何も思いついてないな……
これから考える
お題:一張羅/さくら/霊基異常
どれにしようかな
〜悩み中〜
これはワンドロライ関係ない話なんですが、コロナの関係で消毒しまくってて手あれがヤバくて人差し指絆創膏してるんですね
いつもスマホ打つとき人差し指なんですができないんでフリック上手くできんくてアレなんですよ
いつもアレですけど今日はさらにやばい
〜雑談おわり〜
本当に思い浮かばないわどうしましょう
とりあえず今日は短めでいこう
現パロにしよっかな?
一張羅、と呼べる服はそう多くない。
どちらかというと、機能性を重視していたりとか、長く着られるものだとか、そういったデザインを選びがちである。安いものだとすぐに毛玉がついてしまってよれよれになったりとか、裾がほつれてしまったりとかで直さざるを得ない。だから、少し値は張ってもいいから良いものを選ぶようにしている……
──そんな話を幼馴染にしたら、なんとも言えない顔をされた。
え、どうしてだろう。そんなにおかしいことを言ったつもりはないんだけどな。
不思議に思いながら、首をかしげて隣に座る彼を見つめる。チューハイの缶を持ったまま、じとりとこちらを見返す彼を。
「以蔵さん?」
「え、あ、……おん、なんじゃ」
「なんじゃ、はこっちのせりふ。どうしたの? いきなり固まって」
僕、何か変なこと言ったかなぁと呟きながらつまみに用意した柿の種をもぐり。ぽりぽりと軽い音を立てて崩れる。その間も彼はなにやら「あー」とか「うー」とかもごもご言葉を漏らす。
すぐには返事がもらえないだろうな、と長年の勘が伝えてくるので、龍馬は机に並べられた新しいハイボールの缶に手をかけた。プルタブを押し開けて喉に流し込み、横目で彼を見る。どうやらまだ答えは出ないようだ。
なんでこの話題になったんだっけ、と思い返してみる。
最初はいつものように、テレビを見ながらああでもないこうでもない、雑談をしていた。それから確か、ザッピングし始めた以蔵さんがある番組で手を止めて見始めた。内容は『芸能人の一張羅コーデバトル』、だったか。海岸沿いを歩くデートにぴったりなコーディネートを手持ちの服から考えて発表し、一番いい評価を得られた人が勝ち、みたいなどこにでもあるような企画。それを見ていた以蔵さんが、「そういやおまん、あんまり服持っとらんようじゃがどんなん着とるがか」て言い始めた。それで僕はさっきのように答えたんだ。
そしたら、すごくなんとも言えないような顔をされた。されている。
どういて?
テレビはつけっぱなしだからどんどん進み、アイドルグループのうちのひとりが優勝した。爽やかな色のジャケットにスカーフ、ポピュラーなチノパンを合わせて一見シンプルにも見えるが、カラフルな色のスニーカーで遊び心を出していて、確かにこれなら外し過ぎないコーディネートだ、と感心した。
だが、そのコーナーを見始めたのは以蔵さんなのに、今はもう視線はどこかに行ってしまって、意識もここにあらず、ぼんやりとしている。結果が気にならないのだろうか。
ひらひらと目の前で手を動かすと、ハッとして以蔵さんはこちらを見た。
「大丈夫? 具合悪くなった?」
「あ、いや、違う……けんど」
「どうしたの、本当に……」
「りょ……、っ」
ひたりと以蔵さんの額に手を当てる。酒を飲んではいるものの、まだまだ酔うような量じゃない。なのに、彼のおでこはみるみる間に熱くなり、汗が滲んでくる。
「あつ、ねぇ、やっぱり具合悪いんでしょ」
「ち、が……」
「ほらもう、今日は飲むのやめて、泊まって行きなよ」
立ち上がって布団を出そうとして袖を引かれる。
「いぞーさ……」
「ちが、ちがうき」
「でも」
「そうじゃのうて、その、わ、わし……」
「……」
「その…………」
やがて以蔵さんは、意を決したようにいきなり立ち上がって、部屋の片隅に置いていたかばんを漁り出した。そして何かを掴んでこちらに戻ってくる。
「以蔵さ……」
「……やる」
「え、わ」
ぼすりと顔に投げつけられた包みが床に落ちる。それを拾って中を見ようとするぼくに、以蔵さんは言葉を投げてくる。
「いや、たまたま見つけてな、おまんがいっっつもおんなじ服きとるからいっっつも着るもんないんじゃあしゃあないじゃろ思うて、けんど気に入っとる服がえいなら捨ててもえいし雑巾にしてもえいし、まあ何かに使えるじゃろ! 安物やきな、まあな!」
ははは、と乾いた笑いが聞こえる。
でもぼくは、多分半分くらいしか聞こえていなかったかもしれない。
白いビニル袋に入っていた水色の包み、その中には僕のすきな色。青いシャツが入っていた。
わざわざ買いに行ってくれたのだろうか。
つつまれている、ということは、プレゼントです、と言って店員さんにお願いしたのだろうか。
どんな気持ちで、着るものに頓着のないあの以蔵さんが、選んでくれたのだろうか。
その場面を想像するだけで、嬉しくなってしまう。
「以蔵さん」
「な、なんじゃ」
「ありがとう。大切にする」
「お、おん、無理せんでえいぞ、安物やきすぐダメになるじゃろ、それに気に入らんかったら無理せんでえいき」
「ううん、……ううん、うれしい。ありがとう」
「…………おん」
「うん」
照れくさそうに頬をかく彼を見ながら、僕も頬が緩むのを抑えられなかった。
こうして僕のクローゼットには、一張羅の中でも特別な、一番大切な人からもらった一着が増えた。
今度は僕がプレゼントしてもいいな。どんなのが似合うだろう。喜んでくれたらいいな。そうして、僕たちそれぞれの部屋に、それぞれの大切な一着が増えていったら。きっとそれを着て出かけるのが楽しくて仕方なくなるだろう。たとえそれがコンビニに行く道のりだけでも。通勤の間でも。嬉しい時間が増えることは幸せだ。彼もそう思ってくれたらもっといい。
おしまい!
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初公開日: 2020年04月18日
最終更新日: 2020年04月18日
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