで倍速で後で見れるんでずっと見てなくて大丈夫ですよ……
ハートありがとうございます!!
アラームが鳴ってビビり倒しました
二十三時ですね これくらいにしましょうか
わあまだ見てくれてる人いるwww
あっ ありがとうございます へへへ
ぶっ通し で書いたらよく飲み物のむとか食べ物食べるとか
全部忘れちゃうんですけど
今日も忘れました
休憩がてら終了にしますね お付き合いくださりありがとうございました
アーカイブに残したやつは確か十六倍速とかにして見れるから
これずっと眺めるよりは楽 ……? なんか文字書くのめっちゃ早い人に見えると思います
コメントだーーーーーーーーー
お茶とってきます
五分くらいしたら切ります~
+++
いつにも増して嫌な予感はしていた。
ただ、こんな形で当たるなんて、思っていなかった。
「ジャック!しっかりして、ジャック……!」
「……クソっ……!」
縋り付くようにして見上げる監督生の目に映ったジャックの瞼には、鋭利な筋が入っている。傷口は無慈悲にぱっくりと開いたまま、止めどなく血が流れ出していた。
+++
朝一番に行われた錬金術の授業は、選択授業だった。実験室は賑わう生徒で溢れている。薬品や薬草を順番通りに並べていたら、後ろの方でグリムが「らんらん」と不可思議な鼻歌を歌っているのが聴こえた。機嫌の良さそうな様子にくすりと笑う。調子がいい時はろくでもないことを考えていたりするけれど、今のグリムに任せている作業は大釜を掻き混ぜることだけだ。今日の選択授業は、エースもデュースも取っていたから近くにいる。大丈夫だろうと高を括っていた。振り返らずに自身の作業を黙々と熟していた、そんな折だった。
──ちゃぽん、と小さな音が聞こえた。
「グリム!何をしてるッ!」
途端、クルーウェル先生の怒号を浴びせられ、グリムと二人でビクッと体を跳ねさせた。鬼気迫るその声から、只事ではないことをすぐに悟った。何かまずいことをしてしまったらしいグリムを素早く腕に抱えて、早くその場から逃げ出したかったのに、何故だか足が竦んで動けなかった。
三人がかりで持ち上げるのもやっとなくらいの重たい大釜が、今、ゴトゴトと鈍い音を響かせながらひとりでに揺れ始めている。薬草と調合した薬液しか入っていないはずなのに、何かが──そう、新しく生まれ出た謎の生き物のような、得体の知れないものが──中から大釜を揺らしている、そんな不規則な揺れ方をしているのだ。音が徐々に大きくなるにつれ、怖くて恐ろしくて仕方がないのに、目の前でゴブゴブと泡立っていく水面を凝視したまま目が離せない。
「ま、まずいんだゾ……!子分、早く逃げ、」
「あ」
ゴボッ、と一際大きく泡が立った。その泡の内側にキラリと何かが光ったのが見えて、無意識に覗き込もうとした。
「伏せろッ!」
怒鳴り声が聞こえたのとほぼ同時に、ドン、という腹に響くほど大きな音がした。理解出来ぬまま、咄嗟にグリムを庇うように抱き込んだ。ぎゅっと目を瞑ると、後ろから顔を覆うように何かが巻き付いた。一瞬だけ恐怖に息を飲んだものの、包まれたその温かさに、怖さが溶けていく。視界は何も見えないままだが、背中に感じるしっかりとした重み、そしてグリムごと体に巻き付いたそれは、誰かの腕だった。その誰かに、掻き抱かれるようにして、守られている。──誰かなんて、分かりきっていた。助けてくれたんだ、と腕の主に声を掛けるより先に、頭の上から声がした。
「……ぐ、うっ」
押さえ込むような呻きに、再び恐怖が蘇った。……苦しそうな声だった。
振り返りたいのに、守ってくれた腕が巻き付いたままで、それが今は邪魔だった。グリムから離した片手を伸ばして、その腕を引っ張ろうとする。
「ステイだ、子犬ども!──ハウル、その場から動くな!」
駆け足で走って来る靴の音が聞こえる。あの、いつでも余裕たっぷりなクルーウェル先生が、ひどく焦った声を発していた。何が起きているのか、やきもきした気持ちで体を捻った、その時。
……ずる、と力無く腕が外れた。
緩んだそこから強引に振り返れば、そこには絶句するほど酷い光景が広がっていた。
「……ジャ、ック?」
「ヒ……ッ!」
「見る、な……!」
振り返って名前を呼ぶと同時に、腕の中にいたグリムが短い悲鳴を上げた。見上げたその先、逸らされたジャックの顔から──正確には目から、夥しい量の血が流れていた。安全の為に着けていたはずのゴーグルはガラスが粉々に割れて、辛うじて枠の端に残っているだけだった。頬も鼻も、数え切れないくらいの切り傷で血が滲んでいる。一番酷いのが、瞼だった。右の瞼は焼けたように真っ赤で、左は中心から目尻に向かって真横に線が入ったように切れて、ぱっくりと傷口が開いている。そこから、だらだらと流れる血は、銀色の睫毛と頬を濡らしても尚止まらず、ゴーグルの縁に溜まって、池のようにちゃぽちゃぽと揺らいでいる。
「お、おい、ジャック!やべーんじゃねえのか、それ!」
「うるせえ……っ、なんともねえ、これくらい!」
「……血が、うそ、どうしよう、止まらな……っ」
「……監督生ッ」
茫然としていたが、グリムの焦った声にハッとして、震えながらジャックに縋り付く。困惑したまま頬へ手を伸ばすが、ゴーグルからこぽりと溢れた血が、触れようと伸ばした指先を伝って流れ落ちてきた。生温かい感覚に息を詰まらせると、気付いたジャックが目を閉じたまま、その手を強く握ってきた。
「あ……ごめ、ごめんジャック、ごめんなさいっ、ジャックの、目が……!」
「落ち、着け……!俺は、っ」
「ハウル!立てるか!」
クルーウェル先生の張り上げた声に、お腹にいたグリムが驚いてぴゃっと飛び退いた。血を流し続けるジャックは、狼の耳をぴくりと動かし、此方の手を握ったまま、顔を先生の声がする方へと向ける。
「大、丈夫、です」
「そこからゆっくりと立ち上がれ。辺りはガラスが散らばっている。床に手は付くなよ」
「はい。……監督生、お前も、立てるか」
「た……立て、る。けど、ジャックが!」
「酷いのは目と、あとは腕を少し火傷しただけだ。……他はなんともねえよ」
「うそ!だって、」
「監督生、俺は、お前に嘘はつかねえ」
……大丈夫だ。
乾いた血がこびり付く唇の端を持ち上げて、ジャックは無理矢理に笑った。笑って見せた。その痛々しい笑みに、愕然とする。
「ハウル、俺の肩を貸してやる。血の臭いで鼻が利かんだろう」
「あ、ありがとう、ございます……」
クルーウェル先生がジャックの目の前で後ろを向いてしゃがむと、ジャックが片手を浮かせた。けれど、一向にその肩へ手を乗せない。ふらふらと所在無く、揺れ動かしたまま。
……見えて、ない。
「ハウル」
「すんません」
その手を引っ張り上げて、クルーウェル先生は自身の肩に回させて立ち上がる。ふわふわとした黒と白の羽織りに、赤が滲んでいく。ファッションに関することは鬼のように厳しいあのクルーウェル先生が、きっとお気に入りであろう立派なそれが汚れても、怒らなかった。……それどころじゃないんだ。緊急事態なんだ。
先生より身長の高いジャックが寄りかかるようにして、二人でその場を後にする。扉が閉まる寸前で「子犬ども、実験は中断だ。自習していろ」と静かなクルーウェル先生の声だけが響いた。
パタンと閉まりきって、数秒後。弾けたように生徒達が騒ぎ始めた。遠巻きに自分が見られていることは分かっていたが、無視をして立ち上がる。その拍子に見えた床の血の跡に、膝が震えた。ガラスを避けながら、そろりそろりと近付いて来たグリムが、不安そうに此方を見上げてくる。
「ふなぁ……子分……」
「グリム、」
「──監督生、無事か!」
「大丈夫かよ、やべえ音しただろ!?」
「デュース、エース」
実験室の端から走って来た二人組を振り返る。焦ったように此方を見ては、近くの大釜と見比べている。
「肝が冷えたぞ。怪我は無いんだな」
「私達は無いけど、……ジャックが」
「おい、グリム!さっきチラッと見たけど、何かやってただろ!?何してたんだよ!」
「ふなっ」
エースに糾弾されたグリムが、たじ、と仰け反る。そこから全員の視線を受けて、グリムが前足をぺたりとくっ付けて俯いた。
「子分が薬草を並べてる間、大釜を混ぜてたんだゾ。めちゃくちゃ暇だったし、腕は疲れて痛ェし……オレ様、効率良くやる方法を考えて、火でも噴けば中身が溶けて、早く混ざると思ったんだゾ!」
「え、でも、火は噴いてなかったよね?」
記憶を辿るも、火を噴く際にグリムが発するお得意の「ふなぁ~っ!」という声は聞こえてこなかった。首を捻ると、グリムが言いづらそうに口をもごもごとさせ始める。エースが頭を小突いてやると、渋々その続きを話し始めた。
「勢い良く火を噴こうと思って、気合いを入れて息を吸ったら、バランスを崩してよろけちまった。慌ててそこら辺に置いてあった何かに手を付いたら、それが倒れて釜の中に落っこちて……」
「そういえば、何か落ちた音が聞こえた気が……」
「……あのさぁ、グリムが落としたのって、もしかして今日の実験で一滴だけ使用しろって言われてた、超危険なあの薬品だったりする?」
「するようだな。……見てみろ、エース。瓶ごと全て加熱した釜に落ちて、化学反応を起こして爆発したんだろう。釜の中に砕けた瓶の破片が残っているぞ」
一緒に覗き込んで、げぇ~っと声を上げるエースを尻目にグリムに向き直った。しおらしく俯いたままで、普段なら「仕方ないな」で終わらせることも多いが、今回はそうはいかない。
「先生にもだけど、ジャックにきちんと謝らないと」
「分かってんだゾ……」
「──私、ジャックの荷物取って来る。保健室に向かったはずだから、行ってみよう」
「おう……」
グリムの目が潤んでいた。流石にあの血の量を見て反省したらしい。少し待っててとグリムの頭を撫でてから、教室に残っているジャックの教材や鞄を取りに、ざわつく実験室から抜け出した。
「お待たせ。行こう、グリム」
「オレ様がジャックの荷物、持ってやるんだゾ」
「分かった」
教室から戻って来ると、グリムが自ら荷物持ちを買って出た。結構な重さの荷物を手渡すと、自分の体よりも大きなそれを危なっかしくも、しっかりとつかんだグリムを先導した。何か手伝うことがあったら連絡しろと言ってくれたエースとデュースに礼を言って、保健室へと向かった。ゆっくり後ろを着いて来たグリムが、保健室の扉を見るやいなやジャックの鞄を放り出して、二足歩行から四足歩行に変えて、慌ただしく駆けて行った。
「おいっ、ジャック!いるか!」
「失礼します」
「──来たか、子犬」
地べたに放置されかけたジャックの鞄を拾ってグリムの後に続いて保健室へと入る。出迎えてくれたのはクルーウェル先生だった。焦るグリムを制しつつ、ジャックの容態を聞くと、ふむ……と考えるように宙へと視線を巡らせるので、ごくりと唾を飲み込んだ。
「……まあ、見るのが一番早いだろう」
そこのカーテンを開けろ、とお馴染みの指揮棒で示される。止める間もなくグリムが走り、シャッと強引にカーテンを開け放った。
「おいジャック!無事ならさっさ、と、……」
「ちょっとグリム!いきなり開けたら──」
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ななし@50a143
お疲れ様でした!たのしかったです!!
64:04
七十
こちらこそ楽しかったと言ってくださりありがとうございました!!
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【流血注意】ドシリアスから始まるジャク監を書く
初公開日: 2021年11月01日
最終更新日: 2021年11月01日
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ハッピーエンドに決まってんだろ!