この先立ち入り禁止
 人と人の関係というものは、これが正解、と決まったことなどない。ただ、やはり相手の立ち入ってほしくないところを見極めて関わるのは、どんな相手でも大事な事かと思うのだ。人間、生きていれば他人に知られたくないことのひとつやふたつあるだろう。
 ただ、この人――今となっては我が師であるホークスには、立ち入れないところが多すぎた。なので、ホークスとの会話はいつも綱渡りでもしている心地だ。まあ、聞いてほしくないことや言えないことは嫌な顔もせずに「内緒」なんて言ってくる彼だから、大した気は使っていないのだけれど。
 そんな彼との付き合いも長くなり、当時は答えてもらえなかったような話も、今では答えてくれるようになった。例えば、弱点の話なんかがいい例だ。彼にとっては弱点を知られたところでそれより速く処理すればいいだけのことだから、あまり知られても問題のないことではあったのかもしれない。でも、弱みを明かしてくれたようで、俺はなんだか嬉しかったのを覚えている。
 学校を卒業して、正式にホークスの事務所にサイドキックとして就職して、職場体験から数えればもう三年ほど彼と過ごしたことになるが、今では大抵のことは包み隠さず答えてもらっているような気がする。
 最初に比べて彼も随分俺に甘くなったものだな、と思う。聞いたことへの返答だけでなく、何かと世話を焼いてくれたり、ちょっかいをかけてきたり、なんとなく可愛がられているのを感じることが多くなった。同じ空を飛べる――彼に言わせれば鳥仲間だから、だろうか。
 ふと気になって、俺はある日直接尋ねてみた。
「ホークスは随分と俺に甘いですよね。何故ですか」
「えっ……甘い?」
「ええ」
 問い返してくるホークスは目をぱちくりとさせていた。まさに青天の霹靂、とでもいった風だ。ホークスは「うそ」「そんな」などとぶつぶつ呟きながら顔を覆う。
「鳥仲間だから、ですか」
「あっあー、そうそう! それ!」
 そうホークスは目を逸らしながら同意してくる。この反応。違う理由がありそうだ。しかし、なんとなく踏み込めない気配を感じた俺は「そうですか」とそこで引き下がった。ここで踏み込んだら師弟の関係が何か変わってしまう気がして。
 立ち入り禁止の黄色いテープ。破って踏み込んだら、一体何が待っていたのだろう。
 いつか俺の覚悟が出来たら、その時は。
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19:32
ななし@76bcd6
つぐもだけど、よく考えたら私読めないじゃんね。
19:53
早倉ゆき
よまなくていいよ
20:07
早倉ゆき
なんとなく進んでるの見張ってて
20:28
ななし@5134ec
はーい
32:54
早倉ゆき
おわった!
33:04
早倉ゆき
次何かこう
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