テストです
煉義全年齢で0時まで
車の中5w1h
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 低いエンジン音の合間、フロントガラスに積もっていた雪をどける音が聞こえる。一日中大雪の中に放置された車はすっかり凍りついていて、よけきれない氷で視界は塞がっていた。白い息を吐きながら。煉獄が車内に戻ってくる。運転席の彼は厚い手袋を外し、助手席の同僚にむけて言った。
「そこにしまってくれ」
黙ってうなずいて、同僚──冨岡義勇は手袋をダッシュボードにしまった。
 教師の仕事はもともと拘束時間が長いが、今日は特に試験の採点で遅くなっていた。できるなら持ち帰りたいのだが、最近はそれも許されない。ひと段落ついて冨岡が帰る頃にはすっかり雪が積もっていた。膝までの雪にうんざりしていると、車で通勤している煉獄が声をかけてきたのだ。
 一緒に帰らないか。ずいぶん久しぶりに言われたなと冨岡は急に懐かしくなった。二人はこのキメツ学園の卒業生で、同じ部活の先輩後輩だった。
 一緒に帰りませんか。その頃も同じように誘われた。あの時、ちゃんと一緒に帰っただろうかよく覚えていない。その頃の冨岡は、下宿先の食事当番だとか、スーパーのナイトセールだとかがもっぱら頭をしめていた。
「助かる」
 冨岡がそう返すと、煉獄はふっと人懐こい顔をさらに緩めて、少しも疲れの見えない声で車まで案内した。
案の定、車は雪に埋もれていた。大きなクリームケーキのような塊に迷わず手を突っ込んでドアをあけ、エンジンをかけて自分を助手席に座らせた。
終わります!ありがとうございました!
コーヒー
春、雪解け
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初公開日: 2020年04月16日
最終更新日: 2020年04月16日
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