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 (CPと女体化かどうかと、簡単なシチュエーションをください。)
【マオライ/お題】
「ライの目って綺麗だよねぇ」
 生徒会の買い出しの帰りに、突如現れたマオに裏路地に引っ張り込まれた。人の多い所を避けての行動なのは明白で、僕は溜め息一つでマオの行動を許容した。
 手に持っている道具がかさばって邪魔だが、マオは一切気にした様子もなく、僕との距離を詰めてくる。
 眼前、吐息の当たるような至近距離にマオのサングラス越しの瞳がある。その眼差しが言葉通り、僕の瞳をまじまじと見つめているのに気づいて、僕は眉を寄せた。
「マオの瞳の色はサングラスでわからないな」
「僕の目なんてどうでもいいんだよ。ライの目の話をしているんだ」
「そうか」
 やれやれと言わんばかりに大仰な仕草で肩を竦めたマオに、僕は適当に相槌を打つ。
「人間の目ってさ、虹彩が人それぞれ違うんだって。僕は人に近づきたくないから、ライで確かめようと思ってね」
「唐突だな……でも僕で確かめるって、比較対象がいないだろう。あと僕には近づいていいのか?」
「大丈夫! ライの心は静かだからね。嘘つきでもないし、そこまで辛くないんだよね~。あとでC.C.の瞳の虹彩と比べさせてもらうんだ!」
 うきうきとC.C.の名前を出したマオに、僕は眉を顰めた。C.C.は明らかにマオと距離を取っているが、こんな至近距離の接近を許してくれるのだろうか。
 案外、拳銃を首元に押し付ける勢いで拒絶されるんじゃないだろうか、そんなどうしようもないことを考えて、僕は再び溜め息を吐き出した。
 脈絡もなく脳裏に浮かんだ光景は、マオに筒抜けだろう。機嫌を損ねなければいいのだが。
「エリア11にはいいことわざがあるよねぇ。嫌よ嫌よも好きのうち、ってね。C.C.は照れ屋だから、ちょっと恥ずかしがってるだけなのに」
「そうか……」
 C.C.の拒絶は本物の気がするが……これ以上深く考えると思考を読むマオの機嫌を今度こそ悪くするだろうと思って、どうでもいいことに考えをシフトさせる。
「マオは元々の瞳の色は何色なんだ?」
「どういうこと?」
「今はギアスの暴走状態で赤み掛かっているだろう。元は何色なのかな、と」
「忘れたなぁ。自分の目とか、興味なかったし」
「……ふうん」
 C.C.に尋ねれば教えてくれるだろうか、ふとそんな風に考えた瞬間、脳裏に過っていた人物の声が耳朶を付いた。
「おい、お前たち。いちゃつくなら他所でやれ。ここは裏路地とはいえ、すぐそこは表通りだぞ」
「?!」
「わぁ、C.C.だ!」
 びっくりして声のした方を振り向くと傲岸不遜の魔女が腕を組んで立っていた。
 無邪気に喜ぶマオと僕を交互に見て、C.C.は深い息を吐き出した。
「お前たちがそういう関係だとはな」
「はっ?!」
「キスでもするのかと暫く見ていたんだが、緊張しているのか? 背を押してやった方がよかったか?」
 C.C.のあまりの言い分に、僕は目を見開いて抗議の声を上げた。
「まってくれ! どんな冗談だ?!」
「自分たちの状況を客観的にみてみろ」
 C.C.の指摘に、思わず眼前にいるマオを見る。サングラス越しの赤く染まった瞳が見える、マオの顏。吐息が当たる距離だと最初に思った。それは、確かに。C.C.の言うような誤解をされても仕方ない。
 ようやっと自分の状況を理解して、僕はマオから飛び退るように距離を取った。C.C.に視線が釘付けのマオは僕の行動に欠片も反応しない。
「誤解だ!」
「そうか。今度から邪魔されたくなければ、どこか室内でやれ。私は帰る」
「僕も一緒にいくよ、C.C.」
「私は一人で帰る」
「まってよ、C.C.!」
 くるりと背を向けたC.C.と、僕なんて意識から完全になくしている様子のマオがC.C.を追いかけていく。僕は一人、裏路地で茫然と取り越された。
(マオの瞳はあれはあれで綺麗で……いや、何を考えているんだ?!)
END
【アシュライ/お題】(現パロ)
 アシュレイと僕はいわゆる恋人同士だ。
 家が隣同士で、幼少期から家族ぐるみの付き合いがあった。妹もアシュレイにはよく懐いているし、アシュレイの部活の後輩たちも僕によく懐いてくれている。
 親友で幼馴染。そんな関係が『恋人』に変わったのは、高校の卒業式の日だった。
 僕もアシュレイも群がって来る女の子たちに、学生服のボタンというボタンをむしり取られて、もみくちゃにされて、何故か髪の毛まで欲しがられて引っ張られて、散々な姿で合流した。
 卒業したという感動より、女の子たちのインパクトというか恐怖のほうが数倍すごくて、二人して「女(の子)って怖い(なぁ)」と遠い目になっていた。
 アシュレイのお母さんも僕の母親も仲良しだから、帰りは二人で帰って来なさいと二人揃って遅いランチにいってしまっていたので、ぼさぼさの髪を整える気力もないまま、ボタンがむしり取られてだらしない制服の着崩し方をしながら、僕とアシュレイは帰路についた、
 桜が舞い散る中、河川敷を二人であるいた。いつもだったら、色んな話題で盛り上がるけど、その日はお互いに無言で。
 そうして、桜並木の終わる河川敷の端で、僕はアシュレイに告白された。
「ライ、お前が好きだ。親友で幼馴染も悪くねぇけど、ちょっと物足りなくなってきた。俺のものになれよ」
 中々熱烈な愛の告白だった。僕はまさかアシュレイに告白されるなんて思ってなくて、でも全然嫌じゃなかった。むしろ、嬉しさすらあって。
 珍しく、顔を真っ赤にしているアシュレイの卒業証書が握られていない方の手を取った。
「僕でいいなら」
 そうして、高校を卒業したその日、僕らは恋人同士になった。
 僕とアシュレイは大学進学と同時に一人暮らしが決まっていた。
 僕もアシュレイも実家がそれなりにお金をもっていたから、大学近くのマンションの一室を借りている。とはいえ、一人暮らし用の割とこじんまりした部屋だけど。
 恋人同士になったこともあって、僕とアシュレイは頻繁に互いの部屋を行き来している。
 中でも、料理が壊滅的な僕を心配したアシュレイが、夕食は必ずご馳走してくれていた。
 アシュレイの部屋で食べる事もあれば、僕の部屋まできてアシュレイが手料理を振る舞ってくれることもある。アシュレイは性格に似合わず器用で、とはいっても作るのは時短レシピの男の料理!って感じのものばかりだけど、食べ盛りの僕たちにはちょうどよくお腹に収まる。
 今日もアシュレイに誘われて、アシュレイの部屋を訪ねる途中だった。
 大学で合流して、二人で買い出しをして贖罪を手にエレベーターに乗った。アシュレイの部屋は五階だ。僕もアシュレイも体力はあるから、階段でも問題ないけど、ちょっとだけ疲れるから、基本的にエレベーターを使う。そもそも階段は緊急時用のものとして作られているのだろうし。
 エレベーターには誰もいなかった。人目がないから、そっとアシュレイに近づけば、気づいたアシュレイが悪戯気に笑って、ぐいっと腕を掴まれる。
「うわっ」
 思わず体勢を崩した僕をスーパーの袋を持っているのに器用に受け止めて、アシュレイは掠めるようなキスをしてきた。驚いて目を見開く僕の前に、獰猛な肉食動物の目が飛び込んでくる。思わず体が引けて、だん、と後ろに強く足を踏み出してしまった。
 そのせいか、エレベーターがガタン、と止まった。慌ててさらにアシュレイと距離を取る。
「閉じ込められたか?」
「不具合、かな。普段ならこの程度で止まらないし……警備会社に通報する?」
 エレベーターの通報ボタンを指差した僕に、アシュレイが「あー」と間の抜けた声をだした。らしくないな、とアシュレイを見ているとアシュレイが、指先でちょいとエレベーターの隅を指差した。
 視線をそちらに向ければ、そこには万一に備えた防犯カメラが。
「……、……っ?!」
「ばっちり映っちまったなぁ」
 どこか楽しそうに笑うアシュレイに、僕は顔が真っ赤になる。僕とアシュレイは同性同士だ。そんなことに関係なく僕はアシュレイが好きだけど、世間一般にどう思われるかくらい知っている。
「……アシュレイ」
「なんだ?」
「一週間キス禁止!」
「はぁ?!」
「絶対警備会社の人防犯カメラチェックするだろ! 羞恥で死ねる……!」
「舌突っ込んだわけじゃねぇんだぞ!」
「そういう問題じゃない!」
 結局僕たちはエレベーターの異常に気付いた警備会社の人たちが駆け付けてくれるまで、狭い密室の中でぎゃいぎゃいと今後のキスについて騒ぎ合っていた。
END
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ロスカラでルルライ中心に色々書きます【2】
初公開日: 2020年04月18日
最終更新日: 2020年04月18日
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