2-1
【木陰】
村の豊かな田園を広々と囲っている山の木々、その一角から、呆然と佇む君たちを手招くひとつの人影がある。さんさんと注がれる陽光を浴びる緑から一歩離れた、涼やかな木陰に立っていたのは、君たちも知る男、八千であった。
(RP)
「息災なようだな。どれ、水瓶を出してみよ」
八千が自身の懐から取り出した小さな竹筒を、ゆっくりと瓶の口へ傾けた。
「この量ならもう一度きりであれば、犬を凌ぐことができよう」
注ぎ足された水瓶を再び君たちへ手渡すと、八千は言葉を続けた。
「わたしは先に行かねばならん。此処は長閑にうつるだろうが、やはり君たちが居て良い場所ではないことに変わりなく、寧ろ一層気を抜けぬまである。米ひと粒すら口をつけてはならん」
(RP)
「いとまがあれば、案内の烏も出そう。此処は先の村よりも深い。人の子らよ、ゆめゆめ忘れることなきよう」
そう伝えると、八千は足早に木々の奥深いところへ歩み、あっという間に姿が見えなくなってしまった。
(RP)
田んぼを挟んだ向こうから、村人らしき者が両手いっぱいの重たげな風呂敷包みを抱えて歩いてくる。やがて君たちの真隣を過ぎ、一瞥もくれないまま遠ざかって行った。
<聞き耳>村人とすれ違う瞬間、君は覚えのある匂いを嗅ぎとった。炊かれた米の香りだ。あの風呂敷に詰められていたのは、たくさんの握り飯だろうかと感じた。
(RP)
背中が小さくなった村人の行き着いた先を目で追うと、木造ではあるが、あの廃村で君たちが見掛けた家屋よりもよほど立派な造りの住居であった。
戸口から現れた裕福そうな別の村人と何やらやり取りをした後、風呂敷を抱えた村人はまた別の家の方へと足を向けたようだ。
(RP)
【裕福そうな村人の家】
所謂一般的な農民の家とは明らかに違う、木造の柱に意匠まで施された立派な家屋である。
<目星>村のあちこちに見える他の住居も、遠目に豪奢な様子が分からないだけで、どこも似たような雰囲気がある。
(RP)
戸を叩くと、中から女性の応える声が聞こえ、まもなくその主も現れた。目じりに笑いジワの見える、おっとりした女性だ。齢は凡そで、三十代後半だろうか。戸口に立つ君たちと相対すると、落ち着いた様子で、しかし不思議そうな目で口を開いた。
「あらま、こんにちは。いで立ちからして村のもんじゃあなさそうだけれど、どちらからいらしたのかしら」
(RP)
<言いくるめ><説得><信用>探索者の尋ねたいことを優先して質問することができる。会話の主導権を探索者に与える。
「お世話役とはもうお会いになったかしら?」
堅洲村について
信仰
作物
【犬神筋の家】
箪笥、犬神の痕跡
手記
鉱山の地図
始末の証拠
【犬神筋の家 厨】
水がめ、犬神の痕跡
新鮮な食材
【犬神筋の家 床下】
犬神と遭遇
アーティファクトの水瓶使用推奨
2-2
【村長の家】
村長の思惑、黄泉戸喫
クシナダと遭遇、追放
【四辻】
七人同行と再会
八咫烏と再会、案内
【鉱山跡入口】
八咫烏離脱
道具の残骸、修理不可
2-3
【鉱山内部】
灯りの調達、作成
道具の調達、未修理、部品不足
【鉱山内通路】
四辻になった箇所で七人童子と遭遇
道具修理に必要な部品
【鉱山内作業場】
道具の修理
【鉱山跡出口】
軽微な落盤
出口の掘削作業
【山小屋】
時代の違和感
第三部への導入