21時に開け、22時までに終わらせる予定です。
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コメント、ハートは大歓迎です。言葉が浮かばない人は「キャー」とかかいてやってください、というのがいつものノリ。
本日のテーマ「宿題(課題)」「休み明け」「ジャム」
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10分から始めたので、10:10までやるつもりー
せんきゅ
いぇー
ちょっとまだ頭の中にさっきの上田おもしれーが残ってる。
ワンライやってなかったらマッドマックス見てるんだけどな。
ネタ作りますねりねり
できました。でもそうちゃんがきになる。
♡サンキュです。
マジで休み明けと言えばそうちゃん、みたいになってるなう。うわー、なんか綺麗になったな。
切り替えようぜまぐろ~~~~~~~~~~
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休み明け、で、すがすがしい気持ちで……となるはずだったのだが、年末にかけてリドルには延々とデュースから連絡が来ていた。
アズールと契約して酷い目に遭った一年生をしこたま叱り飛ばしたリドルだったが、その結果、デュースに『宿題がわからない』と泣きつかれてしまったのだ。
頼らないとできない、でもちゃんと提出したい……心がけは立派だが、新しいものと出会うたびにさかのぼって教えていかねばならないので、教師陣でも手が余るようで……。
(まるまる学校に行かなかったとは言っていたけれど、びっくりするようなことも知らない……)
どれが解らないのかも解らない、という状態のデュースの勉強に付き合うことは遠距離だとなかなか大変で、写真を撮らせて問題を送らせて、でもリドルが説いてしまえば本人のためにならないので根気良く教えて……。
デュースの『それについての学力』が判明するたびに「ではこの参考書を買った方が」などとやっていたのだが、本当に大変だった。手がかかるなどというレベルのモノではない。
それでもどうにか紙で提出できそうな内容については終わらせられたのだが、申し訳なさそうにデュースは付け加えた。
魔法薬の提出があるそうだ。
ああー……あるだろうな……と納得した後、少し頭を抱えてしまう。
大したものではないので宿題になっている。個人でも買えるような材料で、大掛かりな設備も要らず、キッチンでちょいちょい、で作れるようなもの。
……だが。
(デュースだと……)
下手をすると、キッチンを爆破しかねない。
学力がそんなもの、だし、魔法についてもきちんと学んでいないのでたいした魔法が使えるわけではないのだが、それでも召喚術……大釜限定だが……を使える程度には魔力が高いのだ。
魔法使いになる、としては『全く見どころがない』わけではないのでナイトレイブンカレッジに入学を許されているようなデュースが、なんとなく、で、母子家庭のキッチン設備を吹っ飛ばす可能性が無いわけではなく……。
「それで、困ってるんだけれど」
『ああー……』
電話のむこうのトレイは笑うのかと思ったら、苦笑、という反応だった。
『やりかねないな』
笑えない、のだ。本当に。
『休み明けに寮のキッチンでやればいいんじゃないか?』
「許可を取っていないから早めに行けて数時間前だからね……あの子の力で一限目に間に合うかどうか……」
『ああ、そうか』
そう、普通なら大したものではないのだけれど。
一時間も前に行けば出来そうで、恐らくエースが『やっべー』からの『トレイ先輩手伝って』をやらかしそうな案件だな……とも思うのだが、あちらは要領が良いのでなんだかんだで提出期限には間に合わせそうだ。
『それならレンタルキッチンを借りればいいんじゃないのか。俺も付き合う』
「レンタルキッチン?」
知らない単語だったので聞き返すと、設備を貸してくれるようなところがあるらしい。
魔法で調理をしても大丈夫なところかどうか確認してやる、とトレイが言うので任せて、デュースの家との中間地点でキッチンを借りることにした。そこそこの移動だ。
よく考えれば日帰り小旅行、というやつではないだろうか、と緊張と興奮を覚えるリドルに対して、トレイは『普通』だった。
(まぁ、そうか)
リドルにとっては『親と一緒ではない外出』はとても珍しいものだが、これぐらいの距離ならトレイはおそらく友人と何度も出かけている距離だろう。
たどり着くと、デュースは既に建物の前で身構えていた。
よろしくお願いします! と頭を下げられて、なんだかすごいことをするみたいだな……とトレイは苦笑する。
なんだかんだいってリドルにとってもトレイが居るのは心強い。デートみたいだなと浮かれていたのは自分だけだったとしてもだ。これからこの、真面目で素直でトラブルメーカーな一年生と相対することを思えば。
トレイが色々と手続きをしてくれて、キッチンの中に入る。
さすがに一般家庭用とは違う調理器具が並ぶ中、リドルはデュースを促した。デュースは課題の本を開き、レシピスタンドにそれを設置する。
順番に手順を確認し、厳密に測り、ちょうどいいタイミングで魔法をかけて……あえなく、一回目はやはり失敗した。
「ちょっとこの部分の詠唱が……」
「わかりました!」
返事だけは良いのだが、二度目のチャレンジ。
その部分を経過して、また躓く。
「慌てないで」
「はい」
何度もそれを繰り返すうち、前半部分は失敗しなくなってきたな……という所まで来ると、前半を眺めているのも退屈になってきて、今更、リドルは『あれ。トレイは?』と思った。
あと、先ほどから何だかずっと甘い匂いがしているような。
「……トレイ……」
「ん?」
かかかっと卵を混ぜさせつつ、鍋で何か煮ている。
「何を作ってるんだい……?」
「終わった後にお茶ぐらいするだろうと思ってな」
「それは嬉しいけれど」
先ほど鍋に入れる前に刻んでいたのがちらっと眼に入ったけれど、野菜にしか見えないものを刻んでいたような。
「ルバーブのジャムだからな」
リドルの不思議そうな顔を読んで、トレイは笑う。
「これなら持って帰らせられると思って」
「持って帰らせられる?」
「うちの店のラベルの甘いジャムなんか駄目だっていうだろ」
「ああ……」
確かにそれは否定できない。
トレイは悪戯に笑いながら、瓶とラベルを作業台に置いた。
「キミ……これは……」
本当に、いけない人だと思う。
要するに『出かけて、土産で買ってきた』という形に捏造させる気だ。また、リドルに嘘をつかせるつもりなのだ。
こんなメーカー確かに『近所にはない』し、中身が『野菜』で、ステーキのソースに、と書かれているラベルなら叱られはしないだろう。
ただそのメーカー名、リドルも聞いたことがある。自然食で有名な。
「詐欺じゃないか……」
「ローズハート家にしかないなら問題ないさ」
しれっと何を言っているのか、この男は。
これ以上言っても言いくるめられるだけだろうから、仕方ないね、と納得した素振りをして見せる。
……本当は、嬉しい。
(こんな、忙しい時期についてくるなんて)
きっと家で責められただろうに。
けれど、それでも、会えない間でも『リドルのおやつ』を作ろうとしてくれたのだろう。
デュースに、寮長! と叫ばれた。トラブルかと思ったら成功したらしい。
半泣きで鍋を掲げられて、リドルの隣でトレイが『ああ、じゃあ急がなきゃな』としれっとした表情で笑った。
◆おわっちゃう。
というわけでまとめる。