薬研藤四郎は食事が好きだ。
人間の身体というのは睡眠やら排泄やらを必要とするのはとても厄介だと思うが、食事というのはいい。腹が膨れるのは気分がいいし、前の主たちが楽しんでいた味を俺も楽しむことができるといろんな記憶が蘇る。
「薬研、これは食べるー?」
乱が差し出してきたのは棒付きの飴だった。どんな染料を使ったのやら真っ青な飴は丸く艶々と輝いている。
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