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今日を何も無く過ごした人の尻叩く為の配信です。
眠れないし、今日が無為になるのでとりあえず一時間くらい考えて苦しむ。
ランダムお題から現れた単語達
     ○弱いものいじめ   ○白昼夢
     ○こじつけ     水面
     ありきたり     ○ただいま
この中から3つ選ぶ。4つになっちゃった。
友チョコ(予定)
 私の放課後は、チョコレートの匂いがする。
放課後のチャイムは天使に羽根が生えた音、とまでは言わないが私にとってのそれは飛び立つチャンスでもあった。
そう言ってしまえばまるで私が天使かのようだけれど実際は良くてそこらにいる鳥か、悪くてコウモリだろうか。
とにかく放課後のチャイムは学校からの帰宅を許す物なのだ、天使が鳴らそうが悪魔が鳴らそうがどうだって良い。
私はいつものように教科書をスクールバックに詰めて、自席から飛び出すように教室を出ようとする。
するのだけれど、いつものように教室出口で椅子をユラユラさせている彼女に引き止められるのだ。
「はい、これ。じゃ、いってらっしゃい!」
 苑田さんという私のクラスメイトは私の手をギュッと握った後、ニヤと笑って五百円玉を私の掌の中に残す。
取り巻きがこちらをチラと見るが、何も言わない。
何も言わないのが逆に気持ち悪いくらいだった。
「なんでもいいからね~」
「う、うん……」
 簡単な事、だけれど何だか厭な事、いじめだと訴えるには些細な私と彼女の日常。
苑田さんは、放課後にわざわざクラスメイトを購買にパシるという良くわからない関係を私に強要していた。
取り巻きにはさせず、必ず私だった。
私が上手く逃げおおせた日については分からないが、きっと誰かを使うのだろう。
クラス内カーストが低い私にとっては、従う他無い。取り巻きにさせられないだけマシというものだ。
だから結局彼女に捕まった日は、逃げるのも嫌で、かといって「嫌だ」と言い出すのも何だか怖いから黙って従っていた。
 
 なんでもいいという言葉の通り、私は購買で適当な食べ飲み物を見繕って彼女の元へと戻る。
「おかえり~」
「た、ただいま」
 袋を渡すと苑田さんはその中身を確認する。
何度かパシられて気づいた事だけれど、私はそれを待つ必要があるみたいだった。
前に私がそれを待たず帰ろうとした時、彼女は「ミナちゃん、ちょっとまって!」と焦ったように私を呼び止めたのを覚えている。
「ん、じゃあはい、これ……」
 私の買ってきた袋の中身を確認した彼女は満足そうに笑って、私の手をもう一度、お金を渡すときよりもやや強く握る。
その行為もいつもと同じ、その手を開くと、私の手の上にはいつもチョコレートが一つだけ乗っているのだ。
どういう意図かは分からないけれど、それで彼女による私の拘束は解かれる。
何度も何度も繰り返し行われる奇妙な行為、面倒以外の何物でも無かった。
握りしめたそのチョコレートは、封を開けてもいないのに溶けて強い匂いを放つ。
それをこっそりと捨てる私の放課後は、いつもチョコレートの匂いがした。
ただ、何を言われるわけでもなく、購買までパシられた私を見て、彼女は「じゃね~」とヒラヒラ手を振る。
そうして一人家路に着く、一緒に帰る相手は誰もいない。
 
 けれどその日は違った。
教室の出掛けに何となく手を開くと、チョコレートが二つ乗っている。
「あれ?」
 声に出さなければ良いものを、思わず反射的に声に出ていた。
「お?!」
 そんな嬉しそうな、好奇心に包まれたような苑田さんの声が後ろから聞こえてくる。
「二つならいいのか……」
「ほら、ウチが言った通りじゃないですか」
「うーん、私は飴の方が良いって思ったんだけどなぁ……」
 取り巻きの声も聞こえてくる。
顔がさっと青ざめていくのを感じた。
――だから早く帰りたかったのに。
 カースト下位とカースト上位。
陰と陽。
私と苑田さん達
一緒の空気を吸うのも怖い。
「ねぇねぇミナちゃん」
 苑田さんが少し真面目な声で私を呼ぶ。
恐る恐る振り返ると、その声のトーンよりも険しそうな顔をした彼女がいた。
「これぇっ、一緒に食べない?」
「へぇっ?!」
 二人続けて裏返った声に、取り巻きの一人が吹き出していた。
その取り巻きが笑いながら苑田さんの肩をパンパンと叩く。
「つまりね、この子はミナちゃんとお友達になりたいの」
 からかわれていると思った。
けれど肩を叩かれている苑田さんの顔の赤みから見て、真実を語られているみたいだ。
「えっと、え? 私パシリですよね?」
「違うのだよ……、この子なりに仲良くなりたかったんだ。
 キミの好きなお菓子買って一緒に食べようって言えたらね……」
 もう一人の取り巻きが何とも言えない顔をしながら溜息をつく。
「きょ、きょうはもういい……」
 顔を伏せた苑田さんから何とも頼りない声が聞こえた。
「は、はあ……」
 何とも困惑しつつも、何だか大きな勘違いをしている事に気づいた私は、急に照れくさくなる。
「ま、また明日ね……」
 顔を伏せて、チラリとこちらを見たまま手を振る苑田さんとその友達二人に小さく手を振って、私は家路に着いた。
 つまりいじめられていると思ったのは私のこじつけだった……と言い切るのはどうかとも思うけれど、結果的にそういう事にしても、いいのかもしれない。
「それにしたって、わかりにくく無いかなぁ……」
 小さく呟いて、今生意気な事を言ってしまったかもと思った私はまだ真正面から彼女達と向き合えるのか不安だ。
けれど、あの赤い顔を見た後なら、呼び止めてくれた声を思い出すなら、私もほんの少しだけ前に踏み出してもいいのかも、なんて思いながら私は苑田さんに貰ったチョコレートを口に含む。
いつもと変わらない一人の帰り道は、チョコレートの味がした。
そのうち、もしかしたら、もしかしたらだけれど、一人じゃない帰り道があったりするのかもしれないなんて、浮かれた白昼夢だと笑われそうだと自嘲しながらも、私はいつもと違って一つ多いチョコレートをそっと口に放り込んだ。
おしまい。
後記
二千文字ちょいくらい?
超、超、超久々に挑戦してみたけれど、やっぱり大変だなあ。
そして、やっぱり一時間はかかっちゃうんだよね。
昔はもう少し速筆だった気がするんだけれど、書かないせいかな。
一時間過ぎちゃったし、これでとりあえず終わりって事にしておくけれど、もっと細かい所手直し出来そうだなって思った。
後名前でつんのめる癖だなあ、いや実際の小説を書く時には悩む時間があるんだけれども。
苑田さん?! 誰?!ってなりながら書いていました。
キャラクターに名前を与えるのって苦手なんだよな、何だか恥ずかしくて。
後はその名前をスムーズに物語に入れ込むのも苦手なんだよなあ。
「私の名前は○○、彼女の名前は△△」っていうのも何だかなあって思ってしまうのだけれど、ミナそんなもんなのかな? 難しいところだよね。
SS書きの皆さん尊敬するなあ、短く面白くっていうのは本当に難しい。
いや、かといって自分が普段長く面白く出来ているわけでもないんだけれど……、まあいいや!
やっとこのサイトっぽい事が出来て良かった。
怒る人がいるのかもわからないけれどこれで怒られないで済むぞ。
ということで三題小説チャレンジ byけものさんでした!
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三題小説に苦しむ
初公開日: 2021年01月25日
最終更新日: 2021年01月25日
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コメント
1、ランダムお題生成させる
2、考える
3、書く
書く
長くなりそうな話をグダグダとまとめていく。
けものさん
一番まで書いた歌詞を完成させ続ける。
ぐしゃぐしゃの部屋を少しずつ綺麗にしていくような感覚で。曲をつける時にもう一度調整するのでまずは暫定…
けものさん
残る君
pixivに上げたSSS集「蚊帳の外」の続編になるかならないか
ぱな
ワンライ#3
30でりだつしちった
きょむい〜ぬ