420字の話を書きます。
お題は「架空の植物」
『「コノハナサクヤ」プラネッタ博士により開発された有機コンピューター。植物の機構を利用して情報の伝達、処理、分析を行う。樹木の外観を持ち、季節毎に花をつける。花弁、葉などの色、形は気候や土壌の性質によって変化する。人間とコミュニケーションが可能な株も存在する。』
これを使います。
プラネッタ博士のプラントは森の中にある。樹木が出荷商品のコンピューターそのものだからだ。木立の間を抜け、歩き回り、眺め、時には木肌に掌をあてる。何か不具合があれば、博士の出番だ。
「つまりギャルゲー?」
妹夫婦から預かった甥が口を出す。
「ギャルゲー?」
甥はスマートフォンから顔を上げようともしなかった。
「そう。伯父さんは、こいつらの面倒を見て機嫌を取ってるんだろ? 何でそんなことをやってるわけ?」
「植物は何にもまして美しい。季節ごとに花を咲かせ、実をつける。葉脈の妙なる調べ」
「着替えのバージョンが複数あるのか。それをコンプリートしたいってこと? あと入浴シーンとか?」
博士は甥の手元を覗く。
「そのゲームと私の仕事に繋がりがあるとは思えないが」
画面の中ではグラマラスな女性が服を着替えていた。
「ミニゲームでドレスを手に入れたから、この女は下着姿を見せてくれる。ボーナスだよ」
改良した肥料を与えた樹木は花を多く咲かせる場合があった。あれは「ボーナス」だろうかと博士は思案する。
「このゲームの結末は、どうなるんだ? この女性たちは、きみのものになるのかね?」
呆れた顔で甥は博士を眺める。
「何それ? 違うよ。みんないなくなる。ゲームの中のキャラクターだもの。ぼくと何の関わりもない」
植物の形態を持つ有機コンピューターも出荷され、ここを出ていく。博士と木々は別々の次元に住む生物だ。
「きみの論は一理ある」
博士は頷いた。
このままだと600字以上あるので420字なるよう整えます。
掌編以下の字数なので構成やプロットはありません。
アイデアだけを書いています。
下記を修正していきます。
プラネッタ博士の工場は森の中にある。森の樹木が彼の発明したコンピューターだからだ。常に木々を見守る。それが博士の仕事だ。
「つまりギャルゲー?」
小学生の甥が口を開く。
「ギャルゲー?」
甥はスマートフォンから顔を上げようともしなかった。
「だって、こいつらの面倒を見たり、機嫌を取ったりしてる」
「いかにも。彼らは季節毎に花を咲かせて私を楽しませてくれる」
「パターンが複数あるのか」
博士は甥の手元を覗く。
「そのゲームと私の仕事に関係があるかな?」
画面の中の女性は脱衣の最中だ。
「ドレスの効果。それで下着を見せてくれる。ボーナス」
肥料を与えた樹木は花を多く咲かせる。あれは「ボーナス」だろうかと博士は思案した。
「ゲームの結末は? この女性は、きみのもの?」
呆れた顔で甥は博士を眺める。
「違う。消えるだけ。ゲームの中のキャラクターだもの」
コンピューターも出荷され、工場を出ていく。博士との繋がりも、そこまでだ。
「一理ある」
博士は頷いた。
420字になりました。
タイトルは「ギャルゲー」。
ご覧くださいまして、ありがとうございました!
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