21時に開け、22時までに終わらせる予定です。
気が向いた方はリツイートとかアドレスツイートお願いします。
コメント、ハートは大歓迎です。言葉が浮かばない人は「キャー」とかかいてやってください、というのがいつものノリ。(書き終わり次第の反応になります。1時間待てる方は応援してやってください。また、終わった後はダラダラチャット会となります。)←今週はとくにいなかったら新作の原稿チャットにスイッチします。
本日のテーマ「お化け」「身長」「朝」
◆
ほっとくと落ちてしまう
とりあえず服を着る。
服はきた、髪を乾かす
やばやば まだ
五分ぐらい髪を乾かしながらネタを考えてます。ていうかテーマあってたっけ。あってた。
いえーい
なんかテレビ見ててしまったw
でもざっくり決まりました。
◆
言い忘れた。ゴスマリの後のネタです。
◆
トレイが寮に戻ったとき、ズタボロのリドルが、ケイトの淹れたお茶を飲み切った所だった。
時刻を確認する。数秒で十二時だな、と思い、日付が変わったのを確認してから話しかけた。
「間に合って良かったな」
ケイトは『まぁね!』と即答したが、リドルは、はぁ、とため息を吐いた。流石に気が張っていたのだろう。
「まぁ、間に合って、よかった」
「リドルくん、舌やけどしてない? 大丈夫?」
「していないよ……ただ、それに気を使いすぎて、味なんてわからなかったけれど……」
「お茶飲むって感じじゃなかったもんね……」
(そのリアクション、ちょっと見たかったな)
と思ったものの、口にしたら流石に怒られそうだ。
二人とも、はぁーとため息を吐いている。
「どうした。気が抜けたか?」
「当たり前でしょー、さっきまで人の命をかけた大事件の真っ最中だったじゃんー!」
「……本気でそう思ってたか?」
「いや、本音を言うと、学園長が知ってるんだからそんな大ごとにはならないと思ってたけど」
「まぁな」
おそらく、あの場にいた全員がそう思っていたはずだ。
また、あの時囚われていたのがイデアでなければもう少し危機感が生まれていたのかもしれないが、どうせイデアなら『シュラウド家の』イデアなら、本気で危なければ学園として放置できるわけがない。
教師陣が一人も出てこない段階で『課外学習』ぐらいのノリなのだろうと思っていたから、皆、そこまで本気ではなかったのだ。トレイだって『ここで解決して目立つ』方が面倒だと思ったわけだし。
(だからこんなボロボロになってまで飛び込んでくるとは思わなかったな……)
せっかくの正装が、ボロボロだ。
その恰好でもリドルは『そんなことよりハートの女王の法律だ』なので、本当にブレない。
「はぁ、せっかくのリドルくんの可愛い格好、マジカメにあげたかったー」
「そもそもこういうトラブルがあったってこと、学園外に発信して良いものなのかい……?」
「ええー、かったぁい……。ザ、リドルくん、ってかんじぃ……それぐらいないと骨折り損なんですけどぉ」
「トレイはともかく、キミは勝手に首を突っ込んだんだろう……」
「わざわざ志願してきたんだからな」
「あっ。トレイくん、リドルくん側につく感じ!?」
「当たり前だろ」
言いながら、さりげなく乱れたリドルの髪を整えた。
「こんな格好になるような目に遭わせたのはお前のせいでもあるんだからな?」
「そもそもトレイくんがバシッと決めてたらオレの出番無かったんですけど?」
「もういいよ、結局解決したのはエースなんだから。言い出すとボクたちはみんなエースに頭が上がらなくなってしまう」
「……そうだな」
エースの、耳の痛い台詞を思い出してトレイは苦笑した。
いつだってエースのストレートなセリフに切り込まれている。今回だって結局そういう事だ。逃げ根性がついているのだな、と己に思わざるを得ない。
あの時ほどの危機ではなかったものの、今回も『トレイの保身』の結果、リドルはボロボロだ。
本人はけろりとしているし、キッチンで立ってお茶を飲むという状況でも文句は言っていない。
……とはいえ、だ。
明日は飛び切りのケーキを焼いてやらねばならないだろう。そしてリドルは、ただそれを喜ぶ。
トレイが『罪悪感からの詫び』だと思って用意している事なんて全く気付かず、トレイの『ねぎらいの優しさ』だと思うだろう。
複雑な気分で見下ろしていると、唐突に、トレイをひたっと見据えるように見上げられた。
「ん?」
「いや……お姫様にとって、身長はそんなに大きなことじゃなかったんだね。結局ケイトたちがふられていた時、一度も彼女は『百八十センチないから』とは言わなかったから」
「ああ、そう言えばそうだな。そんなに重要な要素じゃなかったんだろう、実際には『王子様らしいかどうか』ばかり気にしていたしな」
「あのチャビーっていうゴースト、生前は何センチぐらいだったのかな? ていうか、ゴーストになったら身長なんて関係なくない? って思っちゃうけど」
ケイトはスマホを触っている。
恐らくマジカメで……何の写真を投稿しているのだろうか。ボロボロのリドルでなければ何でもいいけれど。
「そもそも巨大化するし……厄介だったね」
「めちゃめちゃ強かったけどね、リドルくん」
厄介だと思ってたんだ……とケイトは驚き、当たり前だろう? とリドルは苦笑している。基準が違うからな、とトレイは脳内で言っておく。口には出さない。
「ボクの身長が百八十センチあったらすぐに片付いたんだろうけれど」
第一陣に入れていたわけだし。とリドルはさらりと言った。
「ええー、なんか超理論じゃないそれ? 最初は口説く方法を考えようだったわけじゃん、寧ろ詰んでたって、バトルにリドルくんがいないんじゃ」
「そうかな」
「普通に入れたんならいきなり戦闘したりしなかっただろ」
さすがにケイトが可哀想で肩を持ってやる。ついでに、何か軽く食べるか。と二人に声をかけた。
一年生たちが帰ってくるまでリドルは待っているつもりなのだな、と察したからというのが一番の理由だ。
二人がやっと席に腰を下ろした。座るとドッとつかれるぅ、とケイトは唸っている。戻っても良いんだよとリドルが促すが、お腹すいてるもん、とケイトは引かない。
今から何かを作るほどは出来ないので、クラッカーにチーズを乗せたり、適当なスープを作ったりして二人の前に出した。トレイも口にする。一年生の分は勿論とってある。
温かなスープを飲んで、リドルはやっと心底ほっとした顔をした。
気の抜けた顔をトレイが見ていると、ケイトも一瞬それを眺めていたというのがわかる。リドルは二人の視線には気づかないままだったが、トレイとケイトは目を合わせて少しだけ笑う。良かった、とやっと思った。
クラッカーにチーズと黒コショウを引いたほうをケイトが手に取り、クリームチーズにジャムを乗せたほうをリドルが手に取る。予想通りの流れを見ていると、リドルがわずかに唇を尖らせた。
「トレイは背が高くていいよね」
「ええー、リドルくんまだ気にしてるの? 高身長っていってたお姫様でもあんな感じだったのに」
「実際便利じゃないか。そもそも、トレイぐらいあればフロイドにからかわれないで済む」
「どうかな……」
今のままの性格だと、どんなに小さくても大きくてもフロイドにはからかわれそうだ。
そもそもリドルからしたらどちらも大きな生き物なのだろうが、トレイからしてもリーチ兄弟は巨大な生き物なので、十分からかわれる余地はあると思うのだが。
「リドルくん、身長って朝一が一番大きいんだって」
「それはそうだろうけど、それがどうかしたのかい?」
リドルが次々に手を取る所とみると、本当に空腹だったのだな、まぁ今日は一番走り回っているのだし……とトレイが眺めていると、ケイトがまた余計なことを言う予感がする。
「朝はかったらちょっと伸びるよ」
「別に数字を気にしているわけじゃないからね? ボクは別に、」
そういうことじゃ……とぶつぶつ言っているので、数字的なことも気にしないわけではないのだろう。
そう思ってリドルのつむじを眺めていると、一年生たちがどやどやと帰ってきた。
「あーめっちゃいい匂いする! トレイ先輩、これってオレらの分ある!?」
「キミたち、深夜だってことをお忘れじゃないかい……?」
叱るリドルも元気がない。
トレイは、もう少し作り足してやる、と言って、椅子をへとへとの一年生たちに譲った。
◆
一年生たちを見送り、あとはシャワーを浴びて寝る。
そう思ってとりあえず部屋に着替えを取りに行き、部屋を出ると、リドルはトレイと鉢合わせた。
「まだシャワーを浴びてなかったんだな」
「トレイもね」
多分、一年生とケイトはもうとっくに眠っているだろう。
今日『やらなければいけない事』を終わらせないのが気持ち悪くて片づけたので、結局さらに遅くなってしまった。
誰かに会うとは思わなかった、と思いながら、それでも少し、相手がトレイだったことは嬉しい。
人が寝静まる時間だ。
静かに移動して、さらりとシャワーを浴びると、トレイが濡れ髪に触れてきた。
「ん? なんだい?」
「いや、さっき触って思ったんだが、やっぱり少し髪が焦げてるな……」
このあたり、と摘ままれ、ああ、とリドルは苦笑する。
「そうだね。結構やり返されてしまったから」
「……」
無言のまま、突然抱きしめられた。
「トレイ?」
「いや……何でもない」
ぎゅっと抱きしめて、それから、離される。
髪を乾かしても良いかと聞かれたので許した。触れてくれるのは、嬉しい。
これ以上気にされると困るから、明日中にでも切りに行かないといけない。部活は休もう。
そう思っていると、トレイが小さく『ごめんな』と言った。
聞こえないと思ったのだろう。
(本当に、キミは愚かだね)
ここには鏡がある。キミは目の前のボクしか見ていないのだろうけれど。
写して、見ている。
気にしているのはトレイだけではない。
「トレイ」
「ん?」
ドライヤーのスイッチを切るのに合わせて、振り返りながら呼び掛けた。
寝間着の襟を引き寄せて少し強引に口づける。
「日曜日の『朝』は無くてもいいよ」
そう囁いてやると、トレイは目を見開く。それから、はぁ、とため息を吐いた。
「お前……この状況でそういうことをよく……」
「今夜は困るよ、もうボクは寝るからね」
わかってる、と唸るトレイの顔が渋い。
『お姫様』の気に入る男として、彼女の前に出られたかどうかはわからない。結局その機会はなかったから。
けれど、この男を口説き落とすなら、簡単だ。そう思った。
◆
おわり!
間に合った感じかねこれ? 1分オーバーか。