*ロスカラ関係のみリクエスト受け付けています。
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(CPと女体化かどうかと、簡単なシュチュエーションををください)
*Twitterに纏めたのをアップしたので、一度作品を消します。
【ライカレ/お題】(現パロ)
カレンと旅行に着ている。場所は京都。旅行地としては鉄板だろう。
一日目は移動と、金閣寺を見て、宿でゆっくりした。
カレンが選んだ宿の料理はとても美味しくて、温泉も色々と効能があって気持ちよかった。宿の居心地は百点満点だ。さすがカレン。
二日目は、朝早くに宿を出て、レンタル着物を駆りて、ゆっくりと京都の街並みを観光することになっている。
カレンは黒地に赤い椿の花が美しい着物姿。帯は橙色でアクセントが聞いていて趣味がいい。
恋人の贔屓目を抜きにしても、赤い椿の模様とカレンの赤い髪との相性はばっちりで、いつもより三割増しでかわいい。……嘘、いつもの倍以上かわいい。いや、それも嘘だな。カレンは何を着ても似合うから。
僕は無難に群青色の着物を黒い帯で止めている。カレンが見立ててくれたので、似合ってないことはないだろう。
カレンがお兄さんから借りてきたというカメラを片手に、京都の色んな所でシャッターを切る。桜のシーズンを狙ってきたから、どこにいても満開の桜がとても綺麗だ。
天気にも恵まれて、からっと晴れた空は、澄み渡って美しい。気温もちょうどよく、着物を着ていても肌寒かったり、逆に暑かったりはしない。
慣れない下駄にだけ、少し四苦八苦しつつ、珍しくはしゃぐカレンに先導されて、様々なお土産屋さんを冷やかしながら通りを歩く。
カレンが気に入った様子だった、うさぎの容器に入ったゆずの香りの練り香水を二つ購入する。カレンの分と、お揃いで僕の分。香水には全く興味はないけれど、テスターで嗅いだ香りは好みだったし、男の僕がつけていても違和感もなさそうだったから。
カレンとお揃いの匂いをさせる、っていうのは中々そそるものがあると思うんだ。カレンに内緒でこっそり購入したから、宿に戻ったら渡して驚かせよう。
ほかにも大学の友達のお土産に、こけしの頭が持ち手になっている折り畳み傘をカレンが購入するのを眺める。どういうチョイスなんだろう、それ……。とは思ったが口には出さない。折角カレンが上機嫌なのに、水を差す気はさらさらない。
ほかにも京都特有……いや、お土産屋さん特有の良く分からないお土産を楽しげに選ぶカレンと並んで、僕もルルーシュやスザク、リヴァルのお土産を選ぶ。
中高と生徒会に所属していたので、三人とは気心の知れた友達だ。大学は学部こそばらけたが、同じ大学なので講義の空き時間にでも渡しに行けばいい。
僕がいかなくても、スザクとリヴァル辺りは勉強で泣きついてきそうだけど。学部が違うのに、僕の方が二人より勉強が出来るのはなぜなのだろう。
流石にルルーシュが訪ねてくることはないが、逆にルルーシュとは図書室でよく遭遇する。
男三人からのお土産はあらかじめ希望を聞いて来た。リヴァルが「変な味のする八ツ橋」スザクが「清水寺のお守り」ルルーシュは「ナナリーと一緒に楽しめるもの」
ルルーシュの希望は希望じゃない気がする……そして一番ハードルが高い。
リヴァルにはサイダー味の八ツ橋を、スザクのお守りは明日清水寺に行くときに買えばいい。問題はやっぱりルルーシュだ。
通りのお土産屋さんを一通り見て回って、カレンが友人へのお土産をちゃくちゃくと決めていく中、どうしてもルルーシュだけがネックだ。
とうとう通りの最後のお土産屋さんでもこれだと思うものを見つけられなくて、僕は諦めてカレンに相談することにした。
「カレン、相談なんだけど」
そう言って切り出した無いように、カレンは「ルルーシュらしいわね」と笑った。
そうして、つい、と先ほどまでいたお土産屋さんを指差す。
「絵葉書とかどうかしら。旅先の定番よ。ナナリーとルルーシュに一枚ずつ。短い手紙を書けば完璧よ」
「……そうかな?」
「ええ!」
カレンが自信満々にいうのだから、きっとそうなのだろう。僕はカレンを連れて出てきたばかりのお土産屋さんに戻った。絵葉書のコーナーで、唸ること十分。僕はルルーシュに銀閣寺の写真のついた絵葉書を、ナナリーには晴明神社の写真のついた絵葉書にすることにした。
ルルーシュに銀閣寺の絵葉書にしたのは、今回金閣寺にはいったけど、銀閣寺に行く予定がないからだ。金閣寺の写真は昨日たくさん撮ったから、そっちがいいといわれたら、それを現像して渡せばいい。
ナナリーの絵葉書に晴明神社を選んだのは、最近お気に入りの漫画で安部晴明が活躍していてハマっているといっていたから。京都旅行を教えた時に「聖地巡りがしたたいです……!!」と随分羨ましがられたので、そこを考慮してみた。
選んだ理由をカレンに伝えれば、カレンも「いいじゃない。きっと喜んでくれるわ」と太鼓判を貰ったので、安心して購入した。
カレンにお土産は全て買ったのか尋ねたら、八つ橋が美味しいお店は明日行くから、そこで八つ橋を家族と家族ぐるみで仲のいい人数分買えばお土産は終わりだそうだ。
朝早くに着つけてもらって、九時には観光にでたのに、あちこち歩きまわっていたら、すっかりお昼だ。
「お昼ご飯はどうしようか?」
「そうねぇ。折角だから、京都名物が食べたいわね。どこかにいいお店はないかしら」
「下調べしてないのか? 珍しいな」
「たまには行き当たりばったりも素敵じゃない。一期一会の出会いも大事にしなくちゃ」
「そうだね」
カレンの言葉に素直に頷いて、僕たちはお土産を揺らしながら昼食を食べるお店を探すことにした。
途中、また桜並木の美しい道路があって、カレンが昼食のことを忘れたんじゃないかってくらい熱心に写真を撮っていると、通りがかりの外国人に話しかけられた。
「とても素敵な着物ね! あちらの彼女は恋人?」
「はい。そうです」
外見はばっちり外国人だけど(僕はあまり人のことを言えない外見だが)流ちょうな日本語が飛び出してきてちょっと驚いた。英語もそれなりに話せるけど、日本語の方が会話は楽だ。
人懐っこそうな笑みを浮かべた金髪の美女と呼んで差支えの無い僕より年上だろうお姉さんは、にこにこと笑いながらカレンを指差した。
「彼女とのツーショットは撮った?」
「……あー……まだ、です」
観光地にいるのだから、ツーショットを取りたいが、京都は流石観光名所なだけあってどこも混んでいるし、人の流れが速いので、通りすがりの人に声を掛けるのもなんだか躊躇ってしまって、結局カレンが桜を背景に僕を撮ってくれたり、逆に僕が桜を背景にカレンを撮ったりの、お互いの撮りあいはしたが、揃ってシャッターの中に並ぶことができていない。一応自撮り棒もカレンが持って来ていたが、人でごった返す京都で使うのは、あまり現実的ではなかった。
「まぁ、もったいない! 私がとってあげるわ! お嬢さん、カメラを頂戴!」
お姉さんは僕の言葉に目を見開くとすぐにカレンを呼んだ。ちょっと前から僕たちのほうを伺っていたカレンがきょとんとした顔で、でも反射的にカメラを差し出す。
「さあ、並んで。シャッターチャンスは短いわ!」
確かに、いまはお昼時だからか、人が少しだけ少ない。
今なら邪魔にならずツーショットを取れそうだと気づいて、僕は慌ててカレンの手を取った。
「だめだめ! もっとくっついて! ほら、笑って!」
けど、ダメ出しをされる。カレンと顔を見合わせて、僕は意を決して、カレンの肩を抱いて、ぐいっと自分のほうに近づけた。
僕の胸元にカレンが倒れ込むように近づく。ひゅう、と口笛が聞こえた。
「そのままこっちに笑顔よ! そう! 最高だわ! ビューティフル!」
お姉さんが歓声を上げる。僕はちらりとカレンを見下ろした。身長差で、カレンの長い睫毛と桃色に染まった頬が良く見える。
実は僕の心臓も結構煩いんだけど、カレンにばれてないといいな。そんな心配も吹き飛ぶ可愛さだ。僕の恋人が可愛くて心臓がいたい。幸せにな痛みだ。
そのままお姉さんがシャッターを三回切った。
にこにこ笑って近付いて来たお姉さんから、カレンを抱きしめていた手をとってカメラを受け取って礼を告げる。
「バーイ!」
手を振って元気に去っていくお姉さんに軽く頭を下げて、ぼうっとしているカレンの顔を覗き込んだ。
「カレン?」
「?! な、なんでもないわ!」
カレンはぷいっとそっぽを向いて、すたすたと歩きだした。多分本当はもっと早く歩きたいんだろうけど、下駄に慣れてないからいつもよりはゆっくりなスピードだ。
そんなカレンの後ろをゆっくりとついていきながら、僕は先ほどみた、過去最高にかわいいカレンの表情を心のアルバムに深く刻んだ。
照れからだろう、バラ色に染まった頬。ふっくらとした口紅を塗った赤い唇。まんまるに見開かれた空色の瞳。今すぐ抱きしめて、独り占めしたくなる愛らしさだ。
ああ、まったく、僕の恋人が可愛すぎる!!