最近の雨続きのせいか、日がな一日ぐったりしてることが多くなってる人形使いです。これはいかんということで映画館に行ってきました。
 というわけで今日見てきたのはこの作品!
 見よう見ようと思ってたものの、気がつけばどこも上映終了もしくは早朝のみになってると思いきや、TOHOシネマズなんばにてまだ上映してることがわかったのでさっそく見てきました。
 久しぶりにレイトショーというか上映終了が23時を超える回を見てきたので、帰りの電車が最終便になってしまいました。
 平和な街、オーク通り(ストリート)。そこに住むプラット一家は、夫婦仲が多少ギクシャクしているもののまあ平和に暮らしていました。
 そんなある日の夜、屋外で激しい風とともに謎の光が発生。そして朝、一家が目を覚ますと、見慣れた街の周囲は熱帯林に囲まれていました。
 そこから現れる恐竜の群れ! プラット一家は近隣の土地ごと2億年前の恐竜全盛期に転送されてしまったのです。軍人でもヒーローでもないプラット一家はこの異常事態をどうやって乗り切るのか!?
 見たあとの率直な感想はうーんまあまあかなといったところ。というか本作の主役は実質的に恐竜(の映像)であり、プラット一家を含むオークストリート部分は文字通りの背景だったと感じました。
 まず基本的に人間側に為すすべがない。前述の通りプラット一家は普通の家族であり、周囲からも断絶されているので襲い来る恐竜に反撃するすべがありません。武器もせいぜいが猟銃とかおもちゃの弓矢とかだけなので注意をそらすのが関の山。なのでエンターテイメント展開の一つである「強大な敵に弱者が知恵と工夫で一矢報いる」といった展開はありません。人間側は基本的に逃げるだけというのがやや物足りない感じでした。
 なので、ラストで元の時代に戻るためのポータルを発見してなんとか現代に戻ってきたというシーンもあんまり達成感が感じられませんでした。
 もちろんこの点は、「そこにいるだけで恐ろしい」という恐竜の絶対王者感の演出に役立ってはいました。ろくな武器もなくて立てこもるしかないなら人間に対抗手段なんてそもそもないよなあという。
 また本作、いきなり恐竜チャンピオンであるティラノサウルスなどの大型恐竜を出さなかったのはうまいと思いました。恐竜が本格的に姿を現すまではけっこう焦らすんですが、最初に遭遇するのが小型の「トロオドン」だったのがうまい。大型恐竜なら必然的に姿が見えてしまうところを、小型の恐竜が物陰を走り回ってるところから焦らすので恐怖感を煽ってくれます。と同時に、生身でろくな武器もない人間ではこのサイズの小型恐竜にも太刀打ちできないという印象を与えた上でそれよりも遥かに巨大で凶悪な大型恐竜を出す!という演出もよかった。うん、やっぱり本作は恐竜のための映画だわ。
 特に怖かったのは体長12~15m、体重約1トンの巨大ヘビ「ティタノボア」でしょう。これが室内という安全地帯にいつの間にか忍び込んでるという恐怖! 屋外でアロサウルスに襲われるのも恐怖ですが、こういうのに閉所で襲われるのもかなりの恐怖だったので、今作の個人的にMVPはこいつです。
 まあかように恐竜は魅力的なんですがストーリーとキャラはかなり薄味。ラストで父親がピザの宅配バイトをしてたことが起死回生の一手になるのは面白かったですが、人間側の知恵が働いたのがここだけというのがけっこうな物足りなさを感じました。
 ただ、この非常事態に「プラテオサウルス」らしき恐竜が交尾をしてる場面に出くわして思わず笑ってしまい、おまけに記念写真を撮影してしまうシーンは好き。あそこが人間側のいちばんの見せ場だったかもしれない。本作は基本的に絶体絶命の状況が続くシリアスな作品で人間側も為すすべなくバンバンやられてしまいますが、そんな状況でもこういうところでそんなことをやれてしまうのもある種の「強さ」なのかもなーとも思いました。
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TOHOシネマズなんば「オークストリートの異変」見てきました!
初公開日: 2026年09月20日
最終更新日: 2026年09月20日
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